ソ連軍(ロシア軍)の火炎放射戦車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 08:56 UTC 版)
「火炎放射戦車」の記事における「ソ連軍(ロシア軍)の火炎放射戦車」の解説
OT-27 T-27豆戦車に火炎放射器を装備したもの。 OT-26 T-26軽戦車の主砲の代わりに火炎放射器を装備したもので、ソ連・フィンランド戦争の際広く使われた。 OT-37 T-37浮航戦車に火炎放射器を装備したもの。 OT-130 T-26軽戦車の45mm砲搭載型の主砲の代わりに火炎放射器を装備したもの。 OT-133 T-26軽戦車の傾斜装甲タイプの主砲の代わりに火炎放射器を装備したもの。 従来の火炎放射戦車は元が軽戦車だったため、打たれ弱かった反省から、中戦車T-34・重戦車KV系の火炎放射化が決定された。 OT-34 T-34の車体前方機銃を火炎放射器に入れ替え、主砲と併用できるようにした戦車。T-34-85ベースのものはOT-34-85。 KV-8 KV-1の76mm主砲を45mm砲に小型化したスペースに火炎放射器を搭載した。敵に狙われないよう、主砲はダミーの太い筒で覆ってあった。KV-1SベースのものはKV-8S。 TOS-1 T-72の車体に多連装サーモバリックロケットランチャーを装備したもの。厳密に言えばロケット砲戦車(あるいは自走式ロケットランチャー)であるが、本車はサーモバリック弾以外を装備することができないため、火炎放射戦車であるといえる(英語版の項でも「Heavy Flame Thrower System」すなわち重火炎放射システムとされている)。現在唯一現用の火炎放射戦車でもある。 BMO-1 BMP-2の車体をベースに火炎放射器隊専用に改造した装甲兵員輸送車である。内部には火炎放射器隊用の火炎放射器とRPOロケットランチャーを搭載している為、搭乗歩兵数は少なくなったものの快適な生活空間を維持している。本車自体に火炎放射機能はない。 BMO-T T-72の車体を火炎放射器隊用に改造した重装甲兵員輸送車である。RPOロケットランチャーを多数保持し、火炎放射器部隊に補給と支援を行う。本車自体に火炎放射機能はない。
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