川蟬とは? わかりやすく解説

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かわ‐せみ〔かは‐〕【翡翠/川×蝉】

読み方:かわせみ

ブッポウソウ目カワセミ科全長17センチくらい。頭から背にかけて光沢のある青緑色、腹は栗色くちばし大きく黒色で、雌は下くちばしが赤。飛び込んでを捕って食べる。ユーラシア分布日本では水辺にみられ、留鳥。翡翠(ひすい)。しょうびんそにどり。《 夏》「—や露の青空映りそむ/波郷」

カワセミ科総称。ヤマセミ・アカショウビン・ワライカワセミなど、世界に約90種が分布

翡翠/川蝉の画像
「翡翠」に似た言葉

かわせみ 【川蝉・翡翠】

ブッポウソウ目カワセミ科ギリシア伝説に、海難死した夫も、それを慕う妻も、カワセミになった話がある。彼らの祖父風神アイオロスだったので、カワセミ営巣のときは風浪起きないとする。中国では、その羽の美しさから翡翠の字を当て、翡は雄、翠は雌のカワセミとする。

川蝉

読み方:カワセミkawasemi

カワセミ科留鳥

季節

分類 動物


カワセミ

(川蟬 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 01:41 UTC 版)

カワセミ翡翠[5]、翡翆、魚狗[6]、川蟬[6]、学名:Alcedo atthis)はブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に属する水辺に生息する小鳥。鮮やかな水色の体と長いくちばしが特徴。ヒスイ青い宝石、古くはソニドリ(翠鳥[注 1][7]、鴗[注 2])と呼ばれることもある。


注釈

  1. ^ 「翠鳥」は現在の漢名(中国名)でもある(: 翠鳥: 翠鸟拼音: cuìniǎo)。
  2. ^ 「立」偏に「鳥」、U+9D17
  3. ^ 古い自転車ブレーキ音とも形容される。

出典

  1. ^ a b c Alcedo atthis in IUCN Red List of Threatened Species. Version 2012.2.” (英語). 国際自然保護連合(IUCN). 2012年11月26日閲覧。
  2. ^ a b Alcedo atthis (Linnaeus, 1758)” (英語). ITIS. 2012年11月26日閲覧。
  3. ^ a b c d Brazil, Mark (2009). Birds of East Asia. Princeton University Press. p. 276-277. ISBN 978-0-691-13926-5 
  4. ^ a b c d e C Hilary Fry & Kathie Fry; Alan Harris (1999). Kingfishers, Bee-eaters & Rollers (paperback, 1st ed.). Christopher Helm. pp. 74-75, 219-221. ISBN 0-7136-5206-3 
  5. ^ a b 安部直哉『山溪名前図鑑 野鳥の名前』山と溪谷社、2008年、111頁。ISBN 978-4-635-07017-1 
  6. ^ a b 高野伸二 編『山溪カラー名鑑 日本の野鳥』山と溪谷社、1985年、362-363頁。ISBN 4-635-09018-3 
  7. ^ 河合徳恵「カワセミ雑考」『BIRDER』第18巻第7号、文一総合出版、2004年7月、44-45頁。 
  8. ^ a b c d e f g h i j k l 中川雄三(監修) 編『ひと目でわかる野鳥』成美堂出版、2010年1月、150頁。ISBN 978-4415305325 
  9. ^ a b c 叶内拓哉、安部直哉・上田秀雄『山溪ハンディ図鑑7 日本の野鳥 増補改訂新版』(初版)山と溪谷社、2011年12月30日、418-419頁。ISBN 978-4-635-07029-4 
  10. ^ a b c d 高野伸二『フィールドガイド 日本の野鳥 増補改訂版』日本野鳥の会、2007年、208-209頁。ISBN 978-4-931150-41-6 
  11. ^ a b 五百沢日丸『日本の鳥550 山野の鳥 増補改訂版』文一総合出版、2004年、108-109頁。ISBN 4-8299-0165-9 
  12. ^ 高野伸二『カラー写真による 日本産鳥類図鑑』東海大学出版会、1981年、317頁。 
  13. ^ 高野伸二 『野鳥識別ハンドブック』改訂版、日本野鳥の会、1983年、206-207頁。
  14. ^ 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、383頁。ISBN 4-582-54230-1
  15. ^ 文一総合出版編集部「鳥界のアイドル」『BIRDER』第12巻第7号、文一総合出版、1998年7月、12-23頁。 
  16. ^ 粕谷和夫「カワセミ類の形態解説〜カワセミ」『BIRDER』第18巻第7号、文一総合出版、2004年7月、30-31頁。 
  17. ^ 菅原浩, 柿澤亮三『図説 鳥名の由来辞典』柏書房、2005年、367頁。ISBN 4760126597 
  18. ^ 三省堂編修所 『何でも読める難読漢字辞典』 株式会社三省堂 1995年9月10日初版発行 ISBN 4385135916
  19. ^ a b c d e f g h Clements, James (2007). The Clements Checklist of the Birds of the World (6th ed.). Ithaca, NY: Cornell University Press. p. 215. ISBN 978-0-8014-4501-9 
  20. ^ 追われる東京の自然『朝日新聞』1970年(昭和45年)11月28日夕刊 3版 10面
  21. ^ a b 大橋 弘一、Naturally『散歩で楽しむ野鳥の本(街中篇)』山と溪谷社、2008年10月21日、12-13頁。ISBN 978-4635596206 
  22. ^ a b カワセミ”. 甲府市. 2012年11月26日閲覧。
  23. ^ 国土交通省北海道開発局旭川建設開発部旭川河川事務所魚・鳥・人にやさしい川づくり」、2011年12月。
  24. ^ 日本のレッドデータ検索システム「カワセミ」”. (エンビジョン環境保全事務局). 2012年11月26日閲覧。 - 「都道府県指定状況を一覧表で表示」をクリックすると、出典の各都道府県のレッドデータブックのカテゴリー名が一覧表示される。
  25. ^ 千葉県レッドデータブック動物編(2011年改訂版)” (PDF). 千葉県. pp. 107 (2011年). 2012年11月26日閲覧。
  26. ^ 大阪府における保護上重要な野生生物-大阪府レッドデータブック-・カワセミ”. 大阪府 (2000年3月). 2012年11月26日閲覧。[リンク切れ]
  27. ^ レッドデータブックとっとり (動物)” (PDF). 鳥取県. pp. 63 (2002年). 2012年11月26日閲覧。[リンク切れ]
  28. ^ 改訂版 レッドデータおきなわ-動物編-” (PDF). 鳥取県. pp. 89 (2005年). 2012年11月26日閲覧。[リンク切れ]
  29. ^ 埼玉県レッドデータブック2008 動物編” (PDF). 埼玉県. pp. 99 (2008年). 2012年11月26日閲覧。[リンク切れ]
  30. ^ カワセミと500系新幹線電車 日本野鳥の会、2017年11月14日閲覧。
  31. ^ NHKアーカイブス保存番組詳細「みどりの地球 カワセミがもどってきた」(1985年6月25日放送)”. NHK. 2011年12月22日閲覧。
  32. ^ NHKアーカイブス保存番組詳細「野鳥百景カワセミ多摩川」(1996年4月1日放送)”. NHK. 2011年12月22日閲覧。
  33. ^ NHKアーカイブス保存番組詳細「ふるさと自然発見 青い宝石・カワセミに魅せられて 〜北海道旭川市・江丹別〜」(1997年6月21日放送)”. NHK. 2011年12月22日閲覧。
  34. ^ NHKアーカイブス保存番組詳細「ハイビジョンスペシャル カメラマン嶋田忠 野生の瞬間に挑む カワセミ 最古の森にきらめく」(2004年3月23日放送)”. NHK. 2011年12月22日閲覧。
  35. ^ 東京へ進出中! 清流の宝石カワセミ(2012年11月18日放送)”. NHK. 2012年11月26日閲覧。
  36. ^ 野鳥JAPAN(第8回)カワセミ、クロツグミ、ライチョウ”. テレビ東京. 2012年11月26日閲覧。



川蝉

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SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」の記事における「川蝉」の解説

仏師がまだ忍びであった頃、共に落ち谷修行励んでいた女性

※この「川蝉」の解説は、「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」の解説の一部です。
「川蝉」を含む「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」の記事については、「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」の概要を参照ください。

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