国鉄タ400形貨車とは? わかりやすく解説

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国鉄タ400形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 23:31 UTC 版)

国鉄タ400形貨車
基本情報
車種 タンク車
運用者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
所有者 紐育スタンダード石油→石油共販→スタンダード・ヴァキューム石油
日本陸運産業
製造年 1949年(昭和24年)
製造数 4両
旧形式名 ア1690形
改造年 1928年(昭和3年)*
改造数 10両
消滅 1962年(昭和37年)
常備駅 糸崎駅大阪駅、石油駅他
主要諸元
車体色
専用種別 なし(石油)
化成品分類番号 制定前に形式消滅
軌間 1,067 mm
全長 6,554 mm
全幅 2,032 mm
全高 3,251 mm
タンク材質 普通鋼一般構造用圧延鋼材
荷重 t
実容積 11.3 m3
自重 7.9 t
換算両数 積車 1.8
換算両数 空車 0.8
車輪径 860 mm
軸距 3,353 mm
最高速度 65 km/h
備考 *称号規程改正年
上記寸法類は一例である
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国鉄タ400形貨車(こくてつタ400がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した私有貨車タンク車)である。

概要

タ400形は、1928年(昭和3年)5月の車両称号規程改正により、ア1690形 8両(ア1690、ア1696 - ア1699、ア1704 - ア1706→タ400 - タ407)を改番し誕生した形式である。

タ400形へ変更になった時点での所有者は紐育スタンダード石油で常備駅は山陽本線糸崎駅東海道本線大阪駅鶴見線(貨物支線)の石油駅(現・浜安善駅)であった。その後所有者は、石油共販、スタンダード・ヴァキューム石油と変遷した。

戦後の1949年(昭和24年)5月23日に4両が増備されたが新製車ではなく戦災復旧車であった。所有者は日本陸運産業で常備駅は浜安善駅であった。

車体色は黒色、寸法関係は一例として全長は6,554 mm、全幅は2,032 mm、全高は3,251 mm、実容積は11.3 m3、自重は7.9 t、換算両数は積車1.8、空車0.8である。

1962年(昭和37年)頃最後まで在籍した車両が廃車となり、同時に形式消滅となった。

参考文献

  • 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)

関連項目




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