that's all right
「that's all right」の意味・「that's all right」とは
「that's all right」は、英語の表現であり、日本語では「それは大丈夫だ」「問題ない」などと訳される。主に、人から何かを頼まれたときや、謝罪されたときに、その事態に対する肯定的な応答や許可を示す際に用いられる。また、相手の行動や提案に対して、そのまま進めて良いことを伝える意味も含む。「that's all right」の発音・読み方
「that's all right」の発音は、IPA表記では /ðæts ɔːl raɪt/ となる。日本語のカタカナ表記では「ザッツ オール ライト」に近い。この表現は発音によって意味や品詞が変わる単語を含まないため、特に注意する点はない。「that's all right」の定義を英語で解説
"That's all right" is an English expression used to convey acceptance or agreement, often in response to a request or apology. It can be translated as "it's okay" or "no problem" in other languages. It can also be used to indicate that the other person's action or proposal is acceptable and can proceed as it is.「that's all right」の類語
「that's all right」の類語としては、「it's okay」、「no problem」、「don't worry about it」などがある。これらの表現も同様に、何かを頼まれたときや謝罪されたときに、その事態に対する肯定的な応答や許可を示す際に用いられる。「that's all right」に関連する用語・表現
「that's all right」に関連する用語や表現としては、「that's fine」、「sure」、「go ahead」などがある。これらの表現も、「that's all right」と同様に、相手の行動や提案に対して許可を示す意味を持つ。「that's all right」の例文
1. "I'm sorry for being late." "That's all right."(遅くなってすみません。それは大丈夫だ。)2. "Can I borrow your pen?" "That's all right."(ペンを借りてもいいですか?それは大丈夫だ。)
3. "I forgot to bring the report." "That's all right, we can discuss it next time."(レポートを持ってくるのを忘れました。それは大丈夫だ、次回に話し合おう。)
4. "I accidentally spilled some coffee." "That's all right, I'll clean it up."(うっかりコーヒーをこぼしてしまいました。それは大丈夫だ、私が掃除します。)
5. "I can't finish this task by today." "That's all right, you can continue it tomorrow."(今日中にこの仕事を終えられません。それは大丈夫だ、明日続けてもいい。)
ザッツ・オール・ライト
(That's All Right から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 06:18 UTC 版)
「ザッツ・オール・ライト」 | ||||
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エルヴィス・プレスリー の シングル | ||||
B面 | ブルー・ムーン・オブ・ケンタッキー | |||
リリース | ||||
規格 | ||||
録音 |
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ジャンル | ロカビリー | |||
時間 | ||||
レーベル | サン・レコード | |||
作詞・作曲 | アーサー・クルーダップ | |||
プロデュース | サム・フィリップス | |||
ゴールドディスク | ||||
後述を参照 | ||||
チャート最高順位 | ||||
後述を参照 | ||||
エルヴィス・プレスリー シングル 年表 | ||||
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「ザッツ・オール・ライト」 (That's All Right) は、ブルース歌手アーサー・クルーダップが書き、最初に演奏した楽曲。エルヴィス・プレスリーが最初に吹き込み、サン・レコードでからリリースされたシングルとして広く知られている。プレスリーのバージョンは、1954年7月5日に録音され、同じく7月19日に「ブルー・ムーン・オブ・ケンタッキー」をB面にしてリリースされた[1]。2010年の「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」において、113位となった[2]。「ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・グレイテスト・ギター・ソングス100」では、37位にランクインした[3]。
アーサー・クルーダップによる録音
この曲は、アーサー・"ビッグ・ボーイ"・クルーダップが書き、自ら1946年9月6日にシカゴで「ザッツ・オール・ライト (That's All Right)」として最初に録音した。歌詞の一部は、ブラインド・レモン・ジェファーソンが1926年に録音を残した伝統的なブルースの歌詞を流用している[4]。クルーダップの録音は、RCAビクターから RCA Victor 20-2205 としてリリースされたが、それまでの作品に比べ、売れ行きは芳しくなかった。最初の吹き込みを行なった録音セッションにおいて、クルーダップは、ほとんど同じ曲を、歌詞を少し変えて歌っていたが、そちらも「I Don't Know It」と題し、RCA Victor 20-2307 としてシングル・リリースされた。1949年3月はじめ、この曲は「ザッツ・オール・ライト・ママ(That's All Right, Mama)」という曲名でリリースされた (RCA Victor 50-0000) が、これは当時の新しい規格であった45回転シングルでリリースされた最初のリズム・アンド・ブルースのレコードで[5][6]、明るいオレンジ色のヴァイナル盤であった[7]。
