ユーフォーテーブル ユーフォーテーブルの概要

ユーフォーテーブル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/07 11:13 UTC 版)

ユーフォーテーブル有限会社
ufotable,Inc.
本社が入居する新宿フロントタワー
種類 特例有限会社
略称 ufo、ユーフォー
本社所在地 日本
169-0074
東京都新宿区北新宿2丁目21番1号
新宿フロントタワー31階
設立 2000年10月
業種 情報・通信業
法人番号 8011202007436
事業内容
  • アニメーションを主体とした映像作品の企画・制作および版権管理
  • カフェ・シネマ経営
代表者 代表取締役社長 近藤光
資本金 300万円(2004年12月1日時点)
従業員数 256名(正社員[1]
(2024年3月現在)
外部リンク www.ufotable.com
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概要

東京ムービー新社(後のトムス・エンタテインメント)、テレコム・アニメーションフィルムにて制作進行を務め、ステップ映像で制作プロデューサーを務めた近藤光が独立して2000年に設立した。

事業内容はアニメーションの企画・制作および版権管理、シリーズ構成・シナリオ制作、テレビ番組・PVなど実写映像企画・制作、CG制作、クレイアニメーション制作、キャラクターグッズ企画・制作・販売など。その他、カフェ映画館の経営、声優の育成などアニメーション制作以外の事業も展開している。

1999年頃、近藤光が「自身が25歳だったらいたいと思う会社を作りたい」と野中卓也、高橋聡、千葉絵美、柴田淳らと共に近藤の友人が住む北池袋の古いマンションの四畳半部分に作業机を2台持ち込み活動を開始。2000年に法人登記。海老沢一男も参加し、音楽バラエティ番組うたばん』のオープニングアニメーションの制作を請け負い制作会社として活動を本格的に開始した[2][3][4]

社名の由来は、実在する家具である『UFOテーブル』からとったもの。社長である近藤がこの家具を気に入り、北欧で個人的に所有していた人物から譲り受けた。社名には、「やりたいことを人に伝えていこう」という気持ちが込められている[5][6]。また、『ufoくん』というマスコットキャラクターがおり、同社が元請制作をする劇場作品の冒頭ジングルに登場する[7]。設立初期の作品では『ufotable zippers(ユーフォーテーブル ジッパーズ)』の名義で活動することがあった。

2003年にライトノベル原作のテレビアニメ作品『住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー』にて正式にテレビアニメーション作品の元請制作を開始。同年、ufotable初のオリジナル企画作品『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』を始動。後にテレビアニメ化もされた。2005年には、電撃G's magazineの読者参加企画『双恋』のアニメーション化第2弾として制作を担当したテレビアニメ作品『フタコイ オルタナティブ』が第9回文化庁メディア芸術祭において審査委員会推薦作品に選出され[8]、この作品の評価をきっかけにアニプレックス、ノーツ(ゲームブランド・TYPE-MOONを取り扱うクリエイタープロダクション)との共同企画『TYPE-MOON× ufotable プロジェクト』が始動した。このプロジェクトを通して『劇場版 空の境界』シリーズ、『Fate』シリーズの演出や作画の質が高く評価され、アニメファンの間でさらに知名度を上げた。2017年から2020年にかけて公開された『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel]』全三章では3部作国内累計興行収入が52億円を突破している[9][10]

2019年より制作を担当する『鬼滅の刃』では社会現象と呼ばれるほどのブームを引き起こし、2020年に公開の『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は、2024年現在の日本歴代興行収入・観客動員数第1位、2020年年間興行収入世界1位を記録した[11][12][13][14]

徳島スタジオ

徳島市 国際東船場113ビル
2F:ufotable Cafe
4F:ufotable 徳島スタジオ

2009年4月、徳島市内にスタジオを開設した。地方に開設した理由として「アニメーションは日常生活において目でみたもの、接したものが画面に現れる。だからこそ、東京とは違う良い環境でアニメをつくりたい」という想いがあったため[15]。最初は沖縄にスタジオを設立しようとしたが、制作スタジオとして条件が合わずに断念。その後、近藤の出身地である徳島県徳島市が企業誘致を行っていることを知り[15]、地元の老舗石油販社・高原石油の所有していた旧高原ビル(現在は国際東船場113ビル[注釈 1][16])の4階にスタジオを開設する契約を締結した。2階には「ufotable Cafe」が併設されている。その後、徳島市東新町にアニメ作品を上映する映画館を開設することを明らかにし[17]、2012年3月18日に「ufotable CINEMA」がオープンした[18]

