国鉄タキ6000形貨車 (2代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/24 05:21 UTC 版)
国鉄タキ6000形貨車 (2代) | |
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全長 | 10,300mm |
全幅 | 2,420mm |
全高 | 3,735mm |
軸距 | 6,200mm |
専用種別 | 液体肥料 |
常備駅 | 桜島駅→南港駅 |
荷重 | 30t |
実容積 | 24.0m³ |
自重 | 15.4t |
換算両数 積車 | 4.5 |
換算両数 空車 | 1.6 |
軌間 | 1,067mm |
タンク材質 | 普通鋼(一般構造用圧延鋼材) |
台車 | TR41C |
最高速度 | 75km/h |
製造年 | 1962年(昭和37年) |
形式消滅年 | 1983年(昭和58年) |
製造メーカー | 日立製作所 |
製造数 | 1両 |
車体色 | 黒 |
国鉄タキ6000形貨車(こくてつタキ6000がたかしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車(タンク車)である。
概要
本形式は、液体肥料専用の30t 積タンク車として1962年(昭和37年)12月に、1ロット1両(コタキ6000)が日立製作所にて製作された。
記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。
本形式の他に液体肥料を専用種別とする形式は、他に例がなく唯一の存在であった。[1]
落成時の所有者は、住友化学工業で、常備駅は桜島線の桜島駅であった。その後1974年(昭和49年)1月に日本石油輸送へ名義変更された。1981年(昭和56年)6月に常備駅が名古屋臨海鉄道南港線の南港駅へ移動している。
タンク体は普通鋼(一般構造用圧延鋼材 SS41、現在のSS400)製で、荷役方式はタンク上部の液入管からの上入れ、液出管による下出し方式である。
車体色は黒色、寸法関係は全長は10,300mm、全幅は2,420mm、全高は3,735mm、軸距は6,200mm、自重は15.4t、実容積は24.0m³、換算両数は積車4.5、空車1.6であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。
1983年(昭和58年)6月 に廃車となり同時に形式消滅となった。
脚注
- ^ ただし、液体肥料の商品名であるS酸肥液を専用種別とする貨車はタム4800形およびタキ4800形が存在した。
参考文献
- 吉岡心平「プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)」2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
関連項目
- 国鉄タキ6000形貨車_(2代)のページへのリンク