WBA世界ミドル級王座挑戦、再戦へ
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「村田諒太」の記事における「WBA世界ミドル級王座挑戦、再戦へ」の解説
2017年5月20日、有明コロシアムでWBA世界ミドル級暫定王者でWBA世界ミドル級1位のハッサン・ヌダム・ヌジカムとWBA世界ミドル級王座決定戦を行い、4回に右のカウンターでダウンを奪い、5回、7回にもロープダウンとも取れる大ダメージを与えながらプロ初黒星となる12回1-2(117-110、111-116、112-115)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。この判定は"疑惑の判定"とも言われ、試合後にWBA会長はヌジカムと村田を再戦させる意向を示すと共に「私のスコアは117-110で村田の勝利。まずは村田諒太、帝拳プロモーション、そしてすべての日本のファンに謝らなければならない。このひどい判定によるダメージを修復する言葉はない」と自身のソーシャルメディアにコメントを載せ、この試合の判定に言及した異例の声明を発表した。 2017年5月24日、JBCは上述のヌジカムと村田の間で行われたWBA世界ミドル級王座決定戦に関し、採点の内容に関してWBA会長に文書で抗議したと発表した。試合の採点結果を再検証し、2週間以内の回答を求めたとのこと。 2017年5月25日、WBAはヌジカム支持の採点をしたグスタボ・バティージャとヒューバート・アールを6ヵ月間の資格停止処分とし、上述のヌジカムと村田の間で行われたWBA世界ミドル級王座決定戦の採点に問題があったとしてヌジカムと村田に対し再戦するよう指令を出した。 2017年6月27日、WBAは上述の再戦指令に基づく対戦交渉が合意に至らなければWBA世界ミドル級正規王者ハッサン・ヌダム・ヌジカム対WBA世界ミドル級1位村田諒太戦に関する入札を同年7月7日に行うと発表したが、6月29日、帝拳ジムの本田明彦会長はWBAの入札指令について、「(相手陣営と)まだ交渉も始めていないのに、おかしな話だ。入札は100%やらない。こちらは(再戦を)あまりやる気はない」と話し、「村田がWBA以外の団体とやるのを阻止するために(入札指令を)出したのではないか」との見解を示した。
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