白
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 22:15 UTC 版)
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16進表記 | #FFFFFF |
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RGB | (255, 255, 255) |
CMYK | (0, 0, 0, 0) |
HSV | (-°, 0%, 100%) |
マンセル値 | N9.5 |
表示されている色は一例です |
光源色としての白
white (webcolor) | ||
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16進表記 | #ffffff |
白は、人間の網膜の3種類の錐体(:L,M,S;(RGB表色系における)R,G,B;Red,Yellowish Green,Bluish - Purple/Purplish - Blue[1].)の全てが「対等的、均質的」に強く刺激された場合に感じる色である。それ故、全ての波長の可視光線を「対等的、均質的」に含んだ光は無彩色的に見える(黒や灰色・鼠色に見える)。更に、強く反射していれば、白に見える。そして、その光を白色光と呼ぶ。これに因んで、全ての音の波長の信号が均等に含まれた全くランダムな音の波形のことをホワイトノイズ(白色雑音)と呼ぶ。また黒から一番遠い色である。
ただ、人間の目に白く見えるためだけならば赤、緑、青の3つの光を適切な比率での混合によっても実現でき、カラーTVのブラウン管の白色はそのようにして構成されている。蛍光灯に代表される照明機器の光も、可視光の全領域において均等ではない。そのような擬似的な白色光は物体表面で反射するときの特性が本来の白色光とは異なるため、色合いがやや不自然に見える場合もある。厳密な色の比較を行うことが要求される仕事では、標準光源とよばれる太陽光に近い特殊な照明装置を使用する。
また、ウェブブラウザでwhiteと指定したときは、#FFFFFFとして定義される。
物体色としての白
白と透明
物体が全ての波長の可視光線を(ほぼ)100%乱反射するとき、その物体は白いという。色材の発色の観点から見ると、白は他の色と著しく異なる。一般の色材は白色光の中の特定波長を吸収し、残りの波長領域が目に入って色として感じられるのに対し、白の色材は特定波長を吸収しないために、白色に見える。 色材としての白の発色原理を例示的に説明すると、「透明ガラスを粉々にすると白い粉に見える」である。微細な粒子で乱反射させて白く見せているが、乱反射の効率を高めるために屈折率の高い素材が選ばれる。 塗料や顔料、絵具において白は不透明であるが(透明であれば、下層を透過して白く発色しない)、透明という事象の説明として、すりガラスの上に水を垂らすと透明になることが挙げられよう。透明というのは物質が密になり内部や外部の反射がなくなることである。このことは物理学者寺田寅彦が述べている。
自然の中では雪、雲、石英や石灰岩などで構成された白い砂浜などが、太陽光の散乱によって白く見えている(ミー散乱)。
白っぽく見せる
ワイシャツなどの衣類で、白さを強調するために蛍光染料を使用している場合がある。これは青以外の光のエネルギーを吸収して青く発光することで、黄ばむ傾向にある衣類の色合いを青めに補正して白く見せるものである。このような方法を使ったものとして、ほかには白色発光ダイオードがある。これは青色発光ダイオードに黄色を示す蛍光体をコートしたもので、発光ダイオード本来の青い光と蛍光体の黄色い光を混ぜて白い光としている。
- ^ 千々岩 英彰『色彩学概説』東京大学出版会 2001年4月 ISBN 4130820850
- ^ 太陽光の98.1%を反射」ITmedia(2021年9月21日配信)2021年9月23日閲覧
- ^ 『絵画材料事典』ラザフォード・J・ゲッテンス・ジョージ・L・スタウト著 森田恒之訳 美術出版社 1999年6月 ISBN 4254252439
- ^ 『ウィズダム英和辞典』三省堂、2007年
- ^ 『晋書』巻二十五(輿服志)
- ^ 武田佐知子『古代国家の形成と衣服制』(吉川弘文館、1984年)140頁、180頁注10
- ^ 井上光貞・関晃・土田直鎮・青木和夫校注『日本思想大系 律令』351-358頁。服色条は354頁(岩波書店、新装版1994年、初版1976年)
- ^ 内田正俊「色を指標とする古代の身分の秩序について」『日本書紀研究』第19冊(塙書房、1994年)15頁
- ^ 『古事記』中巻、倭建命が東征の帰途足柄の坂で遭った神が白鹿(岩波文庫版123頁)で、『日本書紀』では信濃国の山中とする(巻第7、景行天皇40年是歳条。新編日本古典文学全集版380-381頁)。伊吹山で遭った神が白猪(『古事記』125頁)で、『日本書紀』では大蛇とする(『日本書紀』同条、382頁)。倉野憲司校注『古事記』岩波書店(岩波文庫)1963年。小島憲之・直木孝次郎・西宮一民・蔵中進・毛利正守校訂・訳『日本書紀』1、(小学館・新編日本古典文学全集 2)、1994年。
- ^ 『日本書紀』巻第25、白雉元年2月戊寅(9日)条。新編日本古典文学全集版380-381頁。小島憲之・直木孝次郎・西宮一民・蔵中進・毛利正守校訂・訳『日本書紀』3、(小学館・新編日本古典文学全集 4)、1998年。
- ^ Heller, Eva, Psychologie de la couleur, effets et symboliques, Pyramyd. pp. 136–37
- ^ コトバンク「白星」
- ^ 米川明彦編『日本俗語大辞典(第3版)』東京堂出版 2006年 295頁
- ^ David and Michigo Young (2005), The Art of the Japanese Garden, p. 64
- ^ 関口晴利『囲碁ルールの研究』文芸社、2007年
- ^ 長谷川五郎『オセロの勝ち方』河出書房新社、2001年5月
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品詞の分類
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