国鉄タ350形貨車とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 国鉄タ350形貨車の意味・解説 

国鉄タ350形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 23:45 UTC 版)

国鉄タ350形貨車
基本情報
車種 タンク車
運用者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
所有者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
旧形式名 ア2460形
改造年 1928年(昭和3年)*
改造数 6両
消滅 1954年(昭和29年)
主要諸元
車体色
化成品分類番号 制定前に形式消滅
軌間 1,067 mm
全長 6,230 mm
全幅 2,083 mm
全高 3,162 mm
タンク材質 普通鋼一般構造用圧延鋼材
荷重 t
実容積 9.5 m3
自重 6.4 t - 6.8 t
車輪径 860 mm
軸距 3,048 mm
最高速度 65 km/h
備考 *称号規程改正年
上記寸法類は一例である
テンプレートを表示

国鉄タ350形貨車(こくてつタ350がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した貨車タンク車)である。

概要

タ350形は、1928年(昭和3年)5月の車両称号規程改正により、ア2460形6両(ア2460 - ア2465→タ350 - タ355)を改番し誕生した形式である。6両全てが鉄道省所有貨車であり私有貨車は1両も在籍しなかった。

更にア2460形 は、1911年(明治44年)1月の車両称号規程改正により、鉄道院油車ユソ26 - ユソ31(6両)を形式制定、車番変更により誕生した形式である。

新形式名付与当時は仙台局へ集中配属され、鉄道省所有気動車等の燃料輸送用に運用された。

車体色は黒色、寸法関係は全長は6,230 mm、全幅は2,083 mm、全高は3,162 mm、軸距は3,048 mm、実容積は9.5 m3、自重は6.4 t - 6.8 tである。

戦後一段落した1952年(昭和27年)に「老朽貨車の形式廃車」の対象形式に指定され、同年6月26日通達「車管第1232号」により告示された。(当時の在籍車数は4両であった)

1954年(昭和29年)11月22日に最後まで在籍した1両(タ350)が廃車となり、同時に形式消滅となった。

参考文献

  • 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  国鉄タ350形貨車のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

国鉄タ350形貨車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



国鉄タ350形貨車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの国鉄タ350形貨車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS