サーマッラーへの遷都
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 09:26 UTC 版)
「サーマッラーの大モスク」の記事における「サーマッラーへの遷都」の解説
アッバース朝の第8代カリフであるムウタスィムは、自らの親衛隊として即位前から3,000から4,000騎ほどのトルコ人マムルークを所有しており、カリフに即位するとこれを7,000騎にまで増やした。しかし、ムウタスィムのトルコ人マムルークたちは都であるバグダードにおいて乱暴や狼藉を働き、バグダード市民からは嫌悪されていた。また、マムルークの存在はホラーサーン軍からも反発を招いた。 即位の3年後である836年、ムウタスィムはバグダード市民やホラーサーン軍からマムルークを守るべく、彼らを引き連れてバグダードの北方140から150キロメートルの所にあるサーマッラーに遷都した。
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