ピーナッツ (漫画) 解説本

ピーナッツ (漫画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 14:14 UTC 版)

解説本

  • チャールズ・M.シュルツ著、三川基好訳『スヌーピーの50年 - 世界中が愛したコミック「ピーナッツ」』(朝日新聞社、2001年、ISBN 4022575697
  • 廣淵升彦『スヌーピーたちのアメリカ』(新潮社、1993年、ISBN 4103937017
  • 廣淵升彦『スヌーピーたちの言葉は泉のように』(講談社、1996年、ISBN 4062084775
  • 廣淵升彦『スヌーピーたちの心と時代』(講談社、2000年、ISBN 4062564718
  • マイケル・A.シャーマン著、小松原宏子訳『スヌーピーといつもいっしょに-PEANUTSを生んだチャールズ・シュルツ物語』(Gakken、2015年、[29])

アート

作者に認められた、世界でただ一人の「ピーナッツ」ファインアーティストであるトム・エバハートによってピーナッツを題材にした絵画が描かれている。また、大谷芳照によってピーナッツのキャラクターと墨絵をコラボレーションした作品が描かれている。2005年には日本で『スヌーピーライフデザイン展 Happiness is the55thAnniversary』が開催され、草間彌生をはじめとするアーティスト達が「ピーナッツ」の世界観を様々なかたちで表現した。また各地の土産店などで発売されているご当地の格好をしたスヌーピーは、ユナイテッド・メディア社に認定されたイラストレーターによって、原作イラストに加筆されたものである。

ミュージカル

きみはいい人 チャーリー・ブラウン

きみはいい人 チャーリー・ブラウン』(きみはいいひと チャーリーブラウン、YOU'RE A GOOD MAN, CHARLIE BROWN)のタイトルで、1967年ニューヨークオフ・ブロードウェイでプレミア上演された。さらに1999年には連載50周年を記念してブロードウェイで上演され、トニー賞をミュージカル助演男優賞(スヌーピー役のロジャー・バート)とミュージカル助演女優賞(サリー役のクリスティン・チェノウェス)の2部門で受賞している。

日本では1977年に初演され、チャーリー役を坂本九が演じた。2000年に上演され、スヌーピー役を市村正親、チャーリー役を小堺一機、ライナス役を佐野瑞樹、ルーシー役を土居裕子が演じた。2017年4月にシアタークリエにて、チャーリー・ブラウンを村井良大、スヌーピー役を中川晃教が演じた[30]

第1幕

  • You're A Good Man, Charlie Brown
  • Schroeder
  • Snoopy
  • My Blanket and Me
  • The Kite
  • The Doctor Is In
  • Beethoven Day(1998年ブロードウェイのリバイバルで追加)
  • The Book Report

第2幕

  • The Red Baron(リバイバルではカットされた)
  • My New Philosophy(1998年ブロードウェイのリバイバルで追加)
  • T-E-A-MThe Baseball Game
  • Queen Lucy(1998年ブロードウェイのリバイバルで追加)
  • Peanuts Potpourri(1998年ブロードウェイのリバイバルで追加)
  • Glee Club Rehearsal
  • Little Known Facts
  • Suppertime
  • Happiness
  • Bows(1998年ブロードウェイのリバイバルで追加)

SNOOPY! THE MUSICAL

上記の『きみはいい人 チャーリー・ブラウン』とは別に『SNOOPY! THE MUSICAL』というミュージカルもあり、初演は1975年にサンフランシスコで行われ、1982年・83年にはロンドンでオフブロードウェイによる初演が行われた。日本でも上演されており、2001年の初演はスヌーピーを宮川浩、チャーリー・ブラウンを坂上忍が務め[31]、同年の再演はスヌーピーを大澄賢也、チャーリー・ブラウンは引き続き坂上忍が務めている[32]。なお、日本版のタイトルは感嘆符が3つになっている。

第1幕

  • Overture(歌はオリジナルのロンドン公演で追加)
  • The World According To Snoopy
  • Snoopy's Song
  • Woodstock's Theme
  • Hurry Up Face(歌はオリジナルのロンドン公演で追加)
  • Edgar Allen Poe
  • Mother's Day(歌はオリジナルのロンドン公演で追加)
  • I Know Now
  • The Vigil
  • Clouds
  • Where Did That Little Dog Go?
  • Dime A Dozen(歌はオリジナルのロンドン公演で追加)
  • Daisy Hill
  • When Do The Good Things Start?

