WindowsFormsApplicationBase.UseCompatibleTextRendering プロパティ
メモ : このプロパティは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。
アプリケーションが Visual Basic .NET 2002 および Visual Basic .NET 2003 のテキスト レンダリング エンジンを使用する必要があるかどうかを指定します。派生クラスでオーバーライドされる際、このプロパティを使用すると、アプリケーションのフォームの既定のテキスト レンダリング エンジンをデザイナで指定できます。
名前空間: Microsoft.VisualBasic.ApplicationServices
アセンブリ: Microsoft.VisualBasic (microsoft.visualbasic.dll 内)
構文
プロパティ値
Boolean。False の値は、アプリケーションが Visual Basic 2005 の既定のテキスト レンダリング エンジンを使用する必要があることを示します。True の値は、アプリケーションが Visual Basic .NET 2002 および Visual Basic .NET 2003 のテキスト レンダリング エンジンを使用する必要があることを示します。

既定では、このプロパティは、Visual Basic 2005 の GDI テキスト レンダリング エンジンがアプリケーションのフォームに使用されることを示す False を返します。しかし、このプロパティを True を返すようにオーバーライドして、Visual Basic .NET 2002 および Visual Basic .NET 2003 で使用されている GDI+ テキスト レンダリング エンジンをアプリケーションのフォームで使用するように指定できます。
このプロパティは、WindowsFormsApplicationBase コンストラクタによって呼び出されます。
WindowsFormsApplicationBase クラスのメソッドをオーバーライドするコードは、既定では非表示の ApplicationEvents.vb ファイルに入力する必要があります。
メンバをオーバーライドするためにコード エディタ ウィンドウにアクセスするにはソリューション エクスプローラでプロジェクトを選択し、[プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。

この例では、UseCompatibleTextRendering プロパティをオーバーライドすることで、アプリケーションの既定のレンダリング エンジンとして GDI+ テキスト レンダリング エンジンを設定する方法を示します。
Protected Overrides ReadOnly Property UseCompatibleTextRendering() As Boolean Get ' Use the GDI+ text rendering engine. Return True End Get End Property
このコードは、アプリケーション イベントのコード エディタ ウィンドウで入力する必要があります。詳細については、「方法 : アプリケーション イベントを処理する (Visual Basic)」を参照してください。

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


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