ケイ酸塩鉱物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 05:43 UTC 版)
ケイ酸塩からなる鉱物。カンラン石、輝石、角閃石、雲母、長石、沸石など。ケイ酸イオンの構造により、さらに細分化される。
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ケイ酸塩鉱物
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「鉱物の一覧#ケイ酸塩鉱物」も参照 鉱物学では、ケイ酸塩鉱物(ケイさんえんこうぶつ、(英: silicate mineral)は、そのアニオン部分の構造によって以下のようなグループに分類される。 ネソケイ酸塩鉱物(四面体単体) — [ SiO 4 ] 4 − {\displaystyle {\ce {[SiO4]^{4-}}}} 、かんらん石類、柘榴石類など。 ソロケイ酸塩鉱物(四面体2量体) — [ Si 2 O 7 ] 6 − {\displaystyle {\ce {[Si2O7]^{6-}}}} 、ベスブ石、緑簾石類など。 サイクロケイ酸塩鉱物(環状) — [ Si n O 3 n ] 2 n − {\displaystyle {\ce {[Si_{n}O_{3n}]^{2n{}-}}}} 、緑柱石、電気石類など。 イノケイ酸塩鉱物(単鎖状) — [ Si n O 3 n ] 2 n − {\displaystyle {\ce {[Si_{n}O_{3n}]^{2n{}-}}}} 、輝石類など。 イノケイ酸塩鉱物(2本鎖状) — [ Si 4 n O 11 n ] 6 n − {\displaystyle {\ce {[Si_{4n}O_{11n}]^{6n{}-}}}} 、角閃石類など。 フィロケイ酸塩鉱物(層状) — [ Si 2 n O 5 n ] 2 n − {\displaystyle {\ce {[Si_{2n}O_{5n}]^{2n{}-}}}} 、雲母類や粘土鉱物など。 テクトケイ酸塩鉱物(3次元網目状) — [ Al x Si y O 2 ( x + y ) ] x − {\displaystyle {\ce {[Al_{x}Si_{y}O_{2(x{+}y)}]^{x{}-}}}} 、石英、長石類、沸石類など。 テクトケイ酸塩鉱物は、アルミニウムなど価数の小さい原子でケイ素が置き換えられ、全体として負電荷を帯びる場合にのみカチオン種を含む。このような置換は他のケイ酸塩でも起こる。 いくつかの希少な鉱物では、結晶構造中に複数種のアニオンが共存していたり、上に挙げた種別の中間の構造を持つ複雑なアニオンを含んでいる。
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