国鉄タキ7100形貨車_(初代)とは? わかりやすく解説

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国鉄タキ7100形貨車 (初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/24 05:28 UTC 版)

国鉄タキ7100形貨車 (初代)
全長 9,800mm
全幅 2,070mm
全高 3,554mm
軸距 5,700mm
専用種別 カセイソーダ液
化成品分類番号 なし*
常備駅 勿来駅
荷重 25t
実容積 17.0
自重 15.2t
軌間 1,067mm
台車 TR41C
最高速度 75km/h
製造年 1958年(昭和33年)**
形式消滅年 1961年(昭和36年)
製造メーカー 大鉄車両***
製造数 2両
車体色
備考 *制定以前に形式消滅
**改造年、***改造所
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国鉄タキ7100形貨車(こくてつタキ7100がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車タンク車)である。

本形式より改造され別形式となったタラ700形についても本項目で解説する。

タキ7100形

1958年(昭和33年)10月3日に大鉄車両にてタキ300形より2両(タキ1303、タキ1304)の専用種別変更(濃硫酸カセイソーダ液)が行われ形式は新形式であるタキ7100形とされた。タキ7100形は初代、2代、3代と3回使用された形式名であるが本項目では初代について解説する。

種車は1951年(昭和26年)10月1日に汽車製造にて製作され、改造時点で車齢7年であった。

本形式の他にカセイソーダ液を専用種別とする形式にはタキ2600形(522両)、タキ2800形(332両)等実に29形式が存在した。

積載荷重は5t 減トンされ25t 積となった。

所有者は種車時代より錦商事1社のみでありその常備駅は常磐線勿来駅であった。

車体色は、寸法関係は全長は9,800mm、全幅は2,070mm、全高は3,554mm、軸距は5,700mm、実容積は17.0、自重は15.2t、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。

本形式落成より約3年後の1961年(昭和36年)7月3日に2両とも再度専用種別変更(カセイソーダ液→晒(サラシ)液)が行われ、形式は新形式であるタラ700形とされ同時に本形式は形式消滅となった。

タラ700形

1961年(昭和36年)7月3日にタキ7100形から専用種別変更(カセイソーダ液→晒(サラシ)液)が協三工業にて行われ、形式は新形式であるタラ700形とされた。つまり本車はタキ300形→タキ7100形→タラ700形と2回形式名が変更された車であり、積載荷重は更に6t 減トンされ19t 積となった。形式変更の度に減トンされたことになる。

普通鋼一般構造用圧延鋼材)製のタンク体に保冷のための断熱材を巻きキセ(外板)を装備した。

所有者は種車時代より錦商事1社のみでありその常備駅は常磐線の勿来駅であった。

1970年(昭和45年)10月21日に2両とも廃車となり同時に形式消滅となった。

参考文献

  • 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)

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