マサ マサの概要

マサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/26 02:53 UTC 版)

マサ
種類 生地
関連食文化 メキシコ料理
主な材料 ホミニー
テンプレートを表示
小麦粉のマサを用いたトルティーヤ

マサ・ニシュタマレラ(masa nixtamalera)とは、ニシュタマリゼーションと呼ばれる石灰水処理を行ったトウモロコシの穀粒から作られるパン生地であり、メキシコ中央アメリカ南アメリカの伝統的な家庭料理に使用される。トウモロコシはグルテンを持たないため、単純に製粉して加水し、こねてもパン生地としての粘り気は得られないが、石灰水処理を行うと、粘り気のあるパン生地を作ることができる。マサは主にトルティーヤタマレスの材料として使用される。

メキシコでは、完熟したトウモロコシの穀粒を石灰およびと一緒に加熱処理し、一晩放置してから水でさらしてアルカリを除いたものをニシュタマル(nixtamal)と呼ぶ。これを伝統的にはメタテ(metate)と呼ばれる石皿とマノ(mano)と呼ばれるすり棒で、食品工業的には粉砕機で細かく挽くことによって作られる。アルカリ水溶液処理したトウモロコシを乾燥させて粉にした乾燥マサも市販されており、水を加えてこねるだけでマサができる。マサを円形に薄く延ばして焼くとトルティーヤとなり、これで挽肉チーズなどの具を巻くとタコスになる。マサにラードを混ぜて味をつけ、辛口の挽肉やフリホレス・レフリトスを包み、トウモロコシの皮やバナナの葉に包んで蒸すとタマレスとなる。メキシコではこの他にもマサを使った様々な料理が発達している。石灰水処理(ニシュタマリゼーション)の食品化学的意義についてはトルティーヤの項目でも詳述されている。

その他

  • マサ・デ・マイス(masa de maiz)あるいはマサ・アリナ(masa harina)とは、石灰水処理していないトウモロコシの粉から作る生地のことである。{{要検証}}
  • マサ・トリゴ(masa trigo)とは小麦粉で作ったマサのことで、薄くのばして小麦粉のトルティーヤを作る。



「マサ」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マサ」の関連用語


2
98% |||||

3
98% |||||

4
マサーラ デジタル大辞泉
98% |||||

5
馬山 デジタル大辞泉
98% |||||

マサのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マサのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマサ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS