Process.Kill メソッド
アセンブリ: System (system.dll 内)



CloseMainWindow がプロセスの終了を要求するだけなのに対して、Kill は強制的にプロセスを終了します。グラフィカル インターフェイスを持つプロセスを実行するときは、メッセージ ループは待機状態です。メッセージ ループは、オペレーティング システムによって Windows メッセージがプロセスに送信されるたびに実行されます。CloseMainWindow を呼び出すと、メイン ウィンドウを閉じる要求が送信されます。適切に構成されたアプリケーションでは、これにより子ウィンドウも閉じられ、そのアプリケーションのために実行されているすべてのメッセージ ループが終了します。CloseMainWindow を呼び出してプロセスの終了を要求しても、アプリケーションは強制終了されません。アプリケーションでは、終了前にユーザーに確認を求めたり、終了を拒否できます。アプリケーションを強制的に終了するには、Kill メソッドを使用します。CloseMainWindow の動作は、システム メニューを使用してアプリケーションのメイン ウィンドウを閉じるときと同じです。そのため、メイン ウィンドウを閉じてプロセスの終了を要求しても、アプリケーションはすぐには強制的に終了されません。
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Kill メソッドは非同期的に実行されます。Kill メソッドを呼び出した後、WaitForExit メソッドを呼び出してプロセスが終了するのを待つか、HasExited プロパティをチェックしてプロセスが終了したかどうかを確認します。 |
プロセスによって編集されたデータまたはプロセスに割り当てられたリソースは、Kill を呼び出すと失われることがあります。Kill はプロセスの異常終了を発生させるため、必要なときにだけ使用してください。CloseMainWindow を使用すると、プロセスを手順に従って終了させ、すべてのウィンドウを閉じることができるため、インターフェイスのあるアプリケーションにはより適切です。CloseMainWindow が失敗した場合は、Kill を使用してプロセスを終了できます。グラフィカル インターフェイスのないプロセスを終了させるには、Kill が唯一の方法です。
Kill と CloseMainWindow を呼び出すことができるのは、ローカル コンピュータで実行されているプロセスだけです。リモート コンピュータ上のプロセスは終了できません。リモート コンピュータ上で実行中のプロセスは、情報の表示だけができます。


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


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