国鉄タキ150形貨車とは? わかりやすく解説

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国鉄タキ150形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/26 01:39 UTC 版)

国鉄タキ150形貨車
基本情報
製造所 新潟鐵工所
製造年 1963年(昭和38年)
製造数 1両
消滅 1974年(昭和49年)
常備駅 橋本駅鶴見川口駅
主要諸元
車体色
専用種別 コールタール
軌間 1,067 mm
全長 12,300 mm
全幅 2,488 mm
全高 3,845 mm
タンク材質 普通鋼一般構造用圧延鋼材
荷重 35 t
実容積 29.6 m3
自重 18.7 t
換算両数 積車 5.5
換算両数 空車 1.8
台車 TR41C
軸距 8,200 mm
最高速度 75 km/h
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国鉄タキ150形貨車(こくてつタキ150がたかしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車タンク車)である。

概要

本形式は、コールタール専用の35t 積タンク車として1963年(昭和38年)12月14日 に、1ロット1両(タキ150)が新潟鐵工所にて製作された。

本形式の他にコールタールを専用種別とする形式は、他に例がなく唯一の存在であった。

落成時の所有者は、東日本タール製品工業所で、常備駅は横浜線橋本駅であった。その後1964年(昭和39年)4月30日に日本トレーディングへ、1965年(昭和40年)3月8日に関東タール製品へと名義変更された。同時に常備駅が鶴見線鶴見川口駅へ移動している。

タンク体は普通鋼一般構造用圧延鋼材 SS41、現在のSS400)製であり、保温のためにタンク体の外周に厚さ50mmのグラスウールと薄鋼板製の外板が装備されている。荷役方式はタンク上部の液入管からの上入れ、液出管による下出し方式である。

車体色は黒色、寸法関係は全長は12,300mm、全幅は2,488mm、全高は3,845mm、軸距は8,200mm、実容積は29.6m3、自重は18.7t、換算両数は積車5.5、空車1.8であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。

1974年(昭和49年)8月28日 に廃車となり同時に形式消滅となった。

参考文献

  • 吉岡心平「プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)」2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)

関連項目




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