第2幕

  • Entr'acte
  • The Great Writer
  • Poor Sweet Baby
  • Don't Be Anything Less Than You Can Be
  • The Big Bow-Wow
  • Just One Person/Bows/Don't Be Anything Less Than You Can Bereprise

ゲーム

携帯型ゲーム機

  • スヌーピーテニス(任天堂ゲーム&ウオッチワイドスクリーン)
    チャーリー・ブラウンの下手なサーブ練習に付き合うスヌーピーを操作する。ルーシーも邪魔をしに登場。
  • スヌーピー(任天堂、ゲーム&ウオッチパノラマスクリーン)
    スヌーピーを操り、シュローダーのピアノから発生する音符を叩き壊す。音符を逃すと上で寝ているウッドストックたちの安眠を妨げてしまいミスとなる。海外では「テーブル・トップシリーズ」と呼ばれる中型の据え置きバージョンも存在。ゲーム内容はパノラマスクリーン版と同じ。
  • スヌーピーのマジックショー(1990年4月28日/コトブキシステム、ゲームボーイ用ソフト)
  • スヌーピーのはじめてのおつかい(1996年12月21日/コトブキシステム、ゲームボーイ用ソフト)
  • スヌーピーテニス(2001年6月20日/インフォグラムハドソンゲームボーイカラー用ソフト)
    ゲーム&ウオッチの同名ゲームとは無関係。
  • スヌーピーVSザ・レッドバロン(PSP:日本未発売)
    下記の Windows 版、及び PS2 版も含め、ソフト開発はのちに「Snoopy Flying Ace」を製作した Smart Bomb Interactive へ移行。
  • スヌーピーといっしょに DS 英語レッスン(2007年11月15日/学研インデックス、ニンテンドーDS用ソフト)
    英語学習ソフト。英単語辞書やミニゲームなどが収録される。
  • スヌーピー DS2008年10月8日/スクウェア・エニックス、ニンテンドー DS 用ソフト)
    プレイヤーは町の新しい住民としてピーナッツメンバーに迎え入れられる。原作に登場する数多くのシチュエーションが織り込まれており、ストーリー進行に応じて「ビーグルスカウト」や「撃墜王」など大量のミニゲームも遊べるようになる。
  • スヌーピー ストリート(2011年12月9日/ビーライン・インタラクティブ・ジャパン、iOSバージョン4.3以降に対応する機種用配信ソフト)
    チャーリー・ブラウンの家の周囲でストリートフェアを開催、収益を上げて発展させていく街育成オンラインゲーム。原作キャラクターの多くが登場、アニメ版のサウンドがBGMとして流れる、ゲーム進行に応じてコミックも読めるなど手厚い作り。季節ごとに(クリスマス版などの)アップデート版が配信されており、日本限定で「お正月バージョン」が配信されたことも。ゲーム内での友達を増やし、友達同士でカードをトレードしたりギフトを贈り合うことで有利に展開するなど、いわゆるソーシャルゲームの要素も強い作品となっている。

家庭用ゲーム機

  • スヌーピーアンド ザ レッドバロン(アタリ2600用ソフト)
  • 「ドナルド・ダック」(コトブキシステムファミコン用ソフト)の海外版
    日本版は登場するキャラクターがドナルド・ダックの家族であるが、海外版はすべてのキャラクターが「ピーナッツ」に登場するキャラクターに変わっている。
  • スヌーピーコンサート1995年5月19日/三井不動産電通スーパーファミコン用ソフト)
    原作コミックの表現、世界観を丁寧に取り扱ったゲームソフト。スタッフロールに記述された人名から、実際の制作は任天堂が担当していたことが分かっている。
  • スヌーピーVSザ・レッドバロン(PlayStation 2:日本未発売)
  • Snoopy Flying Ace2010年6月2日/Smart Bomb InteractiveXbox 360 Xbox ライブアーケード用ソフト)
    「スヌーピーVSザ・レッドバロン」を発展させたフライトシューティング。オンライン対戦にも対応している。