徳島県の街おこしに関わっており、阿波踊りのPRポスター製作のほか、徳島県が主導する「とくしまデジタルコンテンツ・プロジェクト」にて18歳未満を対象とした「デジタルクリエイター養成塾」を毎年開催している。ufotable所属のアニメーターの中には養成塾の出身者も在籍している[19][20]。また、2017年より総務省ふるさと納税にてufotable TOKUSHIMAが『徳島市ふるさと応援寄附金』パートナー企業となる[21]自衛隊徳島地方協力本部のマスコットキャラクター「さきちゃん」「もりくん」の作画協力や自衛隊徳島地方協力本部平成22年度採用用自衛官募集ポスターなども手掛けており、2010年当時、自衛隊募集ポスターにアニメイラストを起用する珍しい試みは全国で話題となった[22][23][24]

その他、徳島県や徳島市などの行政と連携した仕事を多く請けている。徳島スタジオが制作するオリジナル企画『おへんろ。』での縁から、2014年以降、四国放送岡山放送高知さんさんテレビテレビ愛媛の四国を中心とした民放でufotable制作作品を放送している[2]

海外展開

2018年より韓国、2020年より中国にてコラボレーションカフェを展開している。なお、韓国や中国での展開はカフェ運営のみであり、アニメーション制作などの映像制作事業は行っていない

韓国

2018年3月3日に韓国法人の設立を発表。近藤光が会長、企画管理部及び漫画班にてネームを担当していたチョンソダムが代表取締役社長に就任。同時に2018年4月に『ufotable&マチ★アソビCAFE KOREA』を韓国弘益大学校付近にオープンした[25]

中国

2020年10月3日より『ufotable Cafe 上海店』を中国・上海市の徐匯区にオープンした。2021年11月27日には『ufotable Cafe 成都店』をオープン、2022年3月12日には『ufotable Cafe 広州店』をオープン[26]。なお、自社法人で運営する韓国店と違い、中国各店舗は北京市を拠点とするIPプロデュース企業『株式会社ウルトライゾン』がufotableより委託を受けて運営。同社はufotableのパートナー企業として同社作品の商品化に協力しているほか、後述の『原神』にも関わっている[27][28]

2022年9月にはソーシャルゲームの開発・運営を手がける中国のゲーム会社miHoYoによって開発されるオンラインゲーム原神』の長期プロジェクトとして、原神のブランド展開を行うHoYoverseとufotableの2社による共同製作事業を発表した[29]

制作環境

制作体制

東京都新宿区徳島県徳島市を拠点とし、2024年3月時点で256名のスタッフが正社員として所属している[30][31][1]

部署は東京スタジオに演出・作画部、仕上げ部、美術部、デジタル映像部(撮影・CG・編集・ツール開発)、制作部(企画・プロデュース・制作進行管理)、企画管理部(イベント企画、グッズ企画・制作・販売、漫画制作、クレイアニメーション制作、コンテンツ事業展開)、文芸部(シリーズ構成・脚本制作)を有しており、徳島スタジオには演出・作画部が設立されている。このため、音響・音楽関連を除く映像制作に必要な部門のすべてを社内に擁しており、各部門で連携を取りやすい体制を築いている。

制作ラインは1つのみであり、一部を除くほとんどの社員が進行中の企画全てに関わっている。社員中心の制作体制により内製率が高く、2010年以降の元請作品では1話単位の制作工程を全て外注のグロス会社へ委託するグロス請けの工程を行っていない。そのため、全話数が東京スタジオと徳島スタジオを中心とした社内体制で制作されている。作画・仕上げ・美術などの工程では一部のカットをフリーランスや外部スタジオへ発注しているが、作画監督や動画検査、仕上げ検査などの各種監修作業は社内で一括して行っており、演出や原画も含めた全セクションの工程を極力内製し、外注するカットを的確に絞り込むことで品質管理を徹底できる体制を整えている。背景美術・撮影・3DCGも社内セクションで担当しており、外注すると単純な確認作業だけで数日かかる工程の負担削減やセクション間の連携を強く取れることによる作業の効率化を図っている[32][33][34]

