かんしんとは? わかりやすく解説

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感心

読み方:かんしん

「感心」とは、心を動かされること・心に深く感じることを意味する表現である。

「感心」とは・「感心」の意味

「感心」とは、素晴らし行動言葉、状態などに心が動かされる感銘を受けるという意味で用いられる褒め言葉として用いられるのが一般的であるが、呆れる、驚くなど皮肉を込めた意味で用いられることもある。「息子厚かましさ感心する」という表現は、厚かましさ褒めるのではなく厚かましさ呆れるという意味になる。「感心」する対象文脈によって、褒め言葉であるか皮肉であるか判断しなければならない

・「感心」は目上の人に使わない方が良い
ビジネスシーンにおいても「感心」という表現頻繁に用いられているが、上司から部下もしくは同僚に対して使うのが一般的である。「感心」には相手のことを評価するという意味も含まれているため、目上の人に用いるのには向いていない。目上の人に対しては、「感動」や「感銘」という言葉を使うのが適切である。

・「感心」と「関心」の違い
「感心」と「関心」は読み方は同じであるが、意味は異なる。「感心」は素晴らし言動に心が動かされるという意味であるのに対し、「関心」は興味があるという意味となる。また、関心」は「関心する」や「関心した」などの言い方はせず、「関心がある」という言い方正しい。

「感心」の熟語・言い回し

感心したとは


感心した」とは、素晴らし言葉態度、状態などに心を動かされたという意味である。「素晴らし演技感動した」などの表現ができる。

感心するとは


感心する」とは、立派な行為優れた技術などに心を動かされたという意味である。子供褒め時に用いられることも多い。
しっかりと受け答えができる子供感心する
新し環境にすぐに順応する子供柔軟性感心する

感心を受けるとは


「感心を受ける」とは、心を強く動かされたという意味の表現である。感銘を受ける感動すると同じ意味で用いることができるが、目上の人に対して使うのは避ける方が良い

感心を持つとは


感心を持つ」とは、素晴らし行いなどに心が動かされるという意味の表現である。

感心だとは


「感心だ」とは、素晴らしい、立派だという意味の表現である。目下の者を褒め時に用い表現で、目上の人に対して使うと失礼にあたる。「未経験なのにベテランと同じペース仕事をこなすとは感心だ」、「テストでは常にクラス10以内とは感心だ」などの使い方ができる。

いつも感心しますとは


「いつも感心します」とは、いつも立派な行動に心を動かされています、素晴らしいと思います、という意味の表現である。「あなたの働きぶりにはいつも感心します」、「あなたのアイデアにはいつも感心します」など、褒め時に用い表現である。

感心しないとは


感心しない」とは、素晴らしことだとは思わないいただけないという意味の表現である。否定的な表現であるため、褒め言葉として用いることはできない。「彼の彼女への態度感心しない」、「彼のプラン倫理的な面で感心しない」などの使い方ができる。

「感心」の使い方・例文

友人の子どもたちの礼儀正しさ感心した
・この若さ2つ会社立ち上げたなんて感心する
・彼女の献身的な想いに感心を受け、彼は心を入れ替えた。
門限過ぎて戻って来ないとは、感心できない行動である。
・人が嫌がることを率先してやってくれる彼の姿勢に、いつも感心します
博物館案内してくれたガイド知識量に感心した
毎日コツコツ練習しコンクール入賞した生徒感心した
結果よりも、10年諦めず続けたという事実に感心します
彼の世渡りの上手さには感心する
・彼女は細かいことまで気配りできる感心な人だ。

関心

読み方:かんしん

よく知りたいという積極的な気持ちの意味用いられる語。「興味」とも言い換えられる。たいてい「関心を持つ」「関心を抱く」あるいは「関心を引く」といった言い回しにおいて用いられる

同音の「感心」は、心を動かされ賞賛したい気持ちになるさまを指す語であり、語義異なる。同じく歓心」も嬉しく思う気持ちを指す語であり語義異なる。

かん‐じん【勘申】

読み方:かんじん

《「かんしん」とも》朝廷で、儀式や行事などの先例典故日時吉凶などについて上申すること。勘進(かんしん)。


かん‐しん【勘進】

読み方:かんしん

考え調べて申し上げること。また、勘申(かんじん)のこと。


かん‐しん【×奸心/×姦心】

読み方:かんしん

ひねくれて悪賢い心。


かん‐しん【×奸臣/×姦臣】

読み方:かんしん

邪悪な心を持った家来


かん‐しん【寒心】

読み方:かんしん

[名](スル)恐れや不安の念で、ぞっとすること。「—に堪えない

日本人の名のある者は、これに—せざるを得んや」〈福沢学問のすゝめ

「寒心」に似た言葉

かん‐しん【感心】

読み方:かんしん

【一】[名](スル)

りっぱな行為や、すぐれた技量心を動かされること。心に深く感じること。感服。「うまいことを言うものだと—する」「あまり—できないやり方だ」

逆説的に用いて)あきれること。びっくりすること。「ばかさかげんに—する」

【二】形動[文]ナリりっぱであるとして褒められるべきさま。「親思いの—な少年


かん‐しん【感震】

読み方:かんしん

地震揺れ感じること。


かん‐しん〔クワン‐〕【歓心】

読み方:かんしん

喜ぶ気持ち。うれしいと思う心。「意中の人の—を得る」


かん‐しん【汗×疹】

読み方:かんしん

「あせも」に同じ。


かん‐しん【甘心】

読み方:かんしん

[名](スル)《「かんじん」とも》

納得すること。同意すること。

「その価値(あたい)で—して、やってやる積に約束した」〈逍遥当世書生気質

快く思うこと。満足すること。感服すること。

先言(せんげん)耳にあり、いまもって—す」〈平家・三〉


かん‐しん〔クワン‐〕【管針】


かん‐しん〔クワン‐〕【管×鍼】

読み方:かんしん

鍼術(しんじゅつ)で金属製の管に入れ、その端を指でたたいて患部刺し込む鍼(はり)。江戸時代杉山検校(けんぎょう)の創始したもの。くだばり


かん‐しん【×諫臣】

読み方:かんしん

主君諫言(かんげん)する家臣

人君にして—がなければ正を失い」〈中島敦弟子


かん‐しん【閑心】

読み方:かんしん

俗事から離れた閑雅な心。

この道はひとへに—のもてあそびなる故に」〈ささめごと


かん‐しん〔クワン‐〕【関心】

読み方:かんしん

ある物事に特に心を引かれ注意を向けること。「政治に—がある」「幼児教育に—が高まる」「周囲の—の的」


かん‐しん【韓信】

読み方:かんしん

[?〜前196中国、漢初の武将江蘇の人。項羽(こうう)に従ったのち、劉邦(りゅうほう)の将となり、華北平定斉王次いで楚王に封ぜられたが、のち淮陰侯左遷され反逆疑い呂后(りょこう)に処刑された。


かんしん 【漢神】

日本中国から伝来した神で、牛馬殺して供犠したが、七九一延暦一〇)年朝廷はこの風を禁じた

かんしん

出典:『Wiktionary』 (2021/11/28 23:57 UTC 版)

同音異義語

かんしん



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