T3-603
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 06:56 UTC 版)
1968年リリース。「T2-603 II」とも呼ばれる。ブレーキにバキュームサーボが装備されて強化された。グリルが廃され、寄り目過ぎた4灯ヘッドライトは左右に離れて配置されて、いくらか穏健な体裁を採った。全輪にディスクブレーキが導入され、法規的な理由(1968年から前席のシートベルトが義務化された)により正式に乗車定員が5名に変更された。 なお、各年代毎に、ウインカーランプのサイズや位置、色合い、クロームメッキのオーナメントなどにも変化が生じている。 1973年にT603はチェコスロバキア車として初めてポイントレス点火装置を採用した。 T603は、製造期間を通して半ばハンドメイド的な手法で限定生産されていた。総製造台数は20,422台とされるが、正確性は不明である。複雑なことにT603のマイナーチェンジモデルが登場すると、それより古いT603がタトラ工場に送られ、ここでオーバーホールとマイナーチェンジ車並みのアップデートを受けるケースが多く見受けられた。このため多くのT603は元々の生産時期に関わらず後期型の-3の姿に換装され、その一部が新車として、生産台数に二重にカウントされていると言われている。 西側にも少数ながら輸出され、一般向けに販売された。小規模だが熱狂的なファンクラブが存在する。 .mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}【ヘッドライトギャラリー】 T603 T603 カバーガラスの無いタイプ T2-603 T3-603 前掲画像と比べるとボディカラーと相俟って異様さが目立つ。
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