国鉄タキ18400形貨車とは? わかりやすく解説

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国鉄タキ18400形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/10 01:15 UTC 版)

国鉄タキ18400形貨車
基本情報
車種 タンク車
運用者 日本国有鉄道
所有者 日油化学工業
製造所 日立製作所
製造年 1970年(昭和45年)
製造数 2両
消滅 1983年(昭和58年)
常備駅 武豊駅
主要諸元
車体色
専用種別 ポリブテン
軌間 1,067 mm
全長 12,600 mm
全幅 2,700 mm
全高 3,880 mm
タンク材質 耐候性高張力鋼
荷重 30 t
実容積 36.1 m3
自重 18.4 t
換算両数 積車 5.0
換算両数 空車 1.8
台車 TR41C
車輪径 860 mm
軸距 1,650 mm
台車中心間距離 8,500 mm
最高速度 75 km/h
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国鉄タキ18400形貨車(こくてつタキ18400がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車タンク車)である。

概要

本形式は、ポリブテン専用の30t 積タンク車として1970年(昭和45年)4月17日に2両(タキ18400 - タキ18401)が、日立製作所にて製作された。

ポリブテンを専用種別とする形式には、本形式の他には例がなく唯一の存在であった。

所有者は、日油化学工業でありその常備駅は武豊線武豊駅であった。

耐候性高張力鋼製のタンク体内部に蒸気加熱管を備え、厚さ75mmグラスウール断熱材を巻き、薄鋼板製のキセ(外板)が設置された。

荷役方式はタンク上部にあるマンホールからの上入れ、液出管からの下出し式である。

車体色は黒色、寸法関係は全長は12,600mm、全幅は2,700mm、全高は3,880mm、台車中心間距離は8,500mm、実容積は36.1m3、自重は18.4t、換算両数は積車5.0、空車1.8であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。

1983年(昭和58年)12月21日に全車一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。製造より約13年後という短命な形式であった。

参考文献

  • 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)

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