タコイカウイルス
タコイカウイルスとは、2009年に登場しファイル共有ソフトなどを通じて感染を広げているトロイの木馬の通称である。トレンドマイクロが報告している。
タコイカウイルスは、「(動画タイトル名).mp4(長いスペース).scr」のようなファイル名となっている。「.mp4」が「.avi」の場合などもあるという。これによってユーザーがMP4形式やAVI形式の動画ファイルと誤認して実行することを誘う。実際の拡張子はスクリーンセーバー用の「.scr」であり、実行可能ファイルの形式となっている。
タコイカウィルスが実行されると、はじめに動画ファイルが再生され、ファイルが実際に動画ファイルであるように見せかけようとする。その後、PC内の保存されているファイルをタコやイカのイラスト画像で上書きする活動を行う。表向きはそうした派手な活動を行う一方、裏では別のウィルスが作成され、情報漏洩などの活動が行われている可能性もがあるという。
トレンドマイクロは2009年末に、公式ブログにおいて、年末年始におけるセキュリティ対策の再確認を促す際の感染被害の例としてタコイカウィルスを取り上げ、USBワームやワンクリ詐欺などと共に注意を呼びかけている。
参照リンク
年末年始におけるセキュリティ対策の再確認 - (トレンドマイクロ セキュリティブログ)
原田ウイルス
(タコイカウイルス から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/23 06:50 UTC 版)
原田ウイルス(はらだウイルス)は、主にファイル共有ソフトであるWinnyやShareなどを介して感染するコンピュータウイルスである。
- ^ “Winnyの「原田ウイルス」作者に、懲役2年・執行猶予3年の有罪判決”. Internet Watch (インプレス). (2008年5月16日) 2023年3月20日閲覧。
- ^ “ウイルス亜種100種作成多重感染型も大学院生供述”. asahi.com (朝日新聞社). (2008年1月25日). オリジナルの2008年1月28日時点におけるアーカイブ。 2023年3月20日閲覧。
- ^ “大阪電気通信大学が謝罪、「原田ウイルス」作者の大学院生逮捕で”. INTERNET watch (インプレス). (2008年1月25日) 2023年3月20日閲覧。
- ^ “ウイルス作成者に有罪…京都地裁判決”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2008年5月17日). オリジナルの2012年9月18日時点におけるアーカイブ。 2023年3月20日閲覧。
- ^ “PCファイル→イカ・タコ画像 ウイルス作成容疑で逮捕”. asahi.com (朝日新聞社). (2010年8月4日). オリジナルの2013年9月26日時点におけるアーカイブ。 2023年3月20日閲覧。
- ^ “イカタコウイルス作成者に実刑判決 「器物損壊」認定”. ITmedia ニュース (アイティメディア). (2011年7月20日). オリジナルの2011年7月22日時点におけるアーカイブ。 2023年3月20日閲覧。
- ^ “「イカタコウイルス」作成男、2審も実刑判決”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2012年3月26日). オリジナルの2012年3月29日時点におけるアーカイブ。
- 1 原田ウイルスとは
- 2 原田ウイルスの概要
- 3 症状
- 4 作成者
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