The O2での全10公演
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「モンティ・パイソン 復活ライブ!」の記事における「The O2での全10公演」の解説
公演は、2014年7月1日から5日までの5日間、15日・16日、18日から20日の3日間に分けて行われた。ショーは30分の休憩込みで3時間行われ、いくつかのスケッチは、現代の世情に合わせてアップデートされた。 会場のO2アリーナには、多くのファンがスケッチの登場人物に扮して来場した。公式アカウントで公開された動画では、バカ歩きをしたり、スペイン宗教裁判、ガンビー、木こりの歌などのキャラクターに扮したファンを見ることができる。 スケッチ「恐怖のブラックメイル」には、脅迫を受ける有名人として、日替わりで10人のコメディアンが登場した。ゲストは1日目から順に、スティーヴン・フライ、リー・マック(英語版)、ビル・ベイリー(英語版)、ノエル・フィールディング(英語版)、マット・ルーカス、ワーウィック・デイヴィス、サイモン・ペグ、デヴィッド・ウォリアムス、エディ・イザード、マイク・マイヤーズである。マイヤーズの出演はディスクとパイソンズ公式YouTubeアカウントで視聴できる。またイザードは、ゲスト出演した翌日・20日の「ブルース」スケッチにも出演した。 ロビン・ウィリアムズは最終日の『ブラックメイル』にゲスト出演する予定だったが、アイドルによると「彼はひどい鬱病に苦しめられていたようで」、直前になってキャンセルされた。ウィリアムズは同じ年の8月に死去しており、その際アイドルがこのエピソードを明かしている。このライブがディスク化された際には、グループはウィリアムズへ献辞を行っている。 ライブ最終日の様子は世界中の映画館に中継され、英国では400か所以上に中継されたほか、アメリカでは500館の映画館で上映された。世界中ではのべ1,500か所でライブが同時中継されている。英国への放送はGold TV (en) が請け負ったほか、ディッシュ・ネットワークの衛星放送ネットを使い、ファゾム・イベンツ (en) 配給で世界中の映画館に配信された。ライブの収録監督はオーブリー・パウエルが務めた。 日本では、2014年8月24日・31日に、NHK BSプレミアムで前後編に分けて放映された。この放送は、いとうせいこう、松尾貴史、宮沢章夫、須田泰成のトークが収録された特別版だった。ナレーションはこれまでパイソン作品の日本語吹替え版においてテリー・ジョーンズの声を担当してきた飯塚昭三が務めた。なおこの公演は後にディスクとして発売されているが、この時の収録内容と放送内容は同一ではない。
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