渡辺正行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/06 01:22 UTC 版)
本名 | 渡邊正行(わたなべ まさゆき) |
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ニックネーム | リーダー、ナベさん、ナベちゃん、ナベどん、兄貴[要出典] |
生年月日 | 1956年1月24日(68歳) |
出身地 | 日本 千葉県夷隅郡夷隅町(現在のいすみ市) |
血液型 | A型 |
身長 | 180cm |
言語 | 日本語 |
方言 | 共通語 |
最終学歴 | 明治大学経営学部 |
師匠 | 杉兵助 |
トリオ名 | コント赤信号 |
相方 | ラサール石井、小宮孝泰 |
芸風 | コント |
事務所 | 石井光三オフィス→なべや、ホリプロコム(業務提携) |
活動時期 | 1980年 - |
現在の代表番組 | 剣道まっしぐら! |
過去の代表番組 |
森田一義アワー 笑っていいとも! クイズ世界はSHOW by ショーバイ!! アメリカ横断ウルトラクイズ さんまのSUPERからくりTV 関口宏の東京フレンドパークII あんたにグラッツェ! 完成!ドリームハウス 関口宏の東京フレンドパーク ドラマ大集合SP!! |
他の活動 | 司会者、俳優、声優、お笑いライブ主催 |
配偶者 | 既婚 |
多くの芸能人やファンたちからはリーダー、明石家さんまや島田紳助、山田邦子など同年代の芸能人からはナベ(さん、ちゃん)と呼ばれている[注釈 1]。
個人事務所・なべや所属(石井光三オフィスからの暖簾分け)で、ホリプロコムとマネジメント提携している。 ピンクの電話の名付け親である。
来歴
千葉県夷隅郡夷隅町(現在のいすみ市)出身。夷隅町立(現:いすみ市立)国吉中学校、千葉県立大多喜高等学校、明治大学経営学部卒業。明治大学落語研究会に所属し、同会に受け継がれた名跡である「紫紺亭志い朝」(6代目)を5代目だった立川志の輔から受け継いだ。
大学在学中の1977年、劇団テアトル・エコー養成所に入所し、一級上のラサール石井、同期の小宮孝泰と共にコントグループ「コント赤信号」を結成。「赤信号」のリーダーとして活躍した。1980年に関西テレビ制作の『花王名人劇場』でテレビデビューし、暴走族コントなどで人気を博す。
1988年から1996年まで日本テレビ系列で放送されたクイズ番組『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』で、逸見政孝や福澤朗を補佐するサブ司会者を務めた。逸見を立てつつ場を盛り上げる司会ぶりが高く評価され、1990年代には多くのテレビ番組でサブ司会者として起用される[1]。業界内外で「芸能界のスーパーサブ」の異名をとった[2]。
1999年9月に18歳年下の一般人女性と結婚し、44歳の誕生日である翌2000年1月24日に長女が誕生した。
若手お笑い芸人の育成にも積極的で、1986年から「ラ・ママ新人コント大会」を主宰している。同大会は所属事務所の枠を取り払った門戸の広いお笑いライブで、過去にはウッチャンナンチャンを筆頭にダチョウ倶楽部、爆笑問題、海砂利水魚(現:くりぃむしちゅー)ら、のちに名声を博すことになるお笑い芸人たちも多数出演していた。このほか、若手お笑い芸人の登竜門とされてきた[3]NHK新人お笑い大賞でも2014年から審査員を務めている。
吉本興業が主催する漫才コンクール「M-1グランプリ」では2005年・2006年・2008年・2009年・2010年・2017年大会の決勝戦で審査員を務めた。このほか、吉本興業が主催するピン芸コンクール「R-1ぐらんぷり」の2004年・2019年大会や、吉本興業が主催する漫才コンクール「THE MANZAI」の2011年・2014年大会、「G-1グランプリ2022」でも決勝戦の審査員を務めた。
2005年からは「伊東四朗一座」及び「熱海五郎一座」の舞台公演にレギュラーメンバーとして参加し、明治大学落語研究会の先輩でもある三宅裕司とともに東京喜劇の継承と発展に取り組んでいる。
人物
芸風
- コント赤信号時代に披露した暴走族やチンピラなどをネタにしたコントが好評を博し、そのコントの役柄である「リーダー」あるいは「兄貴」がいつしか渡辺の愛称として定着するようになった。コント赤信号が事実上休止状態となった後も、テレビ番組の共演者などからは「リーダー」と呼ばれることが多い。
- 「オレたちひょうきん族」では、片岡鶴太郎がビートたけしに熱いおでんを無理やり食べさせられ熱がる芸と同様に、たけしと明石家さんまにおたまでおでこを叩かれ痛がる芸を持っていた。
特技
コーラの一気飲み
- コーラ(ペプシコーラ)の一気飲みが特技である。かつてレギュラー出演していた『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ)では、一般人出場者が渡辺とコーラ(レギュラーサイズ瓶200ml)の一気飲み対決をするゲームコーナー「13日の月曜日」が設けられたが、同コーナーで渡辺はほぼ無敵を誇った。しかし、一般出場者に一度だけ負けたことがあり、終了後の楽屋にプロデューサーの横澤彪が訪れて一言「負けちゃったね」という言葉を残した際に「このコーナーは負けちゃいけないんだ」と初めて理解したとのこと。
- 『ザ・ベストテン』(TBS)でこの技を披露した際は、キリンビール(現:キリンビバレッジ)が番組のスポンサーだった都合上、キリンレモンを一気飲みした。
