吉川元 (政治家) 吉川元 (政治家)の概要

吉川元 (政治家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 13:15 UTC 版)

吉川 元
よしかわ はじめ
生年月日 (1966-09-28) 1966年9月28日(57歳)
出生地 日本 香川県丸亀市
出身校 神戸大学経済学部中退
前職 社会新報記者
衆議院議員重野安正政策担当秘書
所属政党日本社会党→)
社会民主党→)
立憲民主党吉田G
公式サイト 衆議院議員 吉川はじめ 公式WEBサイト

選挙区 比例九州ブロック大分2区
当選回数 4回
在任期間 2012年12月16日[1] - 現職
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社会民主党政策審議会長(第9代)、同幹事長(第8代)、同副党首、同国会対策委員長(第10代)を歴任した。

概説

香川県丸亀市生まれ[2][3]神戸大学経済学部に入学するも、1990年に中退[4][3]。その後日本社会党に入党し[4]日本社会主義青年同盟に勤務する[2][3]2007年より、社会民主党機関紙である社会新報編集部で政治部記者を務める[2]2008年より衆議院議員・重野安正政策担当秘書

2012年10月、第46回衆議院議員総選挙に出馬する予定であった重野が、肺炎のため東京都内の病院に入院[5]。さらに脳梗塞を発症したため、同年11月18日、重野の衆院選への不出馬を社民党大分県連が発表した[6]。社民党大分県連はこれを受け、参議院議員吉田忠智比例区)の衆議院への鞍替えを模索したが、社民党本部からの強い反対があった事を受けて、断念した[7]。同年11月21日、社民党名誉党首・村山富市の同席の下、吉川は第46回衆議院議員総選挙に大分2区から出馬する意向を表明した[8]。同年12月の総選挙では、大分2区で自由民主党衛藤征士郎に47,880票差で敗れたが、重複立候補していた比例九州ブロックで復活し、初当選。社民党の全立候補者中、比例区で唯一の当選者であった[9]。当選後、党全国連合常任幹事・大分県連副代表・機関紙宣伝局長に起用された。

2013年11月1日、全国代表者会議で政策審議会長に選出された。

2014年12月の第47回衆議院議員総選挙では、大分2区では落選したものの、比例復活で再選。

2017年10月の第48回衆議院議員総選挙でも比例復活当選。議席数が減らされた比例九州ブロックにおいて最後から2番目の議席を獲得。社民党の議席を死守した。

2018年2月の党大会で党幹事長に選出(政策審議会長と兼務)[10]

2020年2月22日の党大会で幹事長を退任。党副党首・国会対策委員長に選出(政策審議会長と兼務)[11]

社民党は、2020年11月14日東京都内で臨時党大会を開き、希望する党員・地方組織の立憲民主党への合流を認める議案を賛成多数で可決した。国会議員4人のうち福島瑞穂党首を除く3人が離党する見通しで、分裂が確定的となった。議案可決後、吉田忠智幹事長と吉川は離党の意思や時期について支持者らと相談するとして記者団に明言を避けた[12]

2020年12月17日吉田忠智幹事長は、大分市で記者団の取材に応じ、「離党して立憲民主に合流する。政治を正すためには質的にも量的にもしっかりした野党を作っていかなければならず、社会民主主義的な理念政策を立憲民主の中で広げていきたい」と述べ、立憲民主党への合流を明言した。吉川も「吉田幹事長と一心同体だ」と語った。24日、党本部の常任幹事会で離党届を提出し、了承された。また同日、立憲民主党に入党届を提出し、承認された[13]

2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙では、衛藤を654票差にまで追い詰めたが落選し、比例復活で4選。

政策・主張


  1. ^ “議員や首長の任期はいつからカウントするか。”. レファレンス協同データベース. (2011年6月16日). https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000087399 2021年8月18日閲覧。 
  2. ^ a b c 社民党OfficialWeb 吉川元さん(九州比例)大分の議席守る
  3. ^ a b c 大分合同新聞 衆院選2012
  4. ^ a b 社民党県連合が大分2区に擁立へ
  5. ^ 社民の重野幹事長が肺炎で入院 MSN産経ニュース 2012年12月22日閲覧
  6. ^ 社民党OfficialWeb 社民・重野氏、衆院選出馬断念…脳梗塞で入院中 読売新聞 2012年12月22日閲覧
  7. ^ 社民出遅れ 自に緩み/検証衆院選2区 朝日新聞 2012年12月22日閲覧
  8. ^ 社会民主党大分県連合
  9. ^ 九州社民議席死守 大分2区吉川氏、比例で復活 西日本新聞 2012年12月22日閲覧
  10. ^ “社民党、又市新党首が就任 幹事長に吉川氏、野党共闘推進へ”. 西日本新聞. (2018年2月25日). https://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/article/396930/ 2018年11月17日閲覧。 
  11. ^ “立憲との合流、慎重判断 党勢拡大に意欲―福島社民党首”. 時事通信社. (2020年2月23日). https://web.archive.org/web/20200225195205/https://www.jiji.com/jc/article?k=2020022300138&g=pol 2020年12月24日閲覧。 
  12. ^ “社民党分裂が確定的に 村山元首相「さらに小さく…残念」立民合流容認、福島党首のみ残留へ”. 産経新聞. (2020年11月14日). https://www.sankei.com/article/20201114-SI4K4HNPB5MH7KINY6HTE5IQGE/ 2020年12月25日閲覧。 
  13. ^ “吉田、吉川両氏が立憲に入党届”. 時事通信社. (2020年12月24日). https://web.archive.org/web/20201224075902/https://www.jiji.com/jc/article?k=2020122400892&g=pol 2020年12月24日閲覧。 
  14. ^ 文書に賛同した19人は衆議院議員では民主党の篠原孝生方幸夫 ・社民党の吉川元 、参議院議員では民主党の蓮舫、小川敏夫藤田幸久相原久美子、有田芳生、石橋通宏小西洋之難波奨二野田国義大島九州男田城郁徳永エリ森本真治・社民党の吉田忠智、福島瑞穂又市征治
  15. ^ 米大統領宛に集団的自衛権行使容認「不支持」を要請 蓮舫氏ら 産経新聞 2014年4月21日 2014年4月29日閲覧。
  16. ^ 「<憲法特集>九州・沖縄の国会議員アンケート(3)主なテーマ」、西日本新聞、2016年4月30日。
  17. ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
  18. ^ 選択夫婦別姓アンケート、mネット、2014年
  19. ^ 『朝鮮学校差別問題で院内集会/国会議員など日本人士も参加、180余人〝許さない!子どもたちへの差別〟』(朝鮮新報)
  20. ^ [1]


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