らいらっく
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/11 02:49 UTC 版)
事故
2005年11月7日、4時15分ごろ、強風下で小樽港に入港する際、曳船を使用せず着岸しようとしたところ、強風に圧流されたため着岸を断念、曳船を要請した。その後、圧流されながら港内を移動中、港内で荒天避泊していた漁船第三十八桂丸および貨物船スチェボン-1に相次いで衝突した。衝突により、本船は左舷中央部から後部の外板に擦過傷、第三十八桂丸は錨索切断、右舷船首部ブルワークの曲損、スチェボン-1は船首部外板の損傷などを生じた。事故当時、天候は雨で風力8の東南東の風が吹いており、最大瞬間風速が約20メートルに達する状況で、強風・波浪注意報が発令されていた。事故原因はらいらっくおよび運航管理者の運航基準不遵守、着岸断念後の不適切な措置とされた[6]。
脚注
外部リンク
- ^ a b 世界の艦船(2001年9月号,p166)
- ^ a b c d e f g h i j k l m LILAC(らいらっく)詳細データ - 「船と海のサイエンス」Vol.1 2002年夏季号(海上技術安全研究所 Internet Archive)
- ^ 新日本海フェリー/新造船「らいらっく」が竣工、5日に新潟-小樽間に就航へ - 日本海事新聞2000年4月1日
- ^ “新日本海フェリー 会社案内 沿革”. 新日本海フェリー. 2015年10月31日閲覧。
- ^ 新日本海フェリー/新造船「あざれあ」進水。三菱重工下関で。6月、小樽-新潟航路へ Archived 2017年1月18日, at the Wayback Machine. - 日本海事新聞
- ^ a b 神戸地方海難審判庁 (2007-10-30) (PDF). 平成18年仙審第65号 旅客船らいらっく漁船第三十八桂丸貨物船スチェボン-1衝突事件 (Report). 海難審判・船舶事故調査協会 2016年2月14日閲覧。.
固有名詞の分類
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