国鉄タキ8150形貨車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/26 01:58 UTC 版)
国鉄タキ8150形貨車 | |
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全長 | 10,500mm |
全幅 | 2,420mm |
全高 | 3,699mm |
軸距 | 6,700mm |
専用種別 | カセイソーダ液 |
化成品分類番号 | 侵81 |
常備駅 | 岩淵駅→富士川駅 |
荷重 | 35t |
実容積 | 24.1m³ |
自重 | 13.9t |
換算両数 積車 | 5.0 |
換算両数 空車 | 1.4 |
軌間 | 1,067mm |
タンク材質 | 耐候性高張力鋼 |
台車 | TR41C |
最高速度 | 75km/h |
製造年 | 1967年(昭和42年) |
形式消滅年 | 1984年(昭和59年) |
製造メーカー | 川崎車輛 |
製造数 | 4両 |
車体色 | 黒 |
国鉄タキ8150形貨車(こくてつタキ8150がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車(タンク車)である。
概要
本形式は、カセイソーダ液専用の35t 積タンク車として1967年(昭和42年)6月21日に3両(コタキ8150 - コタキ8152)、1970年(昭和45年)8月4日に1両(コタキ8153)の合計4両が、川崎車輛の1社のみで製作された。
記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。
本形式の他にカセイソーダ液を専用種別とする貨車はタム900形(130両)、タキ1400形(104両)、タキ2600形(523両)、タキ7750形(289両)等実に29形式が存在した。
1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「侵81」(侵食性の物質、腐食性物質、危険性度合2(中))が標記された。
所有者は、日軽化工の1社のみでありその常備駅は東海道本線の岩淵駅(現在の富士川駅)であった。
荷役方式は、タンク上部のマンホールからの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式であり、両管はS字管を装備している。
車体色は黒色、寸法関係は全長は10,500mm、全幅は2,420mm、全高は3,699mm、軸距は6,700mm、実容積は24.1m³、自重は13.9t、換算両数は積車5.0、空車1.4であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。
1984年(昭和59年)4月27日に全車が一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。
参考文献
- 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
関連項目
- 国鉄タキ8150形貨車のページへのリンク