WBA世界暫定王座獲得
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2006年11月7日、WBA世界ミニマム級暫定王座決定戦で、1位のカルロス・メロ(パナマ)を圧倒し、フルマークの判定(10R負傷判定勝ち)でタイトルを獲得した。 2007年4月7日、後楽園ホールにてWBAミニマム級正規王者新井田豊と統一戦を行うものの、1-2の判定で敗北し、王座から陥落した。直後際どい判定を不服とし引退を表明したが、6月に引退を撤回し再起を表明。同試合で得られる予定であったファイトマネー350万円中330万円が支払われず、グリーンツダジムをJBCへ訴えた。JBCの聞き取りの結果、グリーンツダジムには負債があり支払い能力が無いことが判明、JBCはこの結果、通常のライセンス更新期限(3年)を待たずしての移籍金なしのフリーエージェントでジム移籍を認める異例の決定を下した。 2007年10月2日、同日にプロ加盟申請が受理された真正ジム(山下正人会長)への移籍を果たし、10月6日には再起戦をフィリピン国内ランカー相手に戦って10R判定勝ちを収めた。 2008年1月5日、タイミニマム級王者のガオフラチャーン・シッサイトーンに9RTKO勝ち。 2008年4月28日、フィリピンミニマム級4位マーティン・キラキルに9RTKO勝ち。 2008年9月22日、大阪府立体育会館第2競技場にてライトフライ級契約でハビエル・ムリージョ(メキシコ)と対戦し3-0の10R判定勝ちを収めた。当初はファン・ランダエタと世界前哨戦を行う予定だったが右拳の負傷により試合3日前に対戦相手がハビエルに変わった。 2009年7月14日、神戸ワールド記念ホールで前年9月に新井田からWBA世界ミニマム級王座を奪取したローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に挑戦。中盤は左ボディでゴンサレスを失速させる場面もあったが、前月の練習中に2度にわたりカットして9針縫った左目上の傷がヒッティングを受けて6Rに開くなどして終盤は追い込まれ、0-3の判定で敗れて2年3か月ぶりの世界王座復帰は果たせなかった。なお、この日は同じ会場で同門の長谷川穂積が自身の保持するWBC世界バンタム級王座の9度目の防衛に成功した。
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