- 本人が打ち明けたところによると、一気飲みのコツは「無理をすること」と「我慢をすること」[4]。また、冷えたものではなく常温のコーラでないと「喉が締め付けられるために飲みにくい」と語っている。
剣道
- 剣道六段の持ち主である。中学[5]・高校と学校の剣道部に所属し、高校時代には関東高校剣道大会に出場した経験がある[6]。
- 芸能界入りしてからも『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』『SMAP×SMAP』『あんたにグラッツェ!』などの企画でその腕前を披露していたが、55歳の時に『炎の体育会TV』のシリーズ企画「体育会TV剣道部」のキャプテンに就任したことをきっかけに本格的に稽古を再開するようになった[7]。「体育会TV剣道部」では高校時代以来に受けた段位審査で剣道四段(のちに六段)に昇進するに至った[7]。
- 「体育会TV剣道部」の企画終了後も剣道の稽古を継続し[8]、2019年には第24回シニア健康スポーツフェスティバルTOKYO剣道大会(59〜64歳の部)で準優勝したほか[9]、第33回全国健康福祉祭(ねんりんピック)剣道交流大会東京都代表にも選出された[10]。
- 2020年8月29日、YouTubeにて剣道を題材にしたスポーツバラエティ番組『剣道まっしぐら!』の配信を開始した。
家族・親族
- 兄(8歳年上)と姉が一人ずつおり、兄は渡辺の出身地であるいすみ市で焼き鳥屋を経営している[注釈 2]。
注釈
- ^ さんまからはナベ、紳助・邦子からはナベちゃんと呼ばれている。
- ^ いすみ鉄道が運行する臨時急行列車のガイドアナウンスでこの店が紹介される。
- ^ 『ムーブ』時代には関口宏と、『II』時代には自身の結婚記念で、合わせて2度プレイヤーゲストとして出演したことがある。
- ^ 主に冬と夏に年2回放送された特別番組。レギュラー放送時代の『関口宏の東京フレンドパークII』に引き続き、渡辺は副支配人役として司会を務めた。
- ^ なお、同じくコント赤信号のメンバーであるラサール石井も金曜日に月1回出演している。
- ^ 月1回放送された落語協会と落語芸術協会による「チーム対抗大喜利合戦」でコーナー司会を務めた。放送の中では「審査委員長」と呼称されていた。
- ^ 番組パーソナリティーの田中裕二が療養のため、ピンチヒッターとして[14]。
出典
- ^ BS日テレ おぎやはぎの愛車遍歴:2016年4月16日放送 #164 渡辺正行
- ^ “TVで話題の東大生クイズ王・伊沢拓司が表紙を飾る『QUIZ JAPAN vol.9』が7月1日に発売!!”. PR TIMES. (2018年5月14日) 2020年12月23日閲覧。
- ^ 令和元年度『NHK新人お笑い大賞』本選出場8組が意気込み(2019年10月1日、ORICON NEWS)
- ^ 渡辺正行、"コーラ一気飲み"コツ伝授(2014年4月9日、ORICON NEWS)
- ^ 渡辺自身は中学時代、当初は野球部に1週間在籍していたこともあった。
- ^ 渡辺正行 剣道大会で3位、「ねんりんピック」東京代表に選出(2017年10月30日、Ameba News)
- ^ a b “渡辺正行64歳、剣道修業に絶賛邁進中!40歳年下の若手とも本気地稽古<動画つき>”. FITNESS LOVE. (2020年10月31日) 2020年12月26日閲覧。
- ^ “成功の秘訣は『コツコツ努力』渡辺正行さんインタビュー”. BUSHIZO. (2017年8月24日) 2020年12月24日閲覧。
- ^ “ASKA、剣道のシニア大会に出場も準々決勝敗退…剣道仲間の渡辺正行は準優勝でねんりんピック東京都代表に”. スポーツ報知. (2019年10月24日) 2020年12月24日閲覧。
- ^ “剣道五段の渡辺正行、「ねんりんピック岐阜2020」の東京都代表選手に選出”. スポーツ報知. (2020年3月17日) 2020年12月24日閲覧。
- ^ “まだまだ聴ける! 何度でも聴ける!「まんぷくミュージックリクエスト」”. TBSラジオ (2020年5月3日). 2020年6月14日閲覧。
- ^ “特別企画「本をヨムヨちゃん」 有名人のオススメ3冊をご紹介”. TBSラジオ (2020年5月10日). 2020年6月14日閲覧。
- ^ “リーダー渡辺正行、生放送中に爆笑問題に出演オファー?”. TBSラジオ (2020年7月5日). 2020年7月7日閲覧。
- ^ 渡辺正行、ラジオで“コーラ早飲み”生披露 代打出演に太田光が感謝 「持つべきものは師匠ですね」 - ORICON NEWS、2020年9月6日、同日閲覧
- ^ “田中の代役に古舘伊知郎&渡辺正行!”. TBSラジオ (2020年9月6日). 2020年9月6日閲覧。
- ^ “渡辺正行「ちょっと待ってよ! なんで冷やしてあるわけ? 笑」”. TBSラジオ (2022年4月17日). 2022年4月17日閲覧。
- ^ “プレミアムドラマ「我らがパラダイス」制作開始のお知らせ”. NHKドラマ. 日本放送協会 (2022年9月27日). 2022年9月27日閲覧。
- ^ “こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE2 UFO襲来! トルネード大作戦!!”. メディア芸術データベース. 2016年8月6日閲覧。
- ^ 「CF撮影余話」『近代企業リサーチ 7月10日』第593号、中小企業経営管理センター事業部、1989年7月10日、77頁、NDLJP:2652094/39。
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