妖精の踊りとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 妖精の踊りの意味・解説 

ようせいのおどり〔エウセイのをどり〕【妖精の踊り】


プリューダン:妖精の踊り

英語表記/番号出版情報
プリューダン:妖精の踊りDanse deses Op.41出版年1853年  初版出版地/出版社Joubert  献呈先: Hector Berlioz

作品解説

執筆者: 上田 泰史 

 プリューダン30代半ば成功作。この作品当時音楽家たちに高く評価され、しばしば公の場演奏された。本作品を献呈されたエクトール・ベルリオーズ1853年オーケストラ付き演奏された《妖精の踊り》をパリ聴いて次のように述べている。

 彼の《妖精の踊り》という作品は、昨年ロンドンオーケストラなしのを聴いたが、私の知る限り最も詩的甘美なものの一つだ。[…]これは詩であり絵画である。オーケストレーション甘美で穏やか、神秘的な響きのする和声陽気な旋律戯れ、すべてがそこにはある。ピアノの走句は意味の空虚な線ではない。それは妖精旋律連鎖であり、それらはとめどなく流れきらめきピアノだけが完全に表現できる着想他ならない。プリューダンの《妖精の踊り》は全体として音楽界導入され新しく夢想的な作品だ。認めるべきこうしことがあるということは、私にはそうしばしば起こることではない。(RGM, 1853. 4.10, no.15, Journal des debatsからの引用)

 概してプリューダンの作品にはあまり重力感じられず、空気のように漂う性質持っているバロックトッカータ風の序奏続いて登場する飛び交う妖精」の音型、すなわち右手が細かい16分音符動き続け書法は、すでに《12ジャンル練習曲》の第6〈鬼火〉に見られるが、本作品では半音多用され愛らしく怪し雰囲気醸し出す本作品は20世紀初期まではよく演奏されたらしく、イタリアのコンポーザー・ピアニスト、ズガンバーティ(1841-1914) がこの曲を教育用編集して再出版している。


ヒラー:妖精の踊り


妖精の踊り

作者石井文雄

収載図書魔弾の射手
出版社文芸社
刊行年月2003.5


「妖精の踊り」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「妖精の踊り」の関連用語

妖精の踊りのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



妖精の踊りのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
社団法人全日本ピアノ指導者協会社団法人全日本ピアノ指導者協会
Copyright 1996-2024 PianoTeachers' National Association of Japan
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS