第24番 イ短調
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奇想曲 第24番 ヴィオラとピアノ伴奏による演奏。 この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 クアジ・プレスト、4分の2拍子。 本曲集の終曲であり、非常に有名な作品。全曲をまとめるにふさわしい華々しい変奏曲であり、主題と11の変奏、それにフィナーレが付随する。わずか16小節の主題が、あらゆるヴァイオリン奏法によって展開され、変奏される。 この第24番は、後の作曲家達の手によって『パガニーニの主題による変奏曲』として改作されており、リストの『パガニーニによる大練習曲第6番』やヨハネス・ブラームスの『パガニーニの主題による変奏曲』、セルゲイ・ラフマニノフの『パガニーニの主題による狂詩曲』など、ロマン派や近代・現代の作曲家達が競って改作、編曲している(詳しくは「en:Caprice No. 24 (Paganini)」を参照)。主題:開放弦で非常に響きがよい。 変奏:順に、アルペッジョ(第1変奏)、オクターヴ奏法(第3変奏)、極端な高音での半音階を材料にした変奏(第4変奏)、高音と低音との交互演奏(第5変奏)、左手ピッツィカート(第9変奏)などが展開する。最後のフィナーレではイ長調で華々しく締めくくる。
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