エルヴィス・プレスリーによる録音
制作
1953年の夏(7月18日ではないかとされている)プレスリーは最初のアセテート盤を録音するためにサン・レコードを訪れた。順番待ちをしている際に受付のマリオン・キースカーに「あなたはどんな歌が歌えるの?」と聞かれ「僕はなんでも歌えます」と答え、さらに「誰に似ているの?」と聞かれ「僕は誰にも似ていません」と答えたという。母親へのプレゼントのために録音したいとプレスリーは語り、3ドル98セントプラス税金を支払い録音を行った。 録音を聞いたプレスリーは「ひどい、誰かがバケツのふたを叩いているみたいに聞こえる[8]」と言ったという。「マイ・ハピネス」と「心のうずくとき」を歌い、録音を終えるとマリオン・キースカーはプレスリーの住所と、プレスリー一家の階下に住むラビの電話番号(プレスリーの家には電話がなかった)と「バラードが上手い青年」というメモを残す。後にプレスリーは「自分の声がどんな風に聞こえるか知りたかったんだ」と回想している。この最初のアセテート盤は長い間所在が不明だったが、1988年8月元クラスメイトだったエドワード・リードが所有していることを名乗り出る。プレスリーの家にはレコードプレーヤがなかったため彼の家で聴いたものがそのままになっていた[9][要ページ番号]。
プレスリーは1954年1月に2枚目のアセテート盤を作るために再びサン・レコードを訪れ、「アイル・ネヴァー・スタンド・イン・ユア・ウェイ」と「イット・ウドゥント・ビー・ザ・セイム・ウィザウト・ユー」を録音している。 この時にサン・レコードのオーナーであるサム・フィリップスに出会っている。この2枚目のアセテート盤も1993年に発見された。この2枚のアセテート盤に録音された曲は「サンライズ」や「エルヴィス・プレスリー・コンプリート・シングル・コレクション」などで聞くことが出来る。
1954年6月、ナッシュヴィルの音楽出版社ピア・ミュージックから「ウィザウト・ユー」という曲のデモレコードを受け取ったサム・フィリップスはデモを歌った歌手を突き止められず(無名の黒人少年だったという[10])マリオン・キースカーはプレスリーなら歌えるのではないかと進言してプレスリーに連絡を取ることになり、26日にプレスリーをスタジオに呼んだ。この時プレスリーは電話を終えるとすぐに走ってきたという。スタジオで「ウィザウト・ユー」とその他何曲か歌ったものの上手くいかず録音は断念される。しかしサム・フィリップスはプレスリーがいいものを持っているという印象を受け、スコティ・ムーアに電話して有望な歌手がいると言い名前と電話番号を教える。
7月3日土曜日にスコティ・ムーアはプレスリーへ電話をかけサン・レコードのタレント・スカウトだがオーディションを受けないかと言い、4日にプレスリーはスコティ・ムーアの家を訪ねオーディションを受けた。この時ビル・ブラックも様子を見に来ている。そして7月5日にサン・レコードでプレスリー、スコティ、ビルの3人によるセッションが行われることになった。「ハーバー・ライト」や「アイ・ラヴ・ユー・ビコーズ」を歌った後コーラを飲みながら休憩を取ることになった。その休憩中にプレスリーはふざけてギターを叩きながらこのザッツ・オールライトを歌いだし、スコティとビルもそれに合わせて即興で演奏していたところ(スコティとビルは演奏していなかったとの説もある)、サム・フィリップスが入ってきて「今のは何だ?」と聞くと彼らは「わからない」と答えた。「今のをもう一度やってくれ」とサムに指示されこの曲が録音され、シングルリリースが決まった。
6日にB面の曲を録音するために再び集まりここでもプレスリー達はふざけまわった末、ビル・ブラックがファルセットでブルー・ムーン・オブ・ケンタッキーを歌いだしそのままB面の曲に決まった[6]。サンでの最初のセッションが終わると、サム・フィリップスはすぐにアセテート盤のデモ・レコードを作りWHBQのDJのデューイ・フィリップスと、WMPSのアンクル・リチャード、WHHMのスリーピー・アイド・ジョン・レプリーに届けた。
リリース
7月10日の午後9時30分ごろデューイ・フィリップスは「レッド・ホット・アンド・ブルー」という番組でプレスリーの「ザッツ・オール・ライト」をかけたところ大反響を呼び、リクエストの電報が14通、電話が47本寄せられ番組が終わるまでに7回(14回という説もある)かけ、急遽プレスリーにインタビューを行うことになり映画館にいたところを友人親族に発見され(自分の歌がラジオから流れるのが恥ずかしかったという)黒人ではないことをリスナーに知らせるためヒュームズハイスクールの出身であることを明かした。[11]
「ザッツ・オール・ライト」は、7月19日にリリースされ、約2万枚を売り上げた[6]。国際的なチャートにランクインすることはなかったが、メンフィスのチャートで3位まで上昇した[6]。プレスリーはアーサー・クルーダップについて、1976年に「これがあなたの目標だったんですか?これほどまでになれると思っていましたか?」と質問された際に「目標があったとしたらアーサー・クルーダップのような存在になることだった。1949年、彼を観た時にあんなふうに演りたいと思ったんだ」と答えている[12]。
2004年再発盤
2004年7月にイギリスでマキシシングルとして再発売され、全英シングルチャートで最高位3位を獲得した[13]。イギリス以外の国でもヒットを記録し、オーストラリアで31位[14]、アイルランドで33位、スウェーデンで47位[15]を獲得した。
チャート成績
チャート (2004年) | 最高位 |
---|---|
オーストラリア (ARIA)[14] | 31 |
Hot Canadian Digital Song Sales (Billboard)[16] |
5
|
ヨーロッパ (Eurochart Hot 100)[17] |
11
|
アイルランド (IRMA)[18] | 33 |
スコットランド (Official Charts Company)[19] | 5 |