一つの作品を完成させるために可能な限りの時間をかけるスタイルであり、映像完成後も放送・公開までの空いた期間はブラッシュアップを続けるのが習慣となっている[35]。また、ラッシュチェックなどの重要な作業や会議の際にはメインスタッフ以外にも希望があればどの社員でも参加することが可能なシステムとなっている[36]。『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』ではチーム監督制を業界で初めて採用、『劇場版 空の境界』では各章ごとに監督を変えるなど、作品ごとに制作体制において新たな試みを行うことも多い[2]

雇用に関しては、2020年時点で新卒採用も含めた全スタッフを正社員として雇用。働き方改革への対応のために社会保険労務士を顧問としている。ほかにも、徳島スタジオでは京都アニメーションの勤怠管理に倣った定時出勤・退社、健康管理の徹底など、労働環境の整備を行っている[31][1][37]。育成にも力を入れており、各アニメーターやスタッフから技術を学んだ社員が演出家、キャラクターデザイン、作画監督などで活躍[38]。『衛宮さんちの今日のごはん』や『活撃 刀剣乱舞』では多くの若手スタッフがキャラクターデザイン等のメインスタッフとしてデビューしている[39]

年間の元請作品数は同規模の制作スタジオと比較しても少ない。これは映像品質や内製体制、労働環境等を重視してスケジュールを組んでいるためである[40]。作品経歴は、連続または分割による2クールテレビアニメ作品、連作による劇場作品、OVAシリーズ、ゲーム内アニメーション、月刊誌・Web・新聞コラム記事に掲載する漫画作品などを制作した実績がある。

製作委員会への参画と著作権の獲得

2006年以降、ほぼ全ての元請作品において製作委員会に出資・参画している[2]

2007年公開の『劇場版 空の境界』以降、製作委員会を組織する際には出資・参画企業が最小限になるように調整され、制作のufotableとプロデュース・宣伝・販売を担当するアニプレックスなどの幹事企業以外は原作の出版・販売・著作権管理をしている企業のみの出資となる。通常10社近い出資形式が多いなかで参画企業を3社から5社程度に留めており、制作における様々な規制・制限への対策として行われている[41][42]

名称に関しては「○○製作委員会」を使用することは稀であり、参画企業の名前のみ表記されることが多い。これは、アニプレックス代表取締役執行役員社長である岩上敦宏の「表記された会社が全ての責任を持つということを視聴者に伝え、自分たちもある種の覚悟を持って作品作りに挑む」という考え方をリスペクトしたものである[43]

2006年以降、同社は製作委員会へ出資・参画することによりアニメーション化作品の著作権者となっており、著作権マークである『Ⓒ』の下にufotableの社名が表記されている。同社は設立初期から制作するアニメーション作品の著作権を得ることに力を入れており、出資するリスクをとることで作品がヒットした際にスタジオや社員に利益を還元できるように力を入れている[44]

