Variationen über ein Thema von Paganini Op.35とは? わかりやすく解説

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ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲

英語表記/番号出版情報
ブラームスパガニーニの主題による変奏曲Variationen über ein Thema von Paganini Op.35作曲年: 1862-1863年  出版年1866年  初版出版地/出版社: Rieter-Biedermann 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1部14曲) Book 11330秒 No Image
2 第2部14曲) Book 21100 No Image

作品解説

2007年7月 執筆者: 和田 真由子

1862年ブラームスは生活の本拠ウィーン移した。彼は、ここで出会ったピアニストカール・タウジヒ(1841~1871)の技巧に、完全に魅了された。彼はブラームス正反対と言えるくらいに性格違っていたが、二人はすぐに意気投合し一緒に演奏議論楽しんだ
ブラームスシューマン作品3と作品10リストの〈パガニーニの主題による練習曲〉の先例をみるにつけ、自分そういう練習曲つくってみようとも考えていた。そこに、このタウジヒが、パガニーニの主題による華やかな変奏曲かかないか、とブラームス提案したことが、作曲の動機となった
この作品35変奏曲は、各14変奏からなる2冊のものとなっており、合計28変奏がある。各変奏ごとに演奏技巧上の問題つぎつぎと提示しており、技巧的に至難ともいえる練習曲である。ブラームスは、この曲に、「精巧な指のためのピアノ練習曲」と記した主題は2冊ともパガニーニ無伴奏ヴァイオリンのためのカプリス第24番イ短調からとられている。
リスト弟子ローゼンタールがこの曲を演奏するようになったとき、リストは、「このブラームスの曲は、自分よりよいと言った。しかし、さらにつづけて、「だが自分のはこれよりも10年以上も前につくられているのだ」と付け加えることも忘れなかった。
また、ローゼンタールが、これら28曲は続けて演奏されるべきものかどうかブラームスに問うたところ、ブラームスは「第一冊のあと休みをとればよい。しかしそれでも聴衆満足してないようであれば次の第二冊に移ればよい」と冗談言ったということである。
初演は、チューリヒ1865年11月ブラームス自身によって行われまた、1867年3月ベルリンタウジヒ演奏行ったまた、作品は、ブラームス弟子、エリーザベト・シュトックハウゼンに献呈されている。




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