PAK DA向けエンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/02 09:04 UTC 版)
「クズネツォフ NK-32」の記事における「PAK DA向けエンジン」の解説
PAK DAに搭載するために開発が進められている。圧縮機とタービンディスクに全ロシア軽合金研究所(VILS)が認定する高強度・高耐熱粒状ニッケル合金VV752PとVV753Pを使用する。 2014年8月、Oboronexpo-2014においてUECの代表はPAK DA向けのエンジンとしてNK-32-2に基づいた新しいエンジンが作られると発言、同年11月7日にプロトタイプが最初のベンチテストを完了したことが報告された。12月にはUECのヴラディスラフ・マサロフ氏はPAK DAのエンジン開発のため320億ルーブルの総予算で契約を結んでいると発言した。 2017年7月、エンジンの設計草案が完成・承認され、設計文書を作成する段階にあることが報告された。同年10月6日、クズネツォフのマネージングディレクターのセルゲイ・パヴリニッチ氏はPAK DAのためのエンジンの作業は計画通りに進んでいると述べた。 2018年10月1日、国家調達のウェブサイトにおいて、クズネツォフがPAK DA用エンジンの開発作業のための入札を行ったことが明らかとなった。入札によれば、エンジンの電子システム(メインおよびサブ)は、30時間続く飛行の性能確保を含む、製品およびシステムの状態の予測を提供する必要があり、燃料供給システムおよび油圧・機械式システムのユニットは0に近い値から2.7Gまでの負の過負荷で動作しなければならない。またマイナス60度からプラス50度の温度でも使用でき、12年の耐用年数を持ち、21年間に拡張できる可能性が必要とされている。
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