PerformanceCounter.InstanceName プロパティ

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

PerformanceCounter.InstanceName プロパティ

このパフォーマンス カウンタのインスタンス名を取得または設定します。

名前空間: System.Diagnostics
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Property InstanceName As
 String

Visual Basic (使用法)

Dim instance As PerformanceCounter
Dim value As String

value = instance.InstanceName

instance.InstanceName = value

C#

public string InstanceName { get;
 set; }

C++

public:
property String^ InstanceName {
    String^ get ();
    void set (String^ value);
}

J#

/** @property */
public String get_InstanceName ()

/** @property */
public void set_InstanceName (String value)

JScript

public function get InstanceName
 () : String

public function set InstanceName
 (value : String)

プロパティ値
パフォーマンス カウンタ カテゴリ インスタンスの名前。単一インスタンス カウンタの場合は空の文字列 ("")。

解説

メモ
インスタンス名は 128 文字未満であることが必要です。

場合によっては、カテゴリがインスタンスに再分割されることがあります。インスタンスは、カテゴリに関連するオブジェクトの複数の出現に関するデータを追跡します。インスタンスは、個別のカウンタではなく、カテゴリ全体に適用されます。カテゴリ内のすべてのカウンタのそれぞれに、カテゴリに定義されたインスタンスがあります。たとえば、Process カテゴリには、Idle および System という名前のインスタンスがあります。そのため、Process カテゴリ内の各カウンタには、各インスタンスのデータが格納され、アイドル プロセスまたはシステム プロセスに関する情報が表示されます。

複数のインスタンスが含まれるカテゴリは多くありません。そのため、このプロパティを空のままにして、カテゴリに関連付けられているインスタンスがないことを示すことができます。

この PerformanceCounter インスタンスが非カスタム カテゴリを指す場合、選択できる対象は既存のカテゴリ インスタンスだけです。新しいカテゴリ インスタンスを作成できるのは、カスタム カテゴリだけです。カスタム カテゴリによって、必要な数のカウンタとカテゴリ インスタンスを定義できます。

パフォーマンス カテゴリ インスタンスを作成するには、PerformanceCounter コンストラクタで instanceName を指定します。instanceName で指定されたカテゴリ インスタンスが既に存在する場合、新しいオブジェクトは既存のカテゴリ インスタンスを参照します。

メモ
インスタンス名には、"("、")"、"#"、"\"、"/" を使用しないでください。このいずれかの文字が使用されている場合、パフォーマンス コンソール (「ランタイム プロファイリング」を参照) でインスタンスの値が正しく表示されない可能性があります。

インスタンス名が自動的に生成されるときに、"("、")"、"#"、"\"、"/" のいずれかの文字が含まれる可能性がある場合、次の表に示す文字割り当てを使用します。

文字	割り当てられる文字
(	[
)	]
#	_
\	_
/	_

一般的に、無効な文字を含む可能性があるインスタンス名の原因となるのは、AppDomain.CurrentDomain プロパティから取得される AppDomain オブジェクトの FriendlyName プロパティです。

使用例

Visual Basic

Dim PC As New PerformanceCounter()
PC.CategoryName = "Process"
PC.CounterName = "Private Bytes"
PC.InstanceName = "Explorer"
MessageBox.Show(PC.NextValue().ToString())

C#

PerformanceCounter PC=new PerformanceCounter();
PC.CategoryName="Process";
PC.CounterName="Private Bytes";
PC.InstanceName="Explorer";
MessageBox.Show(PC.NextValue().ToString());

C++

PerformanceCounter^ PC = gcnew PerformanceCounter;
PC->CategoryName = "Process";
PC->CounterName = "Private Bytes";
PC->InstanceName = "Explorer";
MessageBox::Show( PC->NextValue().ToString() );

J#

PerformanceCounter pc = new PerformanceCounter();
pc.set_CategoryName("Process");
pc.set_CounterName("Private Bytes");
pc.set_InstanceName("Explorer");
MessageBox.Show(((Single)pc.NextValue()).ToString());

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
PerformanceCounter クラス
PerformanceCounter メンバ
System.Diagnostics 名前空間