国鉄タキ9700形貨車とは? わかりやすく解説

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国鉄タキ9700形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/24 04:30 UTC 版)

国鉄タキ9700形貨車
全長 11,600mm
全幅 2,400mm
全高 3,854mm
軸距 7,500mm
専用種別 ホルマリン
化成品分類番号 96
常備駅 尼崎駅新興駅
荷重 35t
実容積 32.6
自重 16.8t
換算両数 積車 5.0
換算両数 空車 1.6
軌間 1,067mm
タンク材質 一般構造用圧延鋼材(普通鋼)
台車 TR41C
最高速度 75km/h
製造年 1962年(昭和37年)
形式消滅年 1985年(昭和60年)
製造メーカー 日本車輌製造
製造数 2両
車体色
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国鉄タキ9700形貨車(こくてつタキ9700がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車タンク車)である。

概要

本形式は、ホルマリン専用の35t 積タンク車として1962年(昭和37年)10月1日に2両(タキ9700 - タキ9701)が日本車輌製造にて製作された。

全長 12 m 以下の車の記号番号表記は、特殊標記符号「コ」を前置し「タキ」と標記する。

本形式の他にホルマリンを専用種別とする形式には、タ3050形(42両)、タム3050形(63両)、タサ5100形(1両)、タキ8000形(28両)、タキ14900形(5両)の5形式が存在した。

落成時の所有者は、日本瓦斯化学工業であった。その後三菱ガス化学に社名変更し、1977年(昭和52年)5月20日に内外輸送へ名義変更された。

1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「96」(有害性物質、毒性のあるもの)が標記された。

車体色は黒色、全長は11,600mm、全幅は2,400mm、全高は3,854mm、軸距は7,500mm、実容積は32.6m³、自重は16.8t、換算両数は積車5.0、空車1.6であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。

1985年(昭和60年)6月10日に2両一緒に廃車となり同時に形式消滅となった。

参考文献

  • 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)

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