ペーザロ・エ・ウルビーノ県
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 13:33 UTC 版)
- ペーザロ・エ・ウルビーノ県
- Provincia di Pesaro e Urbino Pesaro Palazzo Provincia.JPG
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ペーザロ・エ・ウルビーノの県章 -
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国 イタリア
州 マルケ
県都 ペーザロ、ウルビーノ 面積 2,481.71 km² 人口
- 総計
- 人口密度2023-01-01 [1]
349529 人
140.8 人/km²コムーネ数 50 (50音順一覧) 主なコムーネ ファーノ、モンドルフォ 略記号 PU ISO 3166-2:IT IT-PS 市外局番 0721, 0722 ISTATコード 041 県公式ウェブサイト [1]
ペーザロ・エ・ウルビーノ県(ペーザロ・エ・ウルビーノけん、イタリア語: Provincia di Pesaro e Urbino)は、イタリア共和国マルケ州に属する県の一つ。ペーザロとウルビーノがともに県都とされる。最大の都市はペーザロ。
地理
位置・広がり


マルケ州最北部に位置する県で、東にアドリア海に面し、北にエミリア=ロマーニャ州およびサンマリノ共和国、西にウンブリア州およびトスカーナ州と接する。
隣接する国・県は以下の通り。
- リミニ県(エミリア=ロマーニャ州) - 北
- サンマリノ共和国 - 北
- アンコーナ県 - 南東
- ペルージャ県(ウンブリア州) - 南
- アレッツォ県(トスカーナ州) - 西
- フォルリ=チェゼーナ県(エミリア=ロマーニャ州) - 北西
主要な都市・集落
2001年の国勢調査に基づく居住地区(Località abitata)別人口統計[2]によれば、人口6000人以上の都市・集落は以下の通り。( )内は所属コムーネ(自治体)名を示すが、都市名と同一の場合は省いた。
- ペーザロ - 75,720人
- ファーノ - 38,061人
- フェルミニャーノ - 6,442人
- ウルビーノ - 6,369人
- フォッソンブローネ - 6,363人
- MAROTTA (モンドルフォ) - 6,210人
歴史

中世には、ウルビーノを中心とするウルビーノ公国が周辺一帯を治めていた。ウルビーノ公国は、1523年にペーザロに都を移した。1631年、ウルビーノ公国は教皇領(教皇国家)に編入され、その一行政区となった。1816年、教皇国家が行政区画を再編した際、ウルビーノ・エ・ペーザロ管区 (it:Delegazione apostolica di Urbino e Pesaro) が置かれた。
1860年のイタリア統一に際し、ペーザロ・エ・ウルビーノ県 (Provincia di Pesaro e Urbino) が設置された。
2009年に、カステルデルチ、マイオーロ、ノヴァフェルトリア、ペンナビッリ、サン・レーオ、サンターガタ・フェルトリア、タラメッロの7コムーネ(328 km²)が、エミリア=ロマーニャ州リミニ県所属に移された (it:Variazioni territoriali e amministrative delle Marche#2009) 。
行政区画
コムーネ

ペーザロ・エ・ウルビーノ県には50のコムーネが属する。主要なコムーネ(人口上位10位)は下表の通り。左端の数字はISTATコードを示す。人口は2023年1月1日現在[1]
コード | 自治体名 | 人口 |
---|---|---|
041044 | ペーザロ | 95,620 |
041013 | ファーノ | 59,897 |
041068 | ヴァッレフォリア | 14,950 |
041029 | モンドルフォ | 14,283 |
041067 | ウルビーノ | 13,749 |
041069 | コッリ・アル・メタウロ | 12,230 |
041015 | フォッソンブローネ | 9,063 |
041014 | フェルミニャーノ | 8,264 |
041010 | カルトチェート | 8,008 |
041007 | カーリ | 7,955 |
21世紀に入って以降、以下のコムーネ統廃合 (it:Fusione di comuni italiani) が行われている。
- 2014年発足
- 2017年発足
- コッリ・アル・メタウロ(モンテマッジョーレ・アル・メタウロ、サルターラとセッルンガリーナが合併)
- テッレ・ロヴェレスケ(バルキ、オルチャーノ・ディ・ペーザロ、ピアッジェとサン・ジョルジョ・ディ・ペーザロが合併)
- 2019年発足
- 2020年
また、以下のコムーネがペーザロ・エ・ウルビーノ県からリミニ県(エミリア=ロマーニャ州)に移管されている。
- 2009年
- 2021年
コムーネ共同体
広域行政組織である山岳部共同体に代わり、以下のコムーネ共同体がある。
- Unione montana del Catria e Nerone
- Unione montana Alta valle del Metauro
- Unione montana del Montefeltro
- Unione dei comuni Pian del Bruscolo
- Unione dei comuni Valle del Metauro
- Zona costiera
文化・観光

