サーボ式電磁弁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 18:35 UTC 版)
大きく分けてピストン式とダイアフラム式に分かれるが、原理的には同じである。ダイアフラム式の場合、振動板内の均圧孔を通してダイアフラム内外の圧力は同じになり、弁シートは下に押し付けられるが、電源が入れられ電機子が引き上がると、均圧孔よりも電機子の弁シートの孔のほうが大きいため、ダイアフラム内にかかる圧力が下がり、外からの圧力で押し上げられ、弁が開かれる構造。電源を切ると電機子の弁が閉じられ圧力が戻るため、弁は閉じられる。 8 - 22Wでガス・水・空気・油などの場合は口径100mmまで(高圧の冷媒液の場合は通電後に液体がガス化するため口径25mmに制限される)ならば開閉させることが可能であるが、直動式の場合は内外圧力差がなくても開閉が可能であるのに対し、サーボ式の場合は少なくとも入口側の圧力が出口側に対して0.03 - 0.2kg/cm2なければ正常に作動できない。また、均圧孔にゴミが付着すると正常に作動できなくなるため、ゴミの流入を避けなければならない。
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