東京スタジオ
演出・作画部
約130名のアニメーターが所属[45]。監督、絵コンテ、演出、作画監督、動画検査等の工程は主に社員のみで担当している。また、原画を社員中心で手掛ける関係上、同じく社内で制作される脚本や絵コンテの段階で担当アニメーターを想定したアテ描きが行われることが多く、各スタッフの特色を活かしたカットを振り分けることでコストコントロールなどの管理を徹底し、品質を維持している[46]。また、レイアウトやラフ原画を担当する第一原画の多くを社内で担当、清書を担当する第二原画も含め難易度の高いカットは社員で担当することで常に品質を維持できる体制を構築している[47][48]。ほかにも、監督や演出家などのメインスタッフが常駐しているため、近くでコミュニケーションを取りながら作業を行うことで最終的なエラー数削減に繋がっている[33]
三浦貴博須藤友徳外崎春雄滝口禎一松島晃白井俊行などの監督、キャラクターデザイン経験者が多数所属しており、栖原隆史、竹内將、永森雅人、塩島由佳、鬼澤佳代など同社出身の演出家、キャラクターデザイナーも在籍する。中でも三浦、白井、栖原はufotableを代表するアクション演出家であり、特に三浦が絵コンテを担当するアクションパートはufotable社内で「Mパート」と呼ばれている[49]。作品の多くで恒松圭が監督補佐を担当している。
原画スタッフには木村豪小船井充國弘昌之、阿部望、宇田明彦、大曲健克、山岡峻、中村誠、佐藤哲人、茂木貴之などアクションに定評のあるアニメーターが多く在籍しており、木村、小船井、國弘の3人は「ufotable動かし屋トップメンバー」ともいわれている[50]。また、作画エフェクトが主体となるアクションカットの多くは阿部望が担当。木村、小船井、國弘、阿部などの主力アニメーターは脚本や絵コンテの段階で彼らが該当カットを担当することを想定して設計がされている[51]。作品の多くで小山将治がメカ・武器・プロップデザインやメカ・武器作画監督を担当。また、都築萌が動画部門の統括を担当している[46]
画面構成では撮影処理(特殊効果)を加えることを前提とした絵作りのほか、作画と3DCGを組み合わせるカットを多く起用。作画部とデジタル映像部(撮影・CG)がレイアウト段階から密接に連携している[52]。色彩・背景美術・撮影・CGを内製するため、アニメーターは担当カットが完成するまでの全行程に関わることが可能であり、部署間の連携力を高めている[53][54]。レイアウト設計に関してはデジタル映像部が3DCGレイアウトやデモ映像を作成することが多く、作業効率向上のほかデモ映像の共有による作品全体の意思共有にもつながっている[33]
仕上げ部
色彩設計、色指定、仕上げを担当しており、同フロア内で活動する美術部、デジタル映像部と密接に連携している[55]。色指定(各話数ごとに色を設定する作業)では一般的に昼の場面は昼色、夜の場面は夜色を事前に設定して使用することが多いが、ufotable作品の色指定では昼色や夜色の設計以外にも、背景美術に合わせて全カットで色味を調整する方針がとられている[56]
美術部
美術設定、美術ボード、背景美術(デジタルペイント、手描き)を担当。海老沢一男がチーフを務め、衛藤功二と共に社員育成も行っている[57]。新人社員は背景を描く際にデジタルペイントの使用を禁止され、絵の具を使用した手描き(アナログ)からスタートする。これは総合的な画力の向上を目的としている[53]
背景美術では業界で主流となるデジタルペイント以外にも、海老沢一男を中心にポスターカラーを使用した手描き(アナログ)の美術も作品に多く取り入れている。なかには、背景美術のほぼ全てを手描き美術のみで制作した作品もある[58]。2016年には、衛藤の提案により美術部内に背景CGの制作・監修を務める美術3Dチームが結成され、デジタル映像部と共同でデジタルペイントや手描きで描かれた背景美術に3DCG美術を組み合わせるハイブリッドな背景美術の制作に取り組んでいる。近年ではデジタル映像部と共同で各作品の舞台となる街や建物の全てを3DCGで制作することが多い[59][59]
背景美術の原図作成では、主要な建築物や街の美術設定を元にデジタル映像部で設計したCGモデリングを参考にして描かれることが多い。これにより、「どの角度から光が射し込むか」などの詳細確認や遠近感の統一、バースを引く時間の削減など総合的な作業時間の短縮、品質向上につながっている[33]
デジタル映像部
撮影部として2003年に設立された。現在は寺尾優一をチーフとし、撮影・3DCG・編集・ツール開発を担当している[2]。同社制作作品のPVやCM、ブルーレイディスクのメニュー画面の映像制作・編集なども多くをデジタル映像部で制作している[40]。実写用のカメラ機材を備えており、ロケハンやエフェクト素材の撮影のほかに実写映像制作にも使用される[60]。所属社員はほぼ全員が撮影とCGの両工程を一緒に担当している。また、絵コンテや演出、時には監督などの役職をデジタル映像部のスタッフで担当することがある。チーフの寺尾はufotable公式ホームページにてデジタル映像部の活動や撮影・3DCGの技術的な解説を行うブログ「ufotable digital team」を不定期掲載している。
レイアウトや色指定、美術ボードなど映像制作の初期段階から各工程に撮影・CGスタッフが関わり、作画打ち合わせなどにも参加して各部門と密に連携している。同フロア内の美術部とは作業の境界が薄く、照明効果などの光の表現や空間的な表現、雲や水などの自然現象の表現、CG美術など、両部門が密接に連携して背景美術と特殊効果、3DCGが融合したハイブリッドな画面作りを行っている[61][52][62]。また、絵コンテ作業終了後に作画・美術作業の前段階として「プリビズ(プリ・ビジュアライゼーション、3Dレイアウト)」をデジタル映像部が作成。絵コンテをもとに簡易CGによるデモ映像を事前に設計することで、レイアウト、キャラクターの動きなどを制作の初期段階でシミュレートすることができる。これにより、演出プランや完成イメージをスタッフ全体が事前に共有することが可能となる[63][64][65]。ほかにも作業のコストバランスの検討や表現方法の戦略もより明確に立てることができ、「どのアニメーターが得意な表現なのか」「どのチームなら実現できるか」など、長年の内製体制を活かした精度の高い戦略を制作の最初期に立てることでコスト削減や効率化を図ることが可能となっている[33][66]
