ベルリオーズ
フランスの作曲家。医師である父に教育を受ける。また、幼少よりフルート、ギターを学ぶ。鍵盤楽器を学ばずに13歳で作曲を始めるが、父の希望により1821年、17歳でパリの医学校に入学。医学の勉強を続けながらパリのオペラ座に通い、グルック、サリエリなどのオペラを聴いた。
24年に作曲したミサ曲の成功がきっかけで作曲家になることを決意し、26年にはパリ音楽院に入学。30年、ローマ賞優勝。同年〈幻想交響曲〉を作曲。
ベルリオーズはシェイクスピア、ゲーテ、ユゴーらの文学作品、ベートーヴェンの音楽に大きな影響を受けている。主要な作品に、劇的物語〈ファウストの劫罰〉、ヴィオラとオーケストラのための〈イタリアのハロルド〉、オラトリオ〈キリストの幼時〉などがある。
エクトル・ベルリオーズ
(Hector Berlioz から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/08 14:55 UTC 版)
ルイ・エクトル・ベルリオーズ(Louis Hector Berlioz、1803年12月11日 - 1869年3月8日)は、フランスのロマン派音楽の作曲家である。『幻想交響曲』でよく知られているが、他にも『死者のための大ミサ曲』(レクイエム、1837年)にみられるように、楽器編成の大規模な拡張や、色彩的な管弦楽法によってロマン派音楽の動向を先取りした。
- ^ Kamien 241
- ^ パリ音楽院管弦楽団1828年演奏会記録
- ^ Kamien 242
- ^ 今谷和徳・井上さつき『フランス音楽史』音楽之友社、2010年
- ^ Kamien 243
- ^ http://www.scena.org/columns/lebrecht/031210-NL-Berlioz.html
- ^ 「まれに見る名技、ニュアンスの絶妙な組み合わせ、ハーモニーの響き良さ、そして全く驚くべきことだが奔放な声部配置であり、最後に挙げた特徴は(中略)イタリア人が遵守していた全規則の見事な無視である」(ベルリオーズの言葉を抜粋:コンスタンチン・P. コワリョフ著、ウサミ ナオキ訳『ロシア音楽の原点―ボルトニャンスキーの生涯』新読書社 ISBN 978-4788061057)
- 1 エクトル・ベルリオーズとは
- 2 エクトル・ベルリオーズの概要
- 3 エピソード
- 4 音楽作品と著作
- 5 主要作品
- 6 日本語訳著作
- Hector Berliozのページへのリンク