RB10/RC100系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 08:56 UTC 版)
「日野・ブルーリボン」の記事における「RB10/RC100系」の解説
1961年(昭和36年)、市街地路線向けのRB系、観光向けのRC系として発売された。この路線型リアエンジンバスRB系がブルーリボンHT/HU系の直系の前身車種であり、RB系は1967年にリアアンダーフロアエンジン第2世代のRE系へと進化することになる。 RB10系列は、ホイールベース4.8mで、エンジンは予燃焼室式の直列6気筒DS80型 (160ps) を搭載した。最初にエアサス仕様のRB10-P型が登場し、翌年にリーフサス仕様のRB10型が追加された。 RC系列は、ホイールベース5.5mでエアサス、エンジンはDK20型 (195ps) を搭載。RC10-P型で、RB10-P型の高出力版である。 1962年、RC10-P型はRC100-P型となった。その後、ホイールベース4.8mのRC120 (-P) 型、ホイールベース5.5mのRB120 (-P) 型が追加されている。さらに1966年には、ホイールベース5.0mのRC140-P型が追加されたが、翌年にはRE100/RC300系へモデルチェンジしたため生産実績は多くない。 RC系には、エンジンに過給器を取り付け230psとした高速仕様車のRC100PT型も存在する。 RB系・RC系ともに、観光用・路線用双方の車体を架装している。車体メーカーは帝国自動車工業、金沢産業→金産(きんさん)自動車工業がメインだが、富士重工業や西日本車体工業、川崎航空機→川崎重工業製のボディ架装実績もある。 1964年にはオプションとして従来より40%ガラス面積を拡大した視野拡大型フロントウインドウも採用された。これはアメリカのGMCで採用されていたものと類似したもので、上下左右4枚のガラスを組み合わせたデザインであった。 RB10P(帝国)上毛電気鉄道 RB10 視野拡大型(帝国)京成電鉄 RB10(金産)徳島西部交通 RB120(西工)群馬中央バス RB10の運転席電車とバスの博物館展示車 DS80型エンジン電車とバスの博物館展示車
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