かんが・える〔かんがへる〕【考える/▽勘える】
読み方:かんがえる
㋐判断する。結論を導き出す。「こうするのが正しいと—・える」「解決の方法を—・える」「よく—・えてから返事をする」
㋑予測する。予想する。想像する。「—・えたとおりに事が運ぶ」「—・えられないことが起こる」
㋒意図する。決意する。「留学しようと—・える」「結婚を—・える」
2 関係する事柄や事情について、あれこれと思いをめぐらす。「周囲の状況を—・えて行動する」「くよくよ—・えてもしかたがない」
3 工夫する。工夫してつくり出す。「新しいデザインを—・える」
「—・へられつる事ども、ありつる有様、願をおこしてその力にてゆるされつる事など」〈宇治拾遺・八〉
「いまだかやうの事なし。いかがあるべきと—・へ申せ」〈平家・一一〉
[用法] かんがえる・おもう——ともに精神的な活動を表す語であるが、「考える」は知的に分析することであり、「思う」は情的、感覚的な心の働きや瞬間的な判断などを示すのに用いる。「クイズの答えを考える」とはいうが「思う」とはいわない。◇大音響を耳にしてすぐ口にするのは「雷が落ちたかと思った」であり、「考えた」ではない。◇「彼女のことを思う」は、思慕したり、心配したりすることを表すが、「彼女のことを考える」と言えば、より分析的理性的にその状況について思いめぐらすことを表す。「将来は医師になろうと考えている」といえば具体的な手だてまで含めて計画していることであり、「思う」では漠然と希望しているだけという感じがする。
かんがえる
出典:『Wiktionary』 (2021/07/31 11:24 UTC 版)
動詞
活用
発音
語源
用法
他に「かんがえる」の訓をもつ漢字
同系語
類義語
関連語
派生語
翻訳
- イタリア語: pensare (it)
- インドネシア語: berpikir (id)
- 英語: think (en)
- オランダ語: denken (nl)
- スウェーデン語: tänka (sv)
- スペイン語: pensar (es)
- タイ語: คิด (th)
- タガログ語: isip (tl)
- チェコ語: přemýšlet (cs)
- ドイツ語: denken (de)
- フランス語: penser (fr) à, songer (fr) à
- ポーランド語: myśleć (pl); (思いを巡らす) zastanawiać się (pl)
- リトアニア語: galvoti (lt), mąstyti (lt)
勘
攷
考
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