RPOロケットランチャー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/10 21:43 UTC 版)
 RPO-Aの発射器（上）とロケット弾（下） | |
| RPO-A | |
|---|---|
| 種類 | ロケット弾発射器 |
| 製造国 |
 ソビエト連邦 ロシア |
| 仕様 | |
| 種別 | ロケットランチャー |
| 口径 | 93mm |
| 使用弾薬 | #弾頭を参照 |
| 装弾数 | 1発 |
| 全長 |
920mm（ロケットランチャー） 700mm（ロケット弾） |
| 重量 | 11kg |
| 銃口初速 | 125±5m/秒 |
| 有効射程 |
20m（最小射距離） 600m（有効射距離） 1,000m（最大射距離） |
| 歴史 | |
| 関連戦争・紛争 |
ソ連のアフガニスタン侵攻 チェチェン紛争 ベスラン学校占拠事件 その他多くの戦争・紛争 |
| バリエーション | RPO-A、RPO-Z、RPO-D |
概要
RPOは単発式で、折りたたみ式のトリガーグリップとフォアグリップを有する。個人携行時には背中に2基1組で携行し、携行者は他人の助力なしでRPOを取り出して射撃することができる。
RPOのロケット弾は、工場での製造段階においてキャニスター兼用のランチャーに封入されており、ランチャーは発射後に廃棄される使い捨てである。なお、ランチャーの耐用年数は10年である[1]。
弾頭
RPO シリーズには以下の3種類が用意されており、用途を表す最後のアルファベットで区別する。
これらの弾頭は、主にトーチカや家屋などの構築物や、それに立てこもる敵兵への攻撃を念頭に置いたものであり、RPG シリーズのそれとは違って対戦車用の成形炸薬弾は一切用意されていない。
実戦
一番左側の兵士がRPOを携行している
RPOシリーズは、アフガニスタンにおける軍事行動で初めて実戦投入され、山岳地帯の洞窟や家屋に立てこもるムジャーヒディーンを攻撃するのに使用された。ソビエト連邦の崩壊後もチェチェン紛争において、ロシア連邦軍がチェチェン独立派の歩兵が籠城している建物の掃討に使用している。
また、2004年のベスラン学校占拠事件においても、ロシアの特殊部隊が突入時にこれを使用している。
登場作品
関連項目
外部リンク
- KBP公式サイトの紹介ページ
- 製造会社KBP社のプロモーションビデオ - YouTube
- Modern Firearms RPO-A（英語）
- 日本周辺国の軍事兵器（中国・台湾編） - 中国製97式93mmサーモバリック弾ランチャー（日本語）
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- ^ “RPO-A Shmel”. militarytoday. 2022年10月2日閲覧。
[前の解説]
「RPOロケットランチャー」の続きの解説一覧
- 1 RPOロケットランチャーとは
- 2 RPOロケットランチャーの概要
固有名詞の分類
| 擲弾発射器 |
87式グレネードランチャー 06式小銃てき弾 RPOロケットランチャー M320 グレネードランチャー RPG-22 |
| ロケット砲 |
TOS-1 四式二〇糎噴進砲 RPOロケットランチャー 7.2インチ 対地ロケット発射器 M17 67式30型ロケット弾発射機 |
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