サーボ機構とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > サーボ機構の意味・解説 

サーボ‐きこう【サーボ機構】

読み方:さーぼきこう

servomechanism位置方位姿勢などを自動制御する制御系遠方操作無線操縦などに利用


サーボ機構 【servo mechanism】


サーボ機構

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/12 02:53 UTC 版)

サーボ機構(サーボきこう、追従機構、servo mechanism)は、物体の位置、方位、姿勢などを制御量として、目標値に追従するように自動で作動する仕組み。自動制御装置。サーボ (Servo) の語源はラテン語の "servus"(英語のslave・servantの意)。

概要

工作機械ファクトリーオートメーションロボット分野では欠かせない技術となっている。コントローラ(司令部)がサーボアンプ(制御部)を通してサーボモータ(駆動・検出部)を制御し、サーボモータは制御の状態を確認し制御部に負帰還 (feedback) する方法と、予め計算した値に正帰還 (feed forward) する方法[1]とがある。

また、自動車等のブレーキ等では、ブレーキペダルの踏力から直接の油圧によりそのままブレーキ装置を働かせるだけではなく、何らかのサーボ機構を利用するものがあり、それをサーボと呼ぶ。

ドラムブレーキ(自動車など)や、自転車等のいわゆる「サーボブレーキ」における、ブレーキ機構自身の摩擦力によって、より強くブレーキがきく方向に正帰還 (feed forward) 的な働きがあるという特性を「セルフサーボ特性」と呼ぶ。そのためか、踏力を補助する『倍力装置』等と理解されていることがある。

自動車以外でもサーボブレーキという概念を用いている[2]

サーボ機構の応用

など

規格と定義

  • JIS Z 8121 (1967) オペーレーションズリサーチ用語 『サーボ機構』
  • JIS B 0185 (2002) 知能ロボット用語 『サーボ機構』

関連項目

脚注

  1. ^ 機械先端点のたわみを低減するサーボ制御装置, ファナック, 特許公開番号: 特開2015-230617
  2. ^ 電気サーボブレーキを備えたブレーキシステム, ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング, 特許公表番号: 特表2016-515494

外部リンク


サーボ機構

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 01:27 UTC 版)

制御工学」の記事における「サーボ機構」の解説

制御量を、目標値任意の変化追従させること(追値制御追従制御または自動追尾)を目的とする。

※この「サーボ機構」の解説は、「制御工学」の解説の一部です。
「サーボ機構」を含む「制御工学」の記事については、「制御工学」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「サーボ機構」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「サーボ機構」の例文・使い方・用例・文例

  • サーボ機構の、または、サーボ機構にかかわる
Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サーボ機構」の関連用語

サーボ機構のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サーボ機構のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
社団法人日本映像ソフト協会社団法人日本映像ソフト協会
Copyright © 2000-2025 Japan Video Software Association
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサーボ機構 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの制御工学 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS