一ツ木駅とは? わかりやすく解説

一ツ木駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/16 04:56 UTC 版)

一ツ木駅
名古屋方面駅舎
ひとつぎ
HITOTSUGI
NH19 知立 (1.5 km)
(2.0 km) 富士松 NH21
所在地 愛知県刈谷市一ツ木町五丁目5番地2
駅番号 NH  20 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 名古屋本線
キロ程 44.6 km(豊橋起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
3,190[1]人/日
-2021年-
開業年月日 1923年大正12年)4月1日
備考 無人駅駅集中管理システム導入駅)
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一ツ木駅(ひとつぎえき)は、愛知県刈谷市一ツ木町五丁目にある名古屋鉄道名古屋本線である。駅番号はNH20

歴史

西福寺三河三弘法二番札所)の最寄り駅であり、かつては弘法大師月命日には急行列車が臨時停車していた[2]。駅開業翌年には知立方面ホーム側に「五智堂」と名付けられた寺院風の待合室が建てられた。五智堂は老朽化により戦後間もなく撤去され、跡地にはまた別の寺院駅舎が建てられたが、現駅舎が建設される際にそれも取り壊された[2]

駅構造

6両編成対応の相対式ホーム2面2線を有する地上駅駅集中管理システム(管理駅は知立駅[5])導入駅である。改札口は各ホームの名古屋寄りに1箇所ずつあり、付近には自動券売機(新規manaca通勤定期乗車券及び継続manaca定期乗車券の購入にも対応しているが、7:00~22:00以外の時間帯は名鉄ミューズカードでの決済は不可能[6]である)と自動精算機(ICカードの積み増し等も可能)を1台ずつ備えている。なお、改札内に互いのホームを行き来できる通路はない。ホーム全体は半径600m(制限100km/h)の曲線上にありカーブしているため、1番線には乗務員支援のための監視モニターが設置されている。

当駅はトランパス導入前より無人駅であったが、無人化後も上りホーム側に駅舎があった。この駅舎は駅集中管理システム導入の際に取り壊され、簡易駅舎に建て替えられている。普通列車のみ停車する。

次の知立駅までは直線区間であり、ホームの端から知立駅を望むことができる。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 NH 名古屋本線 下り 金山名鉄名古屋方面[7]
2 上り 東岡崎豊橋方面[7]

配線図

一ツ木駅 構内配線略図

東岡崎・
豊橋方面

神宮前・
名古屋方面
凡例
出典:[8]


利用状況

  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は2,965人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中 144位、 名古屋本線(60駅)中 39位であった[9]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は1,110人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中215位、 名古屋本線(61駅)中49位であった[10]
  • 愛知県の統計によれば、1日平均の乗車人員は平成14年度582人、平成15年度664人、平成16年度833人、平成17年度968人、平成18年度1,064人、平成19年度1,153人と年々増加している。
  • 「移動等円滑化取組報告書」によれば、2021年度の1日平均乗降人員は3,190人である[1]

駅周辺

施設

バス

刈谷市公共施設連絡バス
名鉄バス(弘法命日のみ運行)
  • 弘法前行き[11]

隣の駅

名古屋鉄道
NH 名古屋本線
快速特急特急急行準急
通過
普通
知立駅 (NH19) - 一ツ木駅 (NH20) - 富士松駅 (NH21)

脚注

  1. ^ a b 令和3年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月7日閲覧。
  2. ^ a b c 天野暢保(監)『碧海の今昔』樹林舎、2021年、269頁。ISBN 978-4908436598 
  3. ^ 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、254頁。 ISBN 978-4777013364 
  4. ^ 「鉄道記録帳」『RAIL FAN』第51巻第12号、鉄道友の会、2004年12月号、28頁。 
  5. ^ 名古屋本線 神宮前駅~東岡崎駅および新川橋駅に共通SFカードシステム「トランパス」を導入します - 名古屋鉄道、2004年8月25日
  6. ^ 定期乗車券|乗車券・運賃の案内|電車のご利用案内|名古屋鉄道”. 名古屋鉄道. 2025年1月16日閲覧。
  7. ^ a b 一ツ木(NH20)(ひとつぎ) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  8. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  9. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  10. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  11. ^ 【知立駅⇔三河三弘法】臨時バス運行のお知らせ(2017年) - 名鉄バス(2017年版/2017年9月20日閲覧)

関連項目

外部リンク





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