上記のことから、デジタル映像部はufotable全体のスケジュール管理、各部署の作業負担や事前の予算編成などのコストコントロールを担う重要な部署となっている。同部門は「キャラクターの感情や動きを最も精密に表現出来るのは作画である」という理念を掲げ、アニメーターや美術スタッフが必要とされる芝居や表現に集中出来るようサポートを行っている。同部門が事前にプリビズなどのテスト映像や3Dレイアウトを作成することで、レイアウト作成や背景のパース線を引く時間を大幅に短縮させ、キャラクターの動きや背景美術の品質向上に時間を割くことができる環境を整えているほか、これらの事前素材により最終的な作業エラーを大幅に減らすことで作画監督や美術監督の負担削減にもつながっている。これらの取り組みにより、作画・美術の作業速度や品質管理など効率的な体制構築に貢献している[66]
また、デジタル映像部では作画で表現されたキャラクターや背景美術と3DCGのコンポジット(合成)によるマッチングを常に意識しており、「正しくライティングを行えば、どんなスタイルのキャラクター・背景美術とも3DCGは自然に融合する」という理念をもつ[67]。『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』や『劇場版 空の境界』が放送・上映された2007年以降、寺尾を中心としたデジタル映像部が手がける「フォトリアリスティック(写実的な描画方法)」な画面設計は、アニメーションらしい外連味のある映像にリアリズムな要素を加えるとアニメーションと相性の良い作為的な映像になることを知った寺尾が採用するようになった。その際に各作品の世界観にマッチするように映像の雰囲気をコントロールすることも意識している[67]
新たなシステム開発にも取り組んでおり、『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』では撮影スタッフを中心にキャラクターの頬や髪へのブラシペイントやグラデーション処理を日本のテレビアニメとしては初めて全編を通して行ったほか、『劇場版 空の境界 終章 空の境界』より各作品で撮影・3DCGによる技術的な実験を行い、後の元請作品でデジタル色の強い画面設計や3DCG素材の積極的な採用に繋がるきっかけを作った[52][62][68][52][69][52][62][70]。また、社内で使用するソフトウェアの操作作業を省力化するためのツール開発も担当。各作品ごとに発生する大量のデータファイルの管理を自動化・省略化して作業効率を上げることで、作画・美術・CGなどの社員全員が映像制作に多くの時間を費やせる環境を整えている。デジタル映像部のスタッフがツールを開発している理由としては、クリエイターがツールを開発することで現場の機微を反映したツールを開発できるため[71]
編集に関しては外注の編集会社であるソニーPCLに素材を送る前にデジタル映像部で仮編集を行うほか、PVやコマーシャル、ゲームOPなどの短い映像に関してはデジタル映像部で全ての編集作業を担当することもある[72]。オンライン編集の際には、映像の明度や彩度を調整して視覚刺激を抑えるハーディングチェックの影響で画面全体が不自然に暗い画面となる現象に対応するため、2016年よりソニーPCLに納品する前にデジタル映像部で明度調整を行い、画面が暗くなることを極力抑えるように対策をしている。なお、Blu-ray Discに収録される映像は明度や彩度調整の無いオリジナルの映像が使用されている[73]
文芸部
シリーズ構成・脚本・作中素材の各種文芸を担当。主題歌・挿入歌の作詞を行うこともある。各作品の監督や同社制作部・企画管理部のスタッフと共同で脚本チームを結成し、シリーズ構成・各話脚本制作を行う。所属脚本家の佐藤和治のほか、近年では漫画班チーフの桧山彬や制作進行の高中優、チョンソダムなどが各作品で構成や脚本を担当することが多い。
制作部
鈴木龍が制作マネージャーを務め、元請作品の企画立案やプロデュース、制作進行・設定管理を担当。声優の江原裕理が所属しており、進行管理にも関わる[2]
企画管理部
総務・法務・経理などのバックオフィスや各種システム管理のほか、商品の企画・開発・販売、カフェ・映画館の運営管理、イベントの企画・運営、ウェブショップや公式HPなどの制作・運営・管理を担当[74]
2003年より桧山彬をチーフとして漫画班『TARTAN CHECK(たあたんちぇっく)』が活動。同社オリジナル作品などのコミカライズのほか、アニメ作品のシリーズ構成・脚本や絵コンテを手掛けることもある。クレイアニメーション部も設立されており、大堀久美子がクレイアニメーション制作を担当する[2]
徳島スタジオ
ufotable設立メンバーの一人である演出家・アニメーターの野中卓也が統括しており、演出・作画部門が置かれている。テレビアニメシリーズでは東京スタジオとローテーションで数本の担当回を制作するほか、Webアニメ『衛宮さんちの今日のごはん』のように徳島スタジオ主体の作品もある。就業時間が10時から19時までと決められており、安定したカット数を挙げられる体制となっている[75]
特徴として日常芝居のほかコメディ色の強い話数やパートの演出・作画を担当することが多い。統括兼演出部チーフの野中が徳島スタジオ担当回の絵コンテ・演出を担当することが多く、徳島スタジオのどのスタッフがどのカットを担当するのか全て想定しながら絵コンテが手掛けられている[76]

