荒天下での沈没
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 15:20 UTC 版)
「フェリーらいらっく」の記事における「荒天下での沈没」の解説
2008年6月21日、フィリピンのマニラからセブ島へ向け航行中、折から接近中の台風6号による波浪の中でエンジンが故障。同国中部のロンブロン州シブヤン島沖合で高波を受けて転覆し、乗員乗客825人中、船長を含む773人が死亡または行方不明となった。 荒天の中、事故直後から沿岸に漂着した乗客の救助が行なわれ、同月26日から沿岸警備隊のダイバー、アメリカ海軍による救難活動が展開されたが、台風による荒天の影響、違法に積載されていた多量の殺虫剤による二次災害の懸念から翌日に中断されるなど、捜索、遺体収容は難航、乗員乗客825名のうち、船長を含む773名が死亡または行方不明となる大規模な海難事故となった。 フィリピン政府は同月23日、運航会社の責任を指摘したうえで会社が保有するすべての船舶を一時運航禁止にする措置を講じた。なお、捜索に関わったダイバーに対しては健康診断が実施された。
※この「荒天下での沈没」の解説は、「フェリーらいらっく」の解説の一部です。
「荒天下での沈没」を含む「フェリーらいらっく」の記事については、「フェリーらいらっく」の概要を参照ください。
- 荒天下での沈没のページへのリンク