白山
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地理
周辺の主な山
両白山地および石川県の最高峰である。日本ではこれより西には2,000m以上の山がないため、2,000m超級の高山として最西端の山となる[注 6]。
名称 | 標高 (m) |
三角点 等級と点名[1] |
白山からの 方角と距離(km) |
備考 |
---|---|---|---|---|
奥長倉山 | 1,711 | 北北西 7.1 | ||
七倉山 | 2,557 | 北北西 2.1 | ||
大汝峰 | 2,684 | 北北西 0.9 | 山頂に大汝神社 | |
剣ヶ峰 | 2,677 | 北北東 0.3 | 登山道なし | |
白山 (御前峰) |
2,702.14 | 一等「白山」 | 0 | 石川県の最高峰 両白山地の最高峰 日本百名山 |
白山釈迦岳[12] | 2,053.14 | 三等「釈伽岳」 | 西 3.2 | |
別山[12] | 2,399.31 | 二等「別山」 | 南 5.6 | |
三ノ峰 | 2,128 | 南 7.5 |
源流の河川
周辺の温泉
白山周辺には温泉が多い。山麓には、中宮温泉、白山一里野温泉、白峰温泉、岩間温泉、新岩間温泉、白川郷平瀬温泉、鳩ヶ湯温泉などの温泉がある。尾添にある渓谷には温泉が自噴し、温泉の成分が凝結してできた塊が塔状になって林立しているところがある。岩間の噴泉塔群[57]と呼ばれ、1954年(昭和29年)12月25日に国の天然記念物に指定された[58]。白水湖の西側の地獄谷には噴気孔があり、その周辺の温泉を利用して白水湖畔ロッジの大白川露天風呂に利用されている[59]。
周辺の加賀温泉郷[60]、庄川温泉郷、芦原温泉郷などは、白山由来の温泉であると考えられている。
周辺のスキー場
周辺は豪雪地帯で、山麓と山腹には以下の白山を冠するスキー場がある。
- 現存
- 休止または廃止
- 白山中宮温泉スキー場
- 白山瀬女高原スキー場
- 白山白峰温泉スキー場(競技用スキー場「白峰スキー競技場」として現存)
アクセス
石川県側の市ノ瀬 - 別当出合間は、7月から10月までの土曜日・休日(日曜日・祝日・お盆も含む)にマイカー規制が実施される[49]。そのため、当該区間は有料のシャトルバスでの移動となる[49]。
注釈
- ^ 1962年(昭和37年)11月12日に国定公園から国立公園に昇格し、白山国立公園に指定された。山域はその特別保護地区である。白山国立公園の概要 環境省、2011年2月11日閲覧。
- ^ 日本三大一覧#山岳も参照
- ^ 平泉(2004)
- ^ ここでいう開山は必ずしも山頂に立ったという意味ではなく「本地垂迹説に基づく白山信仰の体系化」であったとみられている[14]。一方で泰澄上人伝説をフィクションとする見解もある[14]。
- ^ 現行の文化財制度では1950年(昭和25年)8月29日に重要文化財に指定[22]。
- ^ 正確には、日本国内の2,000m以上の山として最西端に位置するのは、白山の加賀禅定道の天池付近にある2,138mの無名峰であり、日本最西端の標高2,000m以上の地点は、この無名峰の西尾根上の北緯36度11分36秒、東経136度43分32秒地点である[要出典]。名前の付いている2,000m以上の山で最西端に位置するのは、白山釈迦岳 (2,053m) である。
出典
- ^ a b “基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2014年7月30日閲覧。
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- ^ 『花の百名山』(愛蔵版) 田中澄江(著)、文春文庫、1997年6月、ISBN 4-16-352790-7、pp209-212
- ^ 『新・花の百名山』 田中澄江(著)、文春文庫、1995年6月、ISBN 4-16-731304-9、pp292-295
- ^ a b c d e f g h i j k 昭文社 2021, p. 26.
- ^ a b c d e f g “福井市から1時間半で登山口、2000メートル級の峰々が広がる白山…「いつかは」でなく今夏に登ってほしい【ふくいのそと遊び】”. 福井新聞ONLINE. (2022年7月1日). オリジナルの2022年7月1日時点におけるアーカイブ。 2023年2月17日閲覧。
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- ^ a b c d e 白山の自然誌12 白山火山 - 2018年3月、石川県白山自然保護センター
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 白山の自然誌38 白山登山のうつりかわり - 2018年3月、石川県白山自然保護センター
- ^ a b 白山比咩神社、方位盤を山頂から境内移設 雷で破損、歴史や自然物語る - 2023年12月29日、北國新聞
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- ^ a b c d e f 昭文社 2021, p. 27.
- ^ 『日本の山1000』 山と渓谷社、1992年10月、ISBN 4-635-09025-6、pp504-505
- ^ a b c 白山比咩神社公式ウェブサイト「歴史」
- ^ 山下英一「グリフィスと白山-日本は海のスイス-」(『若越郷土研究』32の3 福井県郷土誌懇談会刊 1987年 p33-43
- ^ 『白山登山のうつりかわり』石川県白山自然保護センター刊 2018年 p13
- ^ “紙本支那禅刹図式 寺伝五山十刹図・羅漢供養講式稿本断簡 道元筆・紙本墨書 白山縁起”. 石川県教育委員会文化財課 (2010年9月14日). 2023年2月17日閲覧。
- ^ 白川村 1998, p. 744.
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- ^ 『日本百名山と深田久弥』 高辻謙輔(著)、白山書房、2004年11月、ISBN 4-894-75089-9、P190
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- ^ 『コンサイス日本山名辞典』 三省堂、1992年10月、ISBN 4-385-15403-1、P410
- ^ 『北陸地方土木地質図』 1990年[要ページ番号]
- ^ 手取川流域の珪化木産地 - 文化遺産オンライン(文化庁)
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- ^ 岩間の噴泉塔群 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 白川郷観光情報 白川村、2011年2月14日閲覧。
- ^ 昭文社 2021, p. 72.
- ^ 信濃毎日新聞社 2015, p. 117.
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