サーマルプリントヘッドのメーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 20:40 UTC 版)
「サーマルプリンター」の記事における「サーマルプリントヘッドのメーカー」の解説
1970年代のプリンタ電卓(プリンターを搭載した電卓で、キャッシュレジスターシステムが普及する前にはレジ代わりとしても使われていた)時代から1980年代のファックス時代にかけて、日本メーカー各社がサーマルプリンタの品質向上にしのぎを削った経緯から、サーマルプリンターは伝統的に日系企業が強く、サーマルプリントヘッドの市場シェアは2021年現在、京セラが最大手で、ロームが2位、山東華菱電子(三菱電機のサーマルプリントヘッド事業を継承した山東省の中日合弁企業で、三菱と伊藤忠商事が合わせて5割の株を持つ)が3位、以下、アオイ電子、東芝ホクト電子、ミタニマイクロニクスと、日系メーカーだけで市場をほぼ独占している。京セラのサーマルプリントヘッドの発熱抵抗膜の生成に使われるスパッタリングターゲット材料を供給している高純度化学研究所によると、京セラのサーマルプリントヘッドは綺麗で速いため、特にコンビニのレシートプリンターにおける京セラのサーマルプリントヘッドのシェアは5割に上るとのこと。なお、京セラとロームの世界シェアはほぼ同じで、ロームも「トップメーカー」を主張している。
※この「サーマルプリントヘッドのメーカー」の解説は、「サーマルプリンター」の解説の一部です。
「サーマルプリントヘッドのメーカー」を含む「サーマルプリンター」の記事については、「サーマルプリンター」の概要を参照ください。
- サーマルプリントヘッドのメーカーのページへのリンク