パソコンゲームソフト

  • スヌーピー(1984年/コモドール64用ソフト)
  • スヌーピーアンドピーナッツ(MS-DOSなど様々な機種で発売)
  • スヌーピーの英語大好き (2002年/インターチャネル・ホロン、Windows/Mac OS 8、9、X 用ソフト、英語学習ソフト)
  • Peanuts: It's The Big Game Charlie BrownWindows/Mac OS X用ソフト、ミニゲーム集、日本未発売)
  • スヌーピーVSザ・レッドバロン(Windows用ソフト、日本未発売)

モバイルゲームアプリ

  • SNOOPY TOWN(2011年8月10日配信開始/GREE
  • スヌーピーストリート(2011年9月13日配信開始/App Store・2012年7月19日/Google Play
    海外版は「Snoopy’s Street Fair」のタイトルで日本より先に提供開始。
  • カシャ×2 SNOOPY(2012年11月9日配信開始/Mobage・2012年12月25日配信開始/GREE・2013年4月25日配信開始/dゲーム
  • スヌーピー ドロップス(2014年9月11日配信開始/Google Play・2014年9月29日/App Store)
  • スヌーピー&フレンズ(2015年12月17日配信開始/App Store・2016年2月2日配信開始/Google Play)
  • スヌーピー ライフ(2018年1月24日配信開始/App Store・Google Play)
  • スヌーピー パズルジャーニー(2020年3月3日配信開始/App Store・Google Play)
  • スヌーピーもぐもぐレストラン(2021年4月23日配信開始/App Store・Google Play)

アーケード・ゲーム機、その他

  • スヌーピーポン
    ポン」というアーケードゲームのピーナッツ関連筐体バージョン。
  • ゲームギャラリー
    スヌーピーの公式サイトにリンクされている、ピーナッツ関連のブラウザゲームプレイページ。

注釈

  1. ^ 1947年から1950年までは、本作の前身である『リル・フォークス』が連載されていた。
  2. ^ 後年になってから、このタイトルも併記していた時期がある。
  3. ^ 初期の単行本は傑作選だった。
  4. ^ 既存の物にも修正を加えている。谷川は翻訳について、日課であり生きがいとなっている旨のコメントをしていた[6]
  5. ^ 1971年、同年の「SUMMER号」としてツル・コミックスから創刊。第2号の1971年11月号から月刊化。出版社は1973年4月号から盛光社、1974年6月号からすばる書房盛光社、1976年2月号からすばる書房に変更され、1979年8月号で休刊[8]
  6. ^ 一度マーシーとトレードされたのだが、ペパーミント・パティは彼女のあまりの下手さに呆れ、結局元通りになった。
  7. ^ しかし、チャーリー・ブラウンが退院した際にはしっかりと押さえていたのだが、日頃の行いからか彼が間違って彼女の腕を蹴ってしまい、骨折させられたこともあるというある意味、自業自得な結果となった。また、最終話近くでは弟のリランにボールを託したためにボールを蹴られてしまった。アニメではスヌーピーの手品で透明人間になったチャーリーに蹴られたこともある。
  8. ^ 鶴書房のコミックスではドイツ語の発音に近い「シュレーダー」と表記。
  9. ^ アニメにて、ベートーベンが作曲した当時に入手可能なピアノをもってしても音域不足により演奏が困難だったハンマークラヴィーアをおもちゃのピアノで演奏しているシーンがある。
  10. ^ 鶴書房版ではパトリシア・ライクハート。角川書店版ではパトリシア・レイクハート。英語の発音は“ライカート”に近い。
  11. ^ 本来は「豚小屋」の意。
  12. ^ ただし、チャーリー・ブラウンはフットボールチームを持ってないため、ペパーミント・パティのチームに頼み込むも、小さすぎるという理由で断られた。
  13. ^ フットボール用のマスクに3人も入っているほどの小柄。
  14. ^ 2003年に契約満了で別の色に塗り替えられ、2010年までに全車が除籍された。