スウェーデン (Sverigetopplistan)[15] | 47 |
UK Singles (Official Charts Company)[13] | 3 |
チャート (2004年) | 最高位 |
---|---|
UK Single (Official Charts Company)[20] |
194
|
認定
国/地域 | 認定 | 認定/売上枚数 |
---|---|---|
アメリカ合衆国 (RIAA)[21] | Gold | 500,000^ |
^認定のみに基づく出荷枚数 |
その他のアーティストによる演奏
ビートルズは、1963年7月2日にメイダ・ヴェール・スタジオで「ザッツ・オール・ライト」の録音を行なった。この日の演奏は、1963年7月16日にBBCライトプログラムの番組『Pop Go the Beatles』内で放送され[22]、1994年に発売された『ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC』に収録された[23]。
脚注
出典
- ^ “Elvis Presley records "That’s All Right (Mama)"”. History.com. 2010年7月6日閲覧。
- ^ "The Rolling Stone 500 Greatest Songs of All Time" Rolling Stone magazine, #963, December 9, 2004. on scribd.com. Accessed March 31, 2011.
- ^ [1]
- ^ Francis Davis, The History of the Blues: The Roots, the Music, the People, p,122
- ^ What Was The First Rock'n'Roll Record. Faber and Faber. (1992). pp. 201. ISBN 0-571-12939-0
- ^ a b c d Worth 1992, p. 479.
- ^ Dawson, Jim, and Steve Propes, What Was The First Rock 'n' Roll Record ? (Faber and Faber, 1992), ISBN 0-571-12939-0
- ^ マーシュ 1994, p. 49.
- ^ 東理夫 『エルヴィス・プレスリー―世界を変えた男』文春新書、1999年2月1日。 ISBN 4-1666-0029-X。
- ^ マーシュ 1994, p. 55.
- ^ (1997年) エルヴィス・プレスリー『エルヴィス〜ザ・キング・オブ・ロックン・ロール コンプリート50'sマスターズ』のアルバム・ノーツ, p. 67 [ブックレット]. BMGビクター.
- ^ ポール・E・サモン 編 『エルヴィスとは誰か 20の"キング"伝説』杉原志啓(訳)、音楽之友社、1998年12月10日、132頁。 ISBN 4-2762-3446-8。
- ^ a b "Official Singles Chart Top 100". UK Singles Chart. 2022年2月13日閲覧。
- ^ a b "Australian-charts.com – Elvis Presley – That's All Right". ARIA Top 50 Singles. 2022年2月13日閲覧。
- ^ a b "Swedishcharts.com – Elvis Presley – That's All Right". Singles Top 100. 2022年2月13日閲覧。
- ^ “Elvis Presley – Chart History (Hot Canadian Digital Song Sales)”. Billboard. 2022年2月13日閲覧。
- ^ “Hits of the World – Eurocharts”. Billboard 116 (30): 55. (July 24, 2004) .
- ^ "Irish-charts.com – Discography Elvis Presley". Irish Singles Chart. 2022年2月13日閲覧。
- ^ "Official Scottish Singles Sales Chart Top 100". Scottish Singles Top 40. 2022年2月13日閲覧。
- ^ “The Official UK Singles Chart 2004”. UKChartsPlus. 2022年2月13日閲覧。
- ^ "American single certifications – Elvis Presley – That's All Right". Recording Industry Association of America. 2022年2月13日閲覧。 If necessary, click Advanced, then click Format, then select Single, then click SEARCH
- ^ Davies, Hunter (2016). The Beatles Book. Ebury Publishing. p. 638. ISBN 1-4735-0247-0
- ^ Winn, John C. (2008) [2003]. Way Beyond Compare: The Beatles' Recorded Legacy, Volume One, 1957-1965. p. 53. ISBN 0-3074-5238-7
参考文献
- Worth, Fred L. (1992). Elvis: His Life from A to Z. Outlet. ISBN 978-0-517-06634-8
- デイヴ・マーシュ 『エルヴィス』キネマ旬報社、1994年7月1日。 ISBN 4-8737-6086-0。
外部リンク
- That's All Right - Geniusの歌詞ページ
- That's All Right (Mama) - The Beatles
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