Xichang Satellite Launch Centerとは? わかりやすく解説

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西昌宇宙センター

分類:宇宙開発機関
名称:西昌宇宙センター(Xichang Satellite Launch Center)
小分類:打ち上げ射場
国名:中国
所在地:四川省西昌
設立年月日:1980年代初頭

中国衛星打ち上げ実施して宇宙センター甘粛省酒泉(チウチュワン)、四川省西昌(シーチャン)、山西省太原(タイユワン)の3カ所ありますが、このうち静止軌道への打ち上げは西昌宇宙センターからのみおこなわれています。西昌酒泉太原より低緯度静止軌道への打ち上げ適した北緯28度に位置してます。最初の打ち上げ1984年1月29日長征3型(CZ-3)打ち上げランチャーにより同歩(STTW)軍事通信衛星静止軌道打ち上げました。西昌からの打ち上げこの後1996年2月14日長征3B型(CZ-3B)が打上げ時に爆発事故起こすまで21回におよび、長征3/3A型(CZ-3/3A)が同歩および東方紅(DFH)通信衛星長征2E(CZ-2E)がオーサットやオプタスなど海外通信衛星打ち上げました。西昌での打ち上げ1996年7月3日再開長征3B型の打ち上げ1997年8月20日成功しました

1.どのような組織になっているの?
中国弾道ミサイル実験場であった酒泉(チウチュワン)で長征1(CZ-1)による初の衛星打ち上げおこなったのは1970年のことで、1980年代入って第2の宇宙センター西昌建設されました。1988年には第3宇宙センター太源が稼働始めましたが、3つのセンターとも中国国家航天局 (CNSA)ではなく国務院中央軍事委員会国防科学技術工業委員会中国衛星打ち上げ管制局が管轄してます。

2.地図上でどの辺にあるの?
西昌県は四川省南西部大雪山脈山麓部、金沙江支流安寧河右岸位置してます。打ち上げセンター北緯28度3分、東経102度0分と、西昌市北西標高約1,800mという高地あります

3.これまで打ち上げたロケット人工衛星は?
ロケットは、長征2E型(CZ-2E)、長征3型(CZ-3)、長征3A型(CZ-3A)、長征3B型(CZ-3B)があります
人工衛星は、同歩(STTW)通信衛星東方紅(DFH)通信衛星実践(SJ)科学観測衛星風雲(FY)気象衛星オプタス通信衛星、オーサット通信衛星APスター通信衛星アジアサット通信衛星、エコースター通信衛星、シノサット通信衛星などがあります


西昌衛星発射センター

(Xichang Satellite Launch Center から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/26 05:22 UTC 版)

西昌衛星発射センター(せいしょうえいせいはっしゃセンター、中国語: 西昌卫星发射中心英語: Xichang Satellite Launch Center)は、中華人民共和国四川省涼山イ族自治州西昌市郊外に位置する大型ロケット発射場。発射場とは別に、西昌市内に本部がある。西昌宇宙センターとも呼称される。




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