WBA・WBC王座の扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 02:30 UTC 版)
「日本ボクシングコミッション」の記事における「WBA・WBC王座の扱い」の解説
上記のIBF・WBO問題にも関連するが、近年ではWBA・WBCが認定する王座の扱いについても議論が増している。 その理由として両団体とも暫定王座の粗製乱造やスーパー王座・シルバー王座創設などを進めており、その結果として他団体不認可の前提である「世界王座乱立の防止」という建前は脆くも崩れてしまっている。これもIBF・WBOへの加盟論議を進めるに当たってひとつの問題として提起されている。 現在、JBCでは、WBA・WBC公認であっても世界王座以外の王座(インターナショナル王座・ユース王座など)を認めていない。ただし、WBCユース王座については若手育成面のメリットも考慮し2011年に条件付で解禁されている。 一方、暫定王座についてはこれまで正規王座同様に世界王座として認めてきたが、今後は認めない方向で検討に入ることとなった。特にWBAの王座乱立は著しく、2011年2月時点で17階級中10階級で「暫定王座」が存在するという異常な状態であり(安河内剛事務局長も不満を示し、抗議文を提出したことがある)、スーパー王座もその基準が曖昧になっている。2011年2月28日以降、WBAの暫定王座を世界王座として認めない方針を固めている(過去のWBA暫定王座記録は残る見通し。一方、WBCについては従来通り。またIBFは極力暫定王座を認定しない方針を掲げており、WBOについては現状では暫定王座を認めない意見は出ていない)。2013年8月1日、江藤光喜が非公認決定後後初のWBA暫定王座獲得者(フライ級)となった(同年11月29日の初防衛戦で陥落)。
※この「WBA・WBC王座の扱い」の解説は、「日本ボクシングコミッション」の解説の一部です。
「WBA・WBC王座の扱い」を含む「日本ボクシングコミッション」の記事については、「日本ボクシングコミッション」の概要を参照ください。
- WBA・WBC王座の扱いのページへのリンク