文化遺産
県には世界遺産が一つある。
食文化
州内で唯一のDOP認証を受けているチーズ、カショッタ・ドゥルビーノがある[3]。
スポーツ
県内に本拠を置くプロサッカークラブとしては以下がある。所属リーグは2012-13シーズン現在。
交通
道路
- 高速道路(アウトストラーダ)
- 主要な国道
- SP423
- ペーザロ - ウルビーノ
鉄道
おおむね北および西を優先し、通過点もしくはその近傍の地名を示す。〔 〕内は県外。
港湾
空港
ゼネラル・アビエーションの空港が、ファーノ (it:Aeroporto di Fano) にある。
人物
著名な出身者
- ドナト・ブラマンテ - ルネサンス期の建築家。フェルミニャーノ生まれ。
- ラファエロ・サンティ - ルネサンス期の画家・建築家。ウルビーノ生まれ。
- クレメンス11世 - ローマ教皇(在位:1700年 - 1721年)。ウルビーノ生まれ。
- ジョアキーノ・ロッシーニ - 19世紀の作曲家。ペーザロ生まれ。
- エンリコ・マッテイ - 20世紀の実業家・政治家。アックアラーニャ生まれ。
- アルナルド・フォルラーニ - 政治家、イタリア共和国首相。ペーザロ生まれ。
- バレンティーノ・ロッシ - オートバイレーサー。ウルビーノ生まれ。
- ラファエル・グアラッツィ - 歌手・ピアニスト。ウルビーノ生まれ。
脚注
- ^ a b “Popolazione residente per sesso, età e stato civile al 1° gennaio 2023” (イタリア語). 国立統計研究所(ISTAT). 2024年3月17日閲覧。メニューでVista per singola areaを選択。Anno:2023, Ripartizione:Centro, Regione:Marche, Provincia:Pesaro e Urbino, Comune:- を選択
- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Pesaro e Urbino (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年2月20日閲覧。
- ^ “マルケ州のチーズ”. イタリア・マルケ州政府観光局公式日本語サイト. 2016年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月6日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 県公式サイト (イタリア語)
「Province of Pesaro and Urbino」の例文・使い方・用例・文例
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 篏入的 r 音 《英音の India office /ndiərfɪs/の /r/の音》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- は of の誤植です.
- を off と誤植する.
- あいまい母音 《about, sofa などの /ə/》.
- 副詞的小詞 《on, in, out, over, off など》.
- 迂言的属格 《語尾変化によらず前置詞によって示す属格; たとえば Caesar's の代わりの of Caesar など》.
- çon of garlic [humor]. それにはガーリック[ユーモア]がちょっぴり必要だ.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Committee of Ways and Means 歳入委員会.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- (違法罪―a sin of commission―に対する)怠惰罪
- 『each』、『every』、『either』、『neither』、『none』が分配的、つまり集団の中の1つのものを指すのに対し、『which of the men』の『which』は分離的である
- 『hot off the press(最新情報)』は『hot(最新の)』の拡張感覚を示している
- 『Each made a list of the books that had influenced him』における制限節は、リストに載った本を制限節で定義された特定の本だけに制限する
- 臨床的鬱病を治療するのに用いられる三環系抗鬱薬(商品名ImavateとTofranil)
- 『sunshine-roof』は『sunroof(サンルーフ)』に対する英国の用語である
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