国鉄タム500形貨車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 04:30 UTC 版)
運用の変遷
本形式は小口輸送を中心に使われたが、その後は老朽化や小口輸送の減少により、廃車が進められた。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化に際しては日本貨物鉄道(JR貨物)へタム500形37両、タム4000形1両、タム9200形1両が継承されたが、2000年(平成12年)6月までに全廃された。
譲渡車
津軽鉄道
タム2848が1984年(昭和59年)11月1日に国鉄から津軽鉄道へ譲渡され、タム501となった。当時、津軽五所川原駅構内にある車両基地への道路事情が悪く、五能線の貨物列車も廃止されたことから購入したものである。津軽飯詰駅 - 津軽五所川原駅間で使用されたが、後に道路事情が改善されたため、使用が中止された。現在も在籍しているものの、休車状態である。
保存車
貨物鉄道博物館にはタム2920が保存されている。
脚注
参考文献
- ネコ・パブリッシング
- 吉岡心平「プロフェッサー吉岡の私有貨車セミナー」第21回「ヨンサントウと私有貨車」 Rail Magazine 1995年4月号 Vol.139
- 吉岡心平「プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑」Rail Magazine 1997年6月号増刊
- 吉岡心平「プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑 復刻増補」2008年
- イカロス出版「季刊ジェイ・トレイン」2008年 Vol.31 「現有私鉄貨車総覧」
- 鉄道公報
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
固有名詞の分類
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