スタジオ

過去に本社が入居していた第2榎本ビル(東京スタジオ)

2015年以降、2つのスタジオを構えて活動している。

東京スタジオ
本社は新宿区・新宿フロントタワー31階。音響を除く映像制作の全セクションが集結しており、完成までのプロセスを各部門の社員全員が共有して連携を取りやすい環境を備えている。
以前は高円寺スタジオを中心とする3つのビルで活動していたが、2015年に全ての設備・人員をメインスタジオとなる杉並区第2榎本ビルに移転。2024年2月には新宿フロントタワーに杉並区本社機能の全てを移転した[77][78]
徳島スタジオ
2009年4月、徳島市国際東船場113ビルの4階に開設。演出・作画部があり、東京スタジオとはスカイプで定期的に打ち合わせを行っている。

スタッフィング

プロデューサー及び制作プロデューサーは設立時よりufotable制作作品の全てにおいて、代表取締役社長である近藤光が務めている。

社員による内製制作を特徴としており、音響関連を除くアニメーション制作スタッフの多くが社内に常駐している[39]。また、映像制作に必要な全部門を社内に備えているため、メインスタッフも基本的に社員から起用している[注釈 2]。メインスタッフが社内に常駐していることで、作品に対する価値観を全体で常に共有できる体制を構築[79]

