新さくら丸 見本市船時代の概要

新さくら丸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 03:48 UTC 版)

見本市船時代の概要

  • 重量トン数 11,097t
  • 総トン数 13,082t
  • 定員 計97人
  • 乗組定員 -人
  • 長さ 175.8m 幅24.6m 深さ14.8m 喫水 -m
  • 主機と軸数 ディーゼル1基、1軸
  • 出力 21,600馬力
  • 最高速力 20.6ノット

(「学研の図鑑 自動車・船」1973年初版による)

船内(見本市船時代)

客室甲板
  • 客室
    • A客室・定員2名4室
    • B客室・定員3名28室
  • 和室
  • 手荷物室
  • プールサイドベランダ
  • プール
遊歩甲板
  • バンケットホール
  • バー
  • ベランダ
  • 会議室
  • 娯楽室
  • 貴賓室
  • 読書室
  • 食堂
上甲板
  • エントランスホール
  • 受付
  • クローク
  • 放送室
  • 事務室
  • 派遣団団長公室
  • 事務局長公室
第2甲板
  • 展示場
  • 事務室
  • 印刷室
第3甲板・船倉
  • 展示場/貨物室

客船時代

研修船・企業イベント・レジャークルーズ等の需要増加や「にっぽん丸」の老朽化を考慮して旅客定員の増加など大幅な改造を施し純客船への改造を計画[5]。改装にあたっては「研修生500名と引率者が乗船可能」「乗客全員が2交代で喫食可能な食堂」「研修生全員が講義可能かつ各種催し物が可能な講堂」「体操・球技・催し物が可能なスポーツデッキ」「教室2室」を基本要求とし[9]、展示場部分を改装し客室増設や多目的ホール、ダイニングルーム、エスカレーター、エレベーター、スポーツデッキ等を新設[10]、新設部分は1974年SOLAS条約に対応した安全設備を備えた[9]。日本で初めて建造された国際遠洋資格を持つ純外航客船として1981年末より再就航し[11]、1999年まで運航された。

船内(客船時代)

  • 客室[5][12]
    • 2人室「デラックス」:4室(見本市船から存続) - ツインベッド、収納付きデスク、冷蔵庫、ユニットバス、ロッカー[12]
    • 3-6人室「キャビン」
      • 3人室:28室(見本市船から存続) - ツインベッド・プルマンベッド、トイレ・シャワールーム、ロッカー、椅子・テーブル[12]
      • 4人室:103室(新設) - 二段ベッド×2、ロッカー、椅子・テーブル、洗面台[12]
      • 6人室:9室(新設) - 二段ベッド×2、ロッカー、椅子・テーブル、洗面台[12]
設備[12]
  • 7階
    • 操舵室
    • 無線室
  • 6階
    • スポーツデッキ
    • 診療室
    • 病室
  • 5階
    • オープンデッキ
    • デラックス客室(4室)
    • キャビン客室(3人×26室)
    • 和室
    • 洗濯室
    • プールサイドベランダ
    • プールデッキ
    • メインホールプロジェクションルーム
  • 4階
    • メインホール・ステージ(5階まで吹き抜け・520席[10]
    • ラウンジ
    • サロン
    • 図書室
    • ミーティングルーム
    • カードルーム
    • ベランダ
  • 3階
    • エントランスホール
    • ダイニングルーム(280席[10]
    • さくらプラザ(4階まで吹き抜け)
    • オーガナイザーズオフィス(4室)
    • 事務所
    • 事務長室
  • 2階
    • キャビン客室(6人×3室・4人×45室)
    • シャワールーム
    • 教室(2室)
    • 売店
  • 1階
    • シャワールーム
    • 大浴場
    • キャビン客室(6人×6室・4人×58室)

脚注

[脚注の使い方]

  1. ^ a b c d e f g h i 三菱重工業株式会社神戸造船所「巡航見本市専用船「新さくら丸」」『関西造船協会誌』第146巻、日本船舶海洋工学会、1972年、 73-84頁、 doi:10.14856/kansaiks.146.0_73ISSN 0389-9101NAID 1100038756822021年11月24日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k 巡航見本市25年の記録 - 日本産業巡航見本市協会(1981年)
  3. ^ a b c 世界の艦船(2000年3月号,p147)
  4. ^ a b c d e f g h i 世界の艦船(1972年10月号,p98)
  5. ^ a b c d e f g h i 三菱重工業株式会社神戸造船所造船設計部「外航純客船に改造された"新さくら丸"について」『関西造船協会誌』第184巻、日本船舶海洋工学会、1982年、 119-128頁、 doi:10.14856/kansaiks.184.0_119ISSN 0389-9101NAID 1100038752732021年11月24日閲覧。
  6. ^ 世界の艦船(1982年2月号,p152)
  7. ^ 世界の艦船(2000年3月号,p123)
  8. ^ 樋口治「我がデザインの年輪」『デザイン理論』第17巻、関西意匠学会、1978年11月、 54-60頁、 ISSN 0910-1578NAID 120005652165
  9. ^ a b 豪華純客船に生まれ変わった新さくら丸の改装について - 船舶1982年3月号(天然社)
  10. ^ a b c 月刊神戸っ子1982年2月号「海・船・港 日本最大の国際遠洋純客船に生まれ変わって 世界の海を駆ける新さくら丸」 - 月刊神戸っ子
  11. ^ 業界の動き 純外航客船「新さくら丸」が就航 貸切りは一日八百万円 - 海運1982年2月号(日本海運集会所)
  12. ^ a b c d e f 客船紹介編クルーズ船 商船三井客船株式会社新さくら丸 - マリンブルー・ファンタジー客船新時代の船旅ハンドブック(日本外航客船協会 1991年)


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