さまざまな大豆加工食品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 21:40 UTC 版)
現在日本でよく知られている大豆加工食品には以下のようなものがある。 大豆の原形をとどめるもの 乾燥大豆 - 大豆を保存する際の基本形であり、数時間以上水にもどしてから調理に用いる。また節分時のようにそのまま「炒り豆」にすることも。 煮豆 - 味をつけずに煮た「水煮」は調理に用いられる。保存のきく缶詰やレトルトパックに個装されて市販もされている。枝豆も参照。 甘納豆 大豆を粉砕したり搾ったりしたもの 大豆油 きな粉 ずんだ - 未成熟の青い大豆を茹でてから粉砕し、砂糖または塩を加え餡仕立てにしたもの 打豆(かち豆)- 大豆を粗く粉砕して乾燥させたもの。さまざまな調理に用いる。 呉 - 水煮した大豆を摩砕した状態のもの(豆乳とおからに分離する前段階のもの)豆乳 - 呉を布などで搾って得られる液体ゆば - 豆乳を加熱して生じる皮膜 豆腐 - 豆乳ににがりを加えて凝固させたもの油揚げ - 薄切りにした豆腐を揚げたもの 生揚げ、厚揚げ - 厚く切った豆腐を揚げたもので、内部に豆腐のままの部分を残している。 がんもどき - 水気を絞った豆腐に具材を混ぜて油で揚げたもの 揚げ出し豆腐 - 豆腐に片栗粉などをまぶして揚げたもの 豆腐干 - 豆腐をよく搾って作る中華食材 高野豆腐 - 豆腐を凍結したのちに乾燥させたもの 豆腐の味噌漬け 豆腐餻(とうふよう)、腐乳、臭豆腐(しゅうどうふ) - 豆腐の発酵食品 豆腐ハンバーグ、トーファーキー ごどうふ - 豆乳に葛粉などを加え、加熱して固めたもの 豆汁 - 豆乳を発酵させたもの おから - 呉から豆乳を搾ったあとの皮や繊維質を中心とした残りの部分 大豆ミート - 大豆を食肉(ミート)のような食感に加工した食材。ハンバーグや唐揚げなどに使われる。 ソイペーパー - 加熱後に潰して海苔のように薄く加工した食材 大豆を発酵させた加工食品 醬油 もろみ ケチャップマニス - インドネシアの醬油 味噌 納豆豆豉(とうち) - 塩辛納豆様の物を乾燥させて作る中華食材。豆豉醤の材料にもなる。 テンペ - カビをつけて発酵させたインドネシアの食品。 主な大豆食品(ダイズの若芽)モヤシ (未成熟のもの)枝豆 (乾燥)乾燥大豆 (粉砕せず加熱) (炒る)炒り豆 (製粉)きな粉 (煮る)煮豆 (甘煮)甘納豆 (粉砕・乾燥) 打ち豆 (圧搾・抽出) 大豆油 脱脂加工大豆 (発酵)醤油、味噌 (水とともに摩砕)呉 (圧搾した液体)豆乳 (加熱で生じた皮膜)湯葉 (にがりで凝固)豆腐 (揚げる) 油揚げ 生揚げ、厚揚げ がんもどき 揚げ出し豆腐 (凍結・乾燥)高野豆腐 (発酵)豆腐餻、腐乳、臭豆腐 (脱水)豆腐干 (葛粉で凝固)ごどうふ (発酵)豆汁 (圧搾した残り)おから (発酵) 醤油 もろみ ケチャップマニス 味噌 納豆 テンペ
※この「さまざまな大豆加工食品」の解説は、「ダイズ」の解説の一部です。
「さまざまな大豆加工食品」を含む「ダイズ」の記事については、「ダイズ」の概要を参照ください。
- さまざまな大豆加工食品のページへのリンク