シリーズ構成・脚本制作は2010年以降、ufotable名義でクレジットされている。シリーズ構成は監督やufotable文芸部により共同で制作されている。なお、テレビアニメ作品の各話脚本や劇場・OVA作品の脚本に関しては各話・各作品の担当社員の個人名義も一緒にクレジット表記されており、全ての脚本がスタジオ名義である作品は『鬼滅の刃』シリーズのみである。多くの作品でメイン脚本は文芸部・脚本家の佐藤和治か漫画班チーフの桧山彬が担当している。テレビアニメの1話単位の脚本に関しては外部の脚本家がゲストで参加する場合もある。『コヨーテ ラグタイムショー』『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』『活撃 刀剣乱舞』では代表取締役社長・プロデューサーの近藤光がシリーズ構成・脚本を担当した。

シナリオ会議や絵コンテ、アフレコ等の各種監修作業では、原作となる漫画・小説作品やゲームの原作者・編集者・開発チームに参加を依頼しており、共同で制作・監修を行うスタイルがとられている。これは「原作を尊重して、ファンだけではなく作者や原作関係者も観たいと思える作品を制作する」というスタジオの方針から長年行われている取り組みである[80][81][82]

編集は神野学が主に担当しており、神野が所属するソニーPCLでオンライン編集を含む編集作業を行っている。音響制作はほぼ全ての作品でスタジオマウスを起用。音楽には梶浦由記椎名豪深澤秀行を起用する傾向にある。

音響監督には外部のクリエイターを起用していたが、2016年以降は代表取締役社長である近藤光が音響監督・音楽演出を担当している。

2007年以降のテレビアニメ、劇場作品、WEBアニメ、OVAなどのアニメーション作品に関しては、ほぼ全てでアニプレックスが企画・プロデュース・宣伝・販売・音楽制作を担当。アニプレックス代表の岩上敦宏や所属プロデューサーである高橋祐馬がプロデュース・宣伝を担当している。ゲームアニメーション及び、そのテレビアニメ化作品に関してはバンダイナムコエンターテインメントの作品を主に手掛けており、『GOD EATER』シリーズや『テイルズ オブ シリーズ』など、富澤祐介がIP総合プロデューサーを務めるゲームタイトルの作中アニメーション制作を多く担当している。

主題歌については、同社劇場作品『劇場版 空の境界』にて結成された梶浦由記プロデュースによるヴォーカルユニットKalafinaを多く起用。結成から解散となる2017年までの間に、デビューシングル「oblivious」からラストシングルとなった21枚目の「百火撩乱」までの15曲をufotable作品とタイアップしていた。2011年以降はアーティストのAimerLiSAを中心にSACRA MUSIC所属アーティストとのタイアップが主となっている。

アニメ制作会社feel.に所属するスタッフがufotable作品へ原画などで参加することが多く、ufotableのスタッフもfeel.の作品に原画などで参加することが多い。また、ufotableに参加していた演出家のあおきえいが取締役を務めるアニメ制作会社TROYCAの制作作品への参加も多い。


注釈

  1. ^ 旧高原ビル部分は1932年建造で、文化庁登録有形文化財
  2. ^ あおきえいや田畑壽之など外部のアニメーターや演出家をメインスタッフに起用する場合もある
  3. ^ ストーリーディレクターの金月龍之介、 ビジュアルディレクターの小笠原篤、 レイアウトディレクターの高橋タクロヲ、テクニカルディレクターの平尾隆之による集合ネーム
  4. ^ 主要制作スタッフの近藤光あおきえい野中卓也小船井充平尾隆之による集合ネーム。
  5. ^ 創刊号 - 2008年3月号まで誌上連載、2008年11月からジャンプスクエアのホームページにてアニメ漫画形式でweb連載
  6. ^ 2012年版のポスター2枚とつなぎ合わせることによりひとつのポスターとなる。
  7. ^ 2011年〜2015年版のポスター、計11枚とつなぎ合わせることにより幅8メートルのひとつのポスターとなる。
  8. ^ 他アニメ制作会社における制作デスクに相当。ufotableでは2007年以降の作品からこの呼称に統一された。

出典

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  3. ^ 現代映像プロデュース論 2012-2013 第1回 文化と場所の融合〜マチ★アソビの場合 講師:近藤光
  4. ^ 吉田尚記がアニメで企んでる
  5. ^ スタジオ名「ufotable」の由来
  6. ^ ufotableの社名の由来になった「ユーフォーテーブル」はコレGIGAZINE、2012年03月23日)
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