SBIグローバルアセットマネジメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/09 03:58 UTC 版)
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | SBIグロバルAM(銘柄名) |
本社所在地 | ![]() 〒106-6020 東京都港区六本木一丁目6-1 泉ガーデンタワー15F |
設立 | 1998年3月27日 (モーニングスター株式会社) |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 9010401049949 |
事業内容 | ファイナンシャル・サービス事業、アセットマネジメント事業の統括、経営管理 |
代表者 | 朝倉智也(代表取締役社長) |
資本金 |
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発行済株式総数 |
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売上高 |
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経常利益 |
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純利益 |
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純資産 |
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総資産 |
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従業員数 |
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決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | 有限責任監査法人トーマツ |
主要株主 |
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外部リンク | https://www.sbiglobalam.co.jp/ |
特記事項:経営指標は以下を参照。 SBIグローバルアセットマネジメント『第28期(2025年3月期)有価証券報告書』、2025年6月17日、2-3頁。 |
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社(英語: SBI Global Asset Management Co., Ltd.)は東京都港区六本木に本社を置き、投資信託の格付け評価を中心とする企業グループの持株会社。SBIグループに属し、東証プライム市場の上場企業でもある。
概要
1998年3月27日、米国の大手投資調査のMorningstar, Inc.と、日本の大手通信キャリアの初代ソフトバンク(現・ソフトバンクグループ)の合弁で設立された[1]。しかし2004年7月、大手ベンチャーキャピタルの初代ソフトバンク・インベストメント(現・SBIホールディングス)の傘下となった。2008年には株式新聞社を吸収し、株式新聞の刊行に乗り出した。
SBIグループに属しながらも、「モーニングスター」ブランドは継続されていた。しかしながら、2023年3月30日付で「モーニングスター」ブランドをMorningstar, Inc.に返還した(下記参照)。
沿革
- 1998年3月27日[4]- モーニングスター株式会社を設立。
- 2000年6月23日[5]- 大証ナスダック・ジャパン(後のジャスダック市場)に上場。
- 2001年5月 - コンサルファームの子会社として、モーニングスター・アセット・マネジメント(現・ウエルスアドバイザー)を設立。
- 2001年11月 - Webサイトのランキング・格付けサービスのゴメス(後のゴメス・コンサルティング)を買収。
- 2002年9月 - 労働組合向けセミナー事業の初代イー・アドバイザーの全株式を取得。
- 2003年3月 - 東京都港区六本木に本店移転。
- 2004年7月 - ソフトバンク・インベストメント(現・SBIホールディングス)が初代ソフトバンク(現・ソフトバンクグループ)より、モーニングスターの保有分全株式を取得。
- 2005年12月1日 - 連結子会社の初代イー・アドバイザーを吸収合併[6]。
- 2006年12月 - マーケティングサービスのエージェント・オール(後のSBIマーケティング)を買収。
- 2007年4月 - 株式新聞社を買収[7]。
- 2008年4月 - 株式新聞社を吸収合併。
- 2008年4月 - SBIマーケティングの全株式を、SBIホールディングスに売却。
- 2011年4月22日 - 株式交換により、上場子会社のゴメス・コンサルティングを完全子会社化[8]。
- 2011年7月1日 - 連結子会社のゴメス・コンサルティングを吸収合併[9]。
- 2011年10月 - 連結子会社として、2代目イー・アドバイザーを設立。
- 2012年10月11日 - SBIホールディングスより、SBIサーチナの株式79.1%とSBIアセットマネジメントの全株式をそれぞれ取得[10]。
- 2014年9月1日 - 連結子会社のSBIサーチナを吸収合併[11]。
- 2014年10月 - インドネシアのコンサルファームのPT. Bina Investama Infonetの持分49.0%を取得。
- 2015年12月4日 - SBIグローバルアセットマネジメント(現・SBIアセットマネジメントグループ)がSBIホールディングスより、モーニングスターの保有分全株式を取得。
- 2017年3月16日 - 債券格付け事業の子会社として、MSクレジットリサーチを設立[12]。
- 2019年2月 - 米国の大手アセットマネジメントサービスのCarret Holdings, Inc.の全株式を取得[13]。
- 2019年8月1日 - アセットマネジメント事業を統括する中間持株会社として、SBIアセットマネジメント・グループを設立。
- 2019年10月1日 - 連結子会社のFIGS Inc. Japanが2代目イー・アドバイザー、MSクレジットリサーチを吸収合併の上、3代目イー・アドバイザーに社名変更[14]。
- 2019年12月26日 - SBIボンド・インベストメント・マネジメントの株式80.0%、SBI地方創生アセットマネジメントの株式45.0%をそれぞれ追加取得。
- 2020年10月19日 - 東証第一部市場に銘柄指定替え[15]。
- 2021年4月1日 - 株式新聞事業とサーチナ事業を、連結子会社の3代目イー・アドバイザーに承継。
- 2021年5月1日 - 連結子会社のSBIアセットマネジメントが、SBIオルタナティブ・インベストメンツを吸収合併。
- 2021年5月 - インドネシア法人のPT. Bina Investama Infonetの全持分49.0%を売却。
- 2021年7月1日 - ゴメス・コンサルティング事業を、総合セキュリティサービスのブロードバンドセキュリティに売却[16]。
- 2022年4月 - 東証の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行。
- 2022年8月1日 - 連結子会社のSBIアセットマネジメントがSBIポンド・インベストメント・マネジメント、SBI地方創生アセットマネジメントを吸収合併[17]。
- 2022年10月1日 - 中間持株会社のSBIアセットマネジメント・グループを吸収合併[18]。
- 2022年10月 - 新生銀行(現・SBI新生銀行)より、新生インベスト・マネジメントの全株式を取得[19][20]。
- 2023年3月7日 - 親会社のSBIグローバルアセットマネジメントがTOBを実施し、モーニングスタージャパンの株式の持株比率を52.62%とする。Morningstar, Inc.の持株比率は13.17%となり「その他の関係会社」でなくなる[21]。
- 2023年3月30日 - Morningstar, Inc.のライセンス契約終了に伴い、「モーニングスター」ブランドを返還。また、これに伴うグループ再編(持株会社化)を実施[22]。旧社名のモーニングスターから、2代目SBIグローバルアセットマネジメント株式会社に変更。
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- 2023年4月1日 - 連結子会社のSBIアセットマネジメントが、新生インベストメント・マネジメントを吸収合併。
グループ会社
ファイナンシャル・サービス事業
- ウエルスアドバイザー株式会社(100%)
アセットマネジメント事業
- SBIアセットマネジメント株式会社(90.2%)
- SBIオルタナティブ・アセット・マネジメント株式会社(100%)
- SBIオルタナティブ・ファンド合同会社(100%)
- Carret Holdings,Inc.(100%)
- Carret Asset Management LLC(100%)
出典
- ^ “米国モーニングスター社との合弁会社設立に関する件”. ソフトバンク (1998年1月27日). 2001年2月9日閲覧。
- ^ “第28期(2025年3月期)有価証券報告書”. SBIグローバルアセットマネジメント (2025年6月17日). 2025年7月9日閲覧。
- ^ 上西 聡子、松嶋 登「SBI証券とグループ戦略:企業生態系の形成による収益戦略の変遷」『ディスカッションペーパー』第016号、神戸大学大学院経営学研究科・経営学部、2010年3月2日、01-37頁。
- ^ “SBIグローバルアセットマネジメント 基本情報”. 日本経済新聞社. 2024年12月11日閲覧。
- ^ “SBIグローバルアセットマネジメント(株)の企業情報”. Yahoo!ファイナンス(LINEヤフー). 2024年12月11日閲覧。
- ^ モーニングスター(株)、イー・アドバイザー(株)「合併公告」『官報』平成17年本紙第4197号、国立印刷局、2005年10月14日、29頁。
- ^ “株式新聞をモーニングスターが子会社化”. ITmedia. 2007年5月1日閲覧。
- ^ “モーニングスター(4765) ゴメスを完全子会社化”. M&Aキャピタルパートナーズ. 2011年2月9日閲覧。
- ^ モーニングスター(株)、ゴメス・コンサルティング(株)「合併公告」『官報』平成23年号外第114号、国立印刷局、2011年5月31日、128頁。
- ^ “モーニングスター<4765>、SBIサーチナとSBIアセットマネジメントを子会社化”. 日本M&Aセンター. 2012年10月17日閲覧。
- ^ モーニングスター(株)、SBIサーチナ(株)「合併公告」『官報』平成26年本紙第6341号、国立印刷局、2014年7月29日、30頁。
- ^ SBIグローバルアセットマネジメント. “モーニングスター、債券格付ビジネスへ参入”. 日本経済新聞社. 2017年5月7日閲覧。
- ^ “SBI HD(8473)子会社のモーニングスター(4765)、米国の資産運用会社Carret Asset Managementを子会社化”. 日本M&Aセンター. 2018年9月2日閲覧。
- ^ “イーアドバイザー株式会社の情報”. 国税庁. 2024年12月11日閲覧。
- ^ “「モーニングスター」東証1部へ市場変更”. 東洋経済新報社. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “ブロードバンドセキュリティ<4398>、モーニングスター<4765>からゴメス・コンサルティング事業を取得”. M&A Online. 2021年5月29日閲覧。
- ^ “モーニングスター、アセットマネジメント事業を行う子会社3社の合併実施へ”. 日本M&Aセンター (2022年6月23日). 2022年7月4日閲覧。
- ^ モーニングスター(株)、SBIアセットマネジメント・グループ(株)「合併公告」『官報』令和4年本紙第805号、国立印刷局、2022年8月26日、20頁。
- ^ “SBI傘下のモーニングスター、新生銀の運用子会社を統合”. 日本経済新聞社 (2022年9月22日). 2022年10月3日閲覧。
- ^ 「新生銀、子会社株をモーニングスターに13億円で売却」『日刊工業新聞』日刊工業新聞社、2022年9月23日、朝刊。
- ^ “SBIHD<8473>、子会社を通じてモーニングスター<4765>にTOB”. M&A Online. 2023年3月12日閲覧。
- ^ “モーニングスター、SBI傘下での金融持ち株会社に移行”. 日本経済新聞社. 2023年1月27日閲覧。
関連項目
- 三井住友トラストグループ - 子会社の三井住友トラスト・アセットマネジメント(旧中央三井アセットマネジメント)が、モーニングスター・アセット・マネジメントの助言を基に運用を行う、ファンド・オブ・ファンズ型の投資信託商品「モーニングスター グローバルバランスファンド」と「モーニングスター セレクトファンド」の設定を2001年から行い、三井住友信託銀行において販売している。
- サーチナ
- ロイター
- ブルームバーグ
- 日経QUICKニュース
外部リンク
- SBIグローバルアセットマネジメントのページへのリンク