出典

  1. ^ 谷川俊太郎訳「ピーナッツ全集」が刊行。未邦訳含む全作品を収録”. ミーティア (2019年10月31日). 2020年7月12日閲覧。
  2. ^ SNOOPY公式サイト:ピーナッツ情報局 2000年10月
  3. ^ CHARLES M. SCHULZ, CREATOR OF PEANUTS, TO RETIRE
  4. ^ Judith Yaross Lee『Twain's Brand: Humor in Contemporary American Culture』 (2012年), p. 166
  5. ^ a b 『スヌーピーの50年 - 世界中が愛したコミック「ピーナッツ」』26頁。
  6. ^ “谷川俊太郎, 2020年4月”. Twitter (河出書房新社). (2020年6月12日). https://mobile.twitter.com/kawade_honyaku/status/1271400317276393472 2020年7月12日閲覧。 
  7. ^ “【スヌーピー好きの皆様へのお知らせ】”. Twitter (河出書房新社). (2020年6月26日). https://mobile.twitter.com/kawade_honyaku/status/1276487361803595776 2020年7月12日閲覧。 
  8. ^ 『スヌーピー・ブティック―Peanuts vintage collectibles (2)』辰巳出版(タツミムック)、2002年、130-134頁。ISBN 4-88641-744-2
  9. ^ スヌーピーとチャーリーブラウン(NHK番組史)
  10. ^ a b c 『キャラクタービジネス 知られざる戦略』156頁。
  11. ^ 宮下真(著)、星野克美(監修)『キャラクタービジネス 知られざる戦略』青春出版社、2001年、155頁。ISBN 4413018273
  12. ^ 『キャラクタービジネス 知られざる戦略』156-158頁。
  13. ^ スヌーピーミュージアム オープン記念展「愛しのピーナッツ。」詳細決定!、スヌーピーミュージアム、 2016年3月17日。 (PDF)
  14. ^ a b c 「遅咲き、スヌーピー飛ぶ、今年で来日50年、キャラ市場、キティ抑え3位、17年フレンズ18年スポーツ、日本独自テーマ」『日経MJ』2018年9月14日付、3頁。
  15. ^ スヌーピーは○○と呼んでほしかった? 作者の妻ジーンさんが教えてくれた「ピーナッツ」15の秘密” (2016年5月15日). 2020年3月22日閲覧。
  16. ^ a b 町山智浩『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか』(太田出版)
  17. ^ 河出書房新社『完全版ピーナッツ全集』第6巻、pp.173-250。掲載日は1962年2月5日から8月5日まで。ただし、眼鏡をかけていないエピソードもある。
  18. ^ Peppermint Patty”. SNOOPY.co.jp:日本のスヌーピー公式サイト. 2019年7月3日閲覧。
  19. ^ Marcie”. SNOOPY.co.jp:日本のスヌーピー公式サイト. 2019年7月3日閲覧。
  20. ^ スヌーピー全集
  21. ^ Apple TV+、世界最高の才能たちが手がけるApple Original作品を携え、本日より提供開始”. Apple (2019年11月1日). 2020年11月7日閲覧。
  22. ^ Apple TV Plus Releases ‘The Snoopy Show’ Teaser (TV News Roundup)”. Variety (2020年10月2日). 2020年11月7日閲覧。
  23. ^ 【ニュース】Apple TV+でアニメ「スヌーピーのショータイム!」2月配信予定。「ピーナッツ」70周年を記念して”. iをありがとう (2020年10月3日). 2020年11月7日閲覧。
  24. ^ The Snoopy Show Apple TV+ Press
  25. ^ 『完全版ピーナッツ全集11巻』河出書房新社。 
  26. ^ カートゥーン ネットワーク カスタマーセンターより
  27. ^ a b https://www.snoopy.co.jp/event/4823/ 役名は放送分のクレジットより
  28. ^ LICENSETEAMライセンスチーム - CANTERBURY (カンタベリー)公式通販”. GOLDWIN WEB STORE. 2021年5月17日閲覧。
  29. ^ Schuman, Michael (2015). Sunūpī to itsumo issho ni : Peanuts o unda Chāruzu Shurutsu monogatari. Hiroko Komatsubara, 小松原宏子.. Tōkyō. ISBN 978-4-05-204274-4. OCLC 933208566. https://www.worldcat.org/oclc/933208566 
  30. ^ “「きみはいい人〜」チャーリー・ブラウンとスヌーピーは村井良大&中川晃教”. ステージナタリー. (2016年7月22日). https://natalie.mu/stage/news/194404 2016年10月26日閲覧。 
  31. ^ 『ミュージカル』2001年5月号、ミュージカル出版社、43頁
  32. ^ 『ミュージカル』2001年10月号、ミュージカル出版社